先日、ネットで買った充電口モジュールを自分で交換しようとしたiPhone 13が持ち込まれました。
「充電できなくなったから、部品を買って自分でやってみたんです。そしたら、全く認識しなくなってしまって…」とお客様。当店では月に3~4件、こうしたDIY修理の後遺症で来店されるケースがあります。特に充電口周りは細かいピンが並んでいるので、無理にこじ開けようとすると隣のピンを曲げてしまったり、静電気で基板をやったりするリスクが高い。このケースも、交換時にフレックスケーブルを引きちぎった上、静電気で近くの充電ICまで飛ばしてしまったようでした。本来なら部品代だけで済んだ修理が、結果的に基板修理まで必要になる。その差は軽く1万円以上。正直なところ、自分でやるにはハードルが高い部分です。
被害はさらに広がっていました。
充電口から入った異物が、コネクタ内部のピンをぐちゃぐちゃに折り曲げていただけでなく、フレックスケーブルの付け根にあるチップコンデンサもひび割れていた。これ、よくあるパターンで、力を入れて差し込もうとしたときに基板に亀裂が入るんです。お客様は「ちょっと力を入れただけ」と言っていましたが、その一押しで修理費が倍になるケースは珍しくありません。
修理の方針はこう決めました。まず、破損した充電口モジュールとフレックスケーブルを交換。さらに、負荷がかかってショート気味だった充電IC周辺を確認し、該当するチップを入れ替え。作業時間は約1時間半。正直、部品交換だけなら30分で終わる作業ですが、基板レベルで被害が出ると倍以上の時間がかかる。当店では、預かり修理が基本ですが、このケースは部品在庫があったため当日中にお返しできました。
交換後の充電テストは3回、放電と充電を繰り返して確認。特に異音や過熱がないことをしっかりチェックしました。お客様も「ちゃんと直って良かった」と安心されていました。ただし、一度基板にダメージが入るとほぼは元通りにならないこともあるので、そこはきちんと説明しています。
ここで一つ、大事な教訓です。
今回の事例で言えるのは、DIY修理の3つの壁。1つ目、工具と知識の精度。充電口のピンは1mm未満の世界、専用工具なしではまず無理。2つ目、静電気対策。冬場や乾燥した部屋でやると、ほぼ確実に静電気が飛ぶ。3つ目、認証部品の調達難易度。ネットで数千円のモジュールは非純正品で、動作保証がなく、最悪発火のリスクもある。当店では交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなどの使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)をつけていますが、非純正部品ではそもそも保証が難しい。結局、プロに任せるのが結果的に安くて確実というのが、月に何件も見てきた実感です。
この先、同じようなトラブルを防ぐためには、自分でやらずにまず相談するのが一番。当店では分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です。充電不良でお困りなら、大阪・松屋町スマエキまでお問い合わせフォームよりご連絡ください。その他、修理保証についてやGalaxy水没修理のご相談、iPhoneのバッテリー交換について、他の修理メニュー、ご来店の流れもご覧いただけます。
よくある質問
自分で充電口を交換しようとしたら認識しなくなった。直りますか?
当店では、破損した部品交換と基板修理で対応可能です。ただし、ピン曲がりや基板損傷の程度により修理可否・費用が異なります。まずはお問い合わせフォームからご相談ください。
iPhoneの充電不良で多い原因は何ですか?
充電口内部のホコリ詰まりや接触不良が最も多いですが、最近は純正品でない充電ケーブルやアダプタ使用によるトラブルも増えています。また、落下や水没による内部損傷も原因としてよく見られます。
修理にかかる時間はどれくらいですか?
充電口の交換だけなら約30分程度ですが、基板修理が必要な場合は1時間半~2時間程度かかる場合があります。在庫状況・混雑状況によりお預かりになることもあります。詳細はお問い合わせください。
修理後の保証はありますか?
交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)。
料金はいくらですか?
機種・症状により異なります。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。分解前のお見積もりは無料です。
コメント 0