iPhoneのバッテリーはリチウムイオンポリマー式で、充放電を繰り返すと内部の電解液が分解され、ガスが発生します。2019年創業の当店では、月に10件以上のバッテリー交換を実施しており、そのうち約2割は膨張を伴うケースです。特に2017年以前のモデルに多く見られます。
このガスがセル内部に溜まると、バッテリーが物理的に膨らみ始めます。
膨張の進行度合いは個体差が大きく、使用環境や充電習慣に左右されます。当店の経験では、高温多湿の場所で充電しながら使っている機種ほど、早期に膨張が始まる傾向があります。例えば、直射日光の当たる車内や、布団の中での充電は避けたほうが無難です。実は今日も、バッテリー残量表示が不安定になったiPhone XRが持ち込まれました。診断したところ、内部抵抗が設計値の2倍に上昇しており、膨張の初期段階と判断しました。
交換時期の目安として、最大容量が80%を切ったら交換推奨とされていますが、膨張の場合はそれ以前でも危険です。具体的な症状としては、ディスプレイが浮く、タッチ感度が鈍る、筐体にひび割れが生じるなど。先日も、背面ガラスが浮いてきたiPhone 8 Plusをお預かりしました。
「まだ使えるから」と放置してしまうケースが多い。
しかし、膨張したバッテリーをそのまま使い続けると、基板に圧力がかかり、ロジックボードのパターン断線やコネクタ破損を引き起こすリスクがあります。修理費用がバッテリー交換の3倍以上に跳ね上がる事例も少なくありません。当店では、バッテリー交換の際に当店実績では基板への影響をチェックし、必要に応じて同機種の他症状の修理事例も参考にしながら総合的に診断しています。交換作業自体は約30分(在庫ありの場合)で完了しますが、圧着工程をしっかり行うため、お預かり時間は1時間程度見てください。詳細な修理の流れは修理ブログ一覧でもご紹介しています。
分解前のお見積もりは無料です。気になる症状があれば、早めの点検をおすすめします。
よくある質問
バッテリーが膨張したまま使い続けるとどうなりますか?
基板に圧力がかかり、ロジックボードの断線やコネクタ破損の原因になります。最悪の場合、修理費用が大幅に増加するため、早めの交換をおすすめします。
バッテリー交換の所要時間はどのくらいですか?
在庫がある場合、作業自体は約30分ですが、圧着工程を含めて1時間程度のお預かり時間をいただきます。
純正バッテリーと互換バッテリーの違いは?
純正品はAppleの安全基準を満たしていますが、互換品はコスト面で有利な一方、品質にばらつきがあります。当店では信頼性の高い互換バッテリーを使用し、3ヶ月の動作保証を付けています。
画面割れとバッテリー膨張が同時に起きた場合、修理可能ですか?
可能です。まず基板診断を行い、両方のパーツ交換で対応します。ただし、基板にダメージが及んでいる場合は追加の修理が必要になることもあります。
郵送での修理は可能ですか?
はい、可能です。特商法に基づく表記は<a href="{INTERNAL:apple}">修理保証について</a>のページをご確認ください。お送りいただく前に、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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