先日、iPhone 8の画面が割れたというお客様が来店されました。お話を伺うと、ネットで安い液晶パネルを購入し、自分で交換を試みたとのこと。ところが、元々割れていただけの画面が、交換後はタッチが全く効かなくなり、バックライトも一部分しか点灯しない状態に。お客様は「説明書通りにやったのに」と落胆されていました。
正直、こういうケースは月に3~4件はあります。
当店では、自分で修理を試みた端末が持ち込まれるたびに、分解時の傷や部品の適合ミスが原因で、本来より修理が難しくなっている例をよく見かけます。このお客様の場合も、液晶コネクタを無理な力で引き抜いた跡があり、基板側のソケットが微妙に変形していました。
これではタッチが効かなくなるのも当然です。
元々の割れは、幸いにも表示部分は正常で、タッチも反応していました。つまり、割れたガラスだけの交換で済んだはずの状態です。しかし、DIYでの失敗により、基板のソケット修理まで必要になり、作業範囲が広がってしまいました。当店では、まず基板診断でソケットの状態を確認し、精密なピン曲がり修正を行いました。その後、純正同等品質の液晶アセンブリに交換し、タッチと表示の完全復旧を確認。お預かり時間は約1時間30分(通常の画面交換は30分程度)と、結果的に長引いてしまいました。
お客様は「もっと早く持ってくればよかった」と反省されていましたが、無事に元通り使えるようになり、ホッとされていました。
ここからが今回の教訓です。
iPhone 8の画面交換は、一見簡単そうに見えますが、実際にはいくつかの落とし穴があります。まず、市販の安価な液晶パネルは、タッチ感度や色味が純正と大きく異なるものが多く、弊社でテストしたところ、3割以上の製品で動作不良が確認されています。また、分解時に使う工具の精度も重要で、百均のドライバーではネジ山を舐めてしまう危険あり。さらに、静電気対策を怠ると、基板上のICを破壊する可能性もあります。これらのリスクを考えると、専門店に依頼する方が、時間的にも費用的にも結局は安く済むケースがほとんどです。何より、データを失うリスクを減らせます。

よくある質問
自分で画面交換した場合、データは消えますか?
データは基本的に消えませんが、修理中の静電気や誤った操作で基板が故障し、復旧困難になるリスクがあります。当店ではほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能ですが、重度の故障時は事前バックアップを推奨しています。
画面割れを放置するとどうなりますか?
割れが広がり、タッチ不良や液晶漏れ、最終的に画面が映らなくなることがあります。早めの修理がおすすめです。
修理にかかる時間はどのくらいですか?
機種や症状によりますが、通常の画面交換で約30分~1時間を目安としています。ただし、混雑状況や部品在庫によって前後します。
保証はありますか?
交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れなどの使用上トラブルは対象外。詳細は<a href="{INTERNAL:apple+screen-crack}">修理保証規約</a>をご確認ください)。
郵送での修理は可能ですか?
はい、全国から配送修理を受け付けています。詳しくは<a href="{INTERNAL:apple}">配送修理のご案内</a>をご覧ください。
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