お風呂でiPhone XRを水没——お客様の悩み
先日、当店に慌てた様子で駆け込んできたお客様がいらっしゃいました。
「お風呂に浸かってて、つい手を滑らせてしまって…。耐水性能があるから大丈夫だと思ったんですけど、急に電源が切れました。」

iPhone XRはIP67の耐水性能をうたっていますが、実際にはお風呂の湯船に落とせば水没するケースは少なくありません。
当店では月に3〜4件、水没のご相談があります。特に浴室での事故が多く、耐水性能を過信してしまう方がほとんどです。このお客様も、「まさか」という表情でした。詳しくはiPad画面割れ修理の流れも参考にしてください。
水没診断:腐食の程度をチェック
まずは電源が入らない状態のまま、内部を確認します。
「これ、ちょっと厳しいかもしれないですね」と正直にお伝えしました。液晶側からも水のあとが見えました。分解してみると、基板周辺に白い腐食が広がっていました。特にコネクタ部分は緑色の錆が出ていて、このまま放置するとさらに悪化します。
耐水性能はあくまで新品状態でのお話。経年劣化でシールが弱っていることも多く、今回も密閉が甘くなっていた可能性が高いです。
診断結果は「基板腐食レベルは中程度、クリーニングと一部部品交換で復旧可能」と判断しました。お客様からは「なんとかしてください」と強いご依頼をいただき、修理を承ることに。
修理工程:分解・洗浄・動作確認
修理は分解から始まります。基板を丁寧に取り外し、超音波洗浄機で腐食部分を落とします。
「この作業が一番の肝ですね」とスタッフとも話しながら、目視とテスターで一つ一つ確認。水没でよくやられるのは電源IC周りや充電コネクタ。今回は充電コネクタも交換が必要と判断、手持ちの良品に付け替えました。
洗浄後、仮組して電源投入。見事にAppleロゴが表示されました。その後の動作確認も問題なく、ほっと一息。
お時間は約2時間ほどいただきましたが、お客様には店内でお待ちいただきました。その際、よくある質問のページもご案内しています。
修理完了後:お客様の反応とその後
「直ってよかった!これでまた使えます」とお客様は大喜び。
データも無事で、バックアップも取っていなかったとのこと。私たちとしても、無事に復旧できて本当に良かったです。
店主からの一言──今回の修理を振り返って、やはり耐水性能はあてにしすぎないほうがいいと改めて感じました。お風呂での使用はなるべく避け、もし水没したらすぐに電源を切って乾燥させるのがベストです。後日、お客様から「今は防水ケースを使ってます」と連絡があり、嬉しい限りです。
その他の修理事例は修理ブログ一覧でご確認いただけます。また、他機種の水没修理にも対応しておりますので、Galaxy水没修理のご相談もお気軽にどうぞ。修理に関するご質問はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
よくある質問
iPhone XRの耐水性能はどのくらいですか?
IP67等級で、水深1メートルに30分耐えられる設計ですが、経年劣化や使用状況により実際の耐水性能は低下します。お風呂などの湯船に落とすと水没するリスクがあります。
水没したらまず何をすべきですか?
すぐに電源を切り、乾いた布で水分を拭き取ってください。絶対に充電や電源投入はせず、専門店にご相談ください。当店では分解前のお見積もりは無料です。
水没修理にはどのくらい時間がかかりますか?
腐食の程度によりますが、軽度で約1〜2時間、重度だと半日以上お預かりする場合もあります。お急ぎの方はお問い合わせ時にご相談ください。
データは残りますか?
ほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能です。ただし基板修理や重度の腐食がある場合は事前にバックアップを推奨します。修理後の動作保証については保証規約をご確認ください。
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