「町の修理店でiPhoneのバッテリを替えてしまうと、もうAppleのサポートは受けられないのでしょうか?」 — 当店スマエキでは、このご質問を月に4〜5件いただきます。バッテリの劣化は2〜3年で誰にでも訪れる症状ですが、Apple側との関係が気になって踏み切れない方が本当に多いのです。
大阪・松屋町で2019年からiPhone修理を続けてきた経験から、お客様から実際に寄せられたバッテリ関連の質問をQ&A形式でまとめました。判断材料としてご活用いただければと思います。
純正以外のバッテリに交換した後、Appleサポートは受けられる?
結論から申し上げますと、「バッテリ以外の故障」については、Appleサポートを受けられるケースが多いというのが当店の見解です。Apple公式の修理対応マニュアルでも、サードパーティ製パーツの存在自体で全ての修理を断る運用にはなっていません。
ただし注意点が一つ。Apple側で再度バッテリ交換を依頼する場合、純正バッテリへの交換が必要になることが大半です。当店で交換したバッテリのまま持ち込んでも、Apple側ではそのまま使えないとお考えください。同じ症状の他事例も合わせてご参考になさってください。
画面割れ・カメラ故障・スピーカー不良など、バッテリ以外の不具合についてはAppleサポートで対応されたお客様もいらっしゃいました。経験上、Apple Storeのスタッフによって判断が分かれることもあるようです。
AppleCare+加入中に外部でバッテリ交換すると無効になる?
AppleCare+の保証は、Apple純正以外のパーツに交換した時点で「そのパーツに起因する故障」については保証対象外になります。ただし、AppleCare+全体が無効化されるわけではありません。
例えば当店でバッテリ交換した後、別の日に画面を落として割ってしまった場合、AppleCare+の画面修理サービスは引き続き使えるケースが多いというのが実状です。Appleの規約上は「交換部品が故障原因の場合のみ対象外」という建付になっています。
とはいえ、AppleCare+加入中の方には、保証期間内はApple Storeでの純正交換をおすすめすることが多くあります。当店にお越しになる方の多くは、AppleCare+の有効期限が切れた、もしくは未加入の機種でいらっしゃるパターンが中心となっています。
「重要なメッセージ」表示の意味は何?
iPhone XR以降の機種で社外バッテリに交換すると、「設定」→「バッテリ」の画面に「重要なメッセージ:このiPhoneでApple純正バッテリの確認ができません」という表示が出ます。お客様から「これは故障ですか?」とよく聞かれますが、故障ではありません。
これはApple側がIC認証で「純正かどうか」を判定している仕組みで、社外バッテリ・他端末から流用した純正バッテリのいずれでも表示されます。バッテリの動作自体には影響がなく、充電・放電・性能ともに通常通り使えます。同じ症状の他事例でもこのメッセージについて触れていますので、気になる方はご一読ください。
当店ではメッセージが表示されることを必ず事前にお伝えしてから施工しています。表示が気になる方は、Apple Storeでの純正交換も選択肢の一つとなります。
純正同等バッテリで容量100%表示は維持される?
新品の純正同等バッテリに交換した直後は、多くの場合「最大容量」欄に100%と表示されます。当店で取り扱っている純正同等品では、容量表示が出るケースが大半でした。ただし機種・ロット・iOSのバージョンによって、表示が「ーー%」や「不明」となるパターンもあります。
表示の有無で性能差はないというのが当店の見解ですが、容量表示にこだわりのある方は事前にお伝えください。iPad画面割れ修理の流れと同様、iPhoneのバッテリ交換でも作業前に表示仕様についてご説明しています。
AppleCare+が切れた後のバッテリ交換、どんな選択肢がある?
AppleCare+の有効期限が切れた後のバッテリ交換は、大きく分けて三つの選択肢があるとお考えください。第一に、Apple Storeまたは正規プロバイダでの純正交換。第二に、当店のような町の修理店での社外バッテリ交換。第三に、機種を買い替える、です。
機種が古くなるほど、Apple側でも純正バッテリの在庫が確保できないケースが増えてきます。iPhone 8やiPhone Xなど発売から5年以上経った機種では、Apple Store側で「対応不可」と案内されることもあるようです。
当店では2019年の創業以来、iPhone 6sから最新機種まで幅広く対応してまいりました。古い機種であっても部品の在庫がある限り対応可能です。修理料金の目安はお問い合わせフォームよりご確認ください。
中古売却前のバッテリ交換、戦略としてアリ?
iPhone本体を売却する前にバッテリを交換しておくべきか、というご質問もよくいただきます。当店の感覚では、買取査定額が上がる可能性があるパターンと、そうでないパターンに分かれるようです。
買取業者によっては「最大容量80%以下」を減額対象にしているところがあり、その場合は事前のバッテリ交換が査定額アップに繋がるケースもあります。一方、純正以外のバッテリに交換した端末は査定額を下げる業者もありますので、売却先の査定基準を事前に確認されることをおすすめします。
個人売買(メルカリ・ラクマなど)で売却する場合は、「バッテリ最大容量100%、社外品交換済み」と明記して出品するパターンが多いように見受けられます。大阪・松屋町スマエキでは売却前のバッテリ交換のご相談も承っています。
交換後の充電サイクルカウントはどうなる?
iPhoneの「設定」→「バッテリ」→「バッテリの状態と充電」内に「充電回数」(iOS 17以降)という項目があります。バッテリ交換後、この数値はリセットされて0からカウントし直しになるのが基本です。
ただし、社外バッテリ・他端末から流用した純正バッテリの場合、IC側のデータ読み込みの兼ね合いでサイクルカウントが正確に表示されないこともあります。当店では新品バッテリでの施工を基本としていますが、サイクル表示については施工前にご質問いただければお答えしています。
修理に関する記事は修理ブログ一覧にもまとめてありますので、合わせてご覧ください。
他にも気になる質問がありましたら、お気軽にお問い合わせフォームまたは公式LINEよりご相談ください。月に何件もいただいている定番のご質問から、機種特有のニッチなお話まで、当店スマエキでわかる範囲でお答えしてまいります。今回ここに載せられなかった質問も、随時ブログにて取り上げていく予定です。
よくある質問
社外バッテリに交換した後、Apple Storeで他の修理は受けられますか?
バッテリ以外の故障については対応可能なケースが多いというのが当店の見解です。ただしApple側で再度バッテリ交換を依頼する場合、純正バッテリへの交換が必要になることが大半となっています。
「重要なメッセージ」表示は故障ですか?
故障ではありません。Apple側がIC認証で純正かどうかを判定している仕組みによる表示で、バッテリの動作自体には影響がなく通常通り使えます。
AppleCare+加入中に外部でバッテリ交換するとどうなりますか?
交換部品に起因する故障についてはAppleCare+の保証対象外になりますが、画面割れなど別原因の修理サービスは引き続き使えるケースが多くなっています。
新品の純正同等バッテリに交換すれば容量は100%表示されますか?
多くの場合100%と表示されます。ただし機種・ロット・iOSのバージョンによっては表示が出ないパターンもありますので、気になる方は事前にお問い合わせください。
古いiPhoneでもバッテリ交換に対応してもらえますか?
当店では2019年の創業以来、iPhone 6sから最新機種まで対応してまいりました。古い機種でも部品の在庫がある限り対応可能となっています。
コメント 0