失敗の経緯
先日、ネットでバッテリー部品を購入し自分で交換を試みたiPhone 12が当店に持ち込まれました。お客様は「充電できなくなった」と困り果てた様子。話を聞くと、純正ではない互換バッテリーをAmazonで購入し、公開されている分解動画を見ながら作業したとのこと。ところが、バッテリーコネクタを外す際に基板のランドを破損してしまったらしい。

「動画では簡単そうに見えたんですが…」とおっしゃっていました。
実はこうしたケース、当店では月に3〜4件は発生しています。特にiPhone 12以降の機種はコネクタが細かく、初心者が工具なしで外そうとするとリスクが高い。静電気や力加減で簡単に破損してしまいます。ネット上の情報だけでは気づけない注意点が多く、結果的に修理代が高額になることも少なくありません。お客様の場合、バッテリー交換どころか基板修理が必要な状態になっていました。
自己修理による基板損傷は、保証対象外となる場合がほとんど。部品代より修理代が高くなることも。
被害状況
内部を確認すると、バッテリーコネクタのすぐ横にあるチップコンデンサが欠損していました。おそらく工具を滑らせて接触させたのでしょう。さらに、バッテリーボード自体にもひび割れが。これでは充電回路が正常に動作しません。
正直なところ、この程度の損傷なら基板修理は可能ですが、追加の費用と時間が発生します。
「まさかこんなことになるとは…」お客様は悔やんでいました。
修理での回復
当店では、欠損したチップコンデンサを補修し、バッテリーコネクタのソケットを交換。さらに純正のバッテリーを使用して再組み立て。作業時間は約90分。修理後は問題なく充電できるようになり、お客様もほっとされていました。バッテリー交換のみなら30分ほどですが、基板修理が入ると時間がかかるケースもあります。
交換した部品には3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は修理保証規約をご確認ください)を付けています。
「もう自分では触りません」と笑顔でお帰りになりました。
今後への教訓
今回のケースから、DIY修理には以下の3つの壁があることが分かります。1つ目は工具の精度。専用のピンセットやヒートガンが必要な場面もあります。2つ目は静電気対策。人体から放電する静電気でICが死ぬことがあります。3つ目は認証付き部品の調達難易度。特にiPhoneはバッテリー認証があり、交換後に警告表示が出ることが多い。純正同等品を選ぶには知識が必要です。
「簡単そうに見えても、実際はプロの経験がものを言います。大切なiPhoneを守るためには、信頼できる修理店を選ぶのが結局は近道かもしれません。」
なお、当店は大阪・松屋町にあり、営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)。Galaxy水没修理のご相談も承っておりますが、iPhone修理がメインです。修理保証についてや同じ症状の他事例もご覧いただけます。また、他の修理メニューもご用意しています。
よくある質問
自分でバッテリー交換したら充電できなくなった、直せますか?
多くの場合修理可能です。基板やコネクタの損傷状況によりますが、当店では経験豊富なスタッフが対応します。
DIY修理のリスクは?
静電気や力加減で基板を傷めるリスクがあり、修理代が高くなることもあります。事前にご相談ください。
バッテリー交換の保証は?
交換部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外)が付きます。
修理の時間はどのくらい?
バッテリー交換のみなら約30分、基板修理が入ると約90分が目安です(混雑状況により前後)。
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