iPhoneはガラスと金属製だから硬いはず…?
スマートフォンやiPhoneというと、ガラスと金属でできているから非常に硬いと考えている人がほとんどでしょう。
しかし正直なところ、実際には意外と簡単に曲がってしまったり、割れてしまうことがあります。
表面のガラスについては落下時の衝撃で割れるので、ほとんどの人が画面割れを経験したことがあるかと思いますが、フレーム自体が曲がったことはどうでしょう?
何かにぶつけてフレームが凹んでしまったという経験があっても、へ字に曲がっていることに自分で気づいた、という人は極めて少ないです。
修理に出した時に指摘されて初めて気づく、というケースが大半なのが実情です。
今回はiPhone 7が湾曲してしまうと、具体的にどんなトラブルが発生するのか、どのようなリスクがあるのかについてお話しします。そして対策方法も合わせてご提案します。
iPhone 7って簡単に曲がるの?
iPhoneは過去のシリーズも新型も、実は湾曲するリスクを抱えています。
素材そのものの問題も多少はありますが、そもそも金属の強度というのは、それほど高くないものが多いです。
指輪なんかでも毎日つけてると、知らないうちに曲がってる、なんてことがほとんどです。金製品は特に曲がりやすいですからね。
ここではiPhone 7で使われている金属の種類と、どういった衝撃に弱いのかを説明します。
iPhone 7のフレームは何でできている?
iPhone 7のフレームは「アルミニウム」だと言われることもありますが、正確には「アルミ合金」が採用されています。
アルミ合金とは、アルミニウムに他の金属を混ぜたもので、JIS規格ではそれぞれをX000番台で分類しています。
何も混ざっていないアルミは1000番台、銅が混ざったものは2000番台、マンガンが混ざったものは3000番台、というように分けられます。
iPhone 7のフレームに使用されているのは、亜鉛とマグネシウムが混ざった7000番台の、強度が高いアルミ合金です。
でも曲がる。なぜ?
強度が高いアルミ合金が使われていると言いましたが、しょせんはアルミです。
身近な例で言えば、アルミ缶の強度は非常に低く、女性でも簡単につぶせますよね。
確かに、iPhone 7のアルミ合金は強度が悪いわけではありませんが、カチカチに硬いとも言えません。
だから圧力をかけたり、重い物を置くと曲がってしまいます。
iPhoneが曲がりやすいのはこんな時です。パンツのポケットに入れたまま座っても画面は割れませんが、圧力でフレームが湾曲したり、バンカーリング装着時に画面の上から何か乗せた重さで曲がったり。
あるいは落下時の衝撃で変形したり、フレームがボコボコに凹んだり、といったことも多いですね。様々な状況で起こる可能性があります。
自分のiPhoneが曲がってないか確認する方法
お持ちのiPhoneが湾曲していないか、確認する方法をお教えします。
カバーやアクセサリーを外して、フラットな机や板に置きます。
カメラ部分が出っ張ってるので、その部分を避けた状態で対角線上の角を押して、カタカタと浮きがないか表裏両方で確認します。
湾曲がある場合はカタカタしてしまいますので、無理に直そうとせず、これ以上曲がらないよう注意して使いましょう。
もう一つの曲がる原因:バッテリー膨張
圧力や重さによる湾曲とは別に、気をつけるべきなのがバッテリーの膨張による曲がりです。
この場合、裏面のフレームが曲がることは少ないですが、バッテリーが膨張して画面が押し上げられてしまい、ひどいと画面が外れることもあります。
ただし、膨張したバッテリーは発煙や発火につながる可能性があって、非常に危険です。
無理に画面を押し込んだり、歪みを確認しようとしてバッテリーを刺激すると危険なので、急いで修理に出してください。
湾曲や変形が起こすトラブル
iPhoneが変形しやすい、というのは全てが危険という意味ではありません。
軽い湾曲は仕方ない部分もありますし、四隅の凹みなんかは使ってるとどうしても生じる打痕です。
しかし湾曲や打痕が度を超えると、危険な要因になってしまいます。
ディスプレイへの影響
大きな湾曲があると、ディスプレイがフレームにしっかり嵌らず浮いてきたり、画面のガラスが剥離したり、液晶不良やタッチ不良が起きることがあります。
液晶やタッチの不良は、湾曲による圧力で一時的に症状が出てるだけのケースが多いですが、ひどい場合は湾曲の影響で液晶やタッチセンサーそのものが故障していて、改善しないこともあります。
実際に開けてみると、アルミは叩くと伸びる性質があるので、画面交換が必要になった時、フレームの縁が衝撃で内側に伸びてしまっていて、古い画面は外せても新しい画面パーツがフレームに嵌まらない、というトラブルもあります。
バッテリーへの影響
フレームの湾曲に伴い、バッテリーが正常に機能しなくなったり、曲がりが原因で膨張してしまうこともあります。
充電ケーブルを挿しても充電されなくなったり、バッテリーが動作せず起動できなくなってAppleロゴループになることもあります。
基板やその他部品への影響
本体の基板が湾曲の影響を受けて故障した場合、不具合のあるパーツを交換しても改善しません。
というのも、電子基板はiPhoneの心臓に相当するからです。
他のパーツがどんなに健全でも、電子基板が故障していれば起動することすら難しくなります。
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