お客様のお困りごと
先日、京都河原町からお持ち込みいただいたXperia 10 III。お客様のお話では「スマホを落とした衝撃で、ケースを外したらSIMキャップが取れてしまい、中のSDカードとSIMカードが取れなくなってしまった」とのことでした。ぶっちゃけ、このようなご相談は意外に多いんですよ。
受付時の状況確認
Xperia 10 IIIのSIM仕様
Xperiaシリーズの中でもXperia 10 IIIはデュアルSIM対応で、SIMトレー(カードスロット)の上下にそれぞれSIMカードとSDカードをセットする仕様になっています。このトレーキャップが取れるというご依頼は、ぶっちゃけ思ってる以上に多いんです。
破損の原因
原因は大きく分けて2つ。まず、落下による物理的な衝撃。そしてもう1つが、SIMトレーがプラスチック製であるため、抜き差しの力加減を誤ったり、経年劣化で脆くなっていたりすることですね。今回のお客様のケースでは、折れた箇所がかなり悪い状態だったので、外部からのピンセット等での救出は難しそうでした。
分解による強制排出修理
修理前の状態
見てみると、SIMトレーの中身がギッチリと詰まった状態。正直、外からピンセットなどでなんとかしようとするのは危険です。無理にこじ出そうとすると、SIMやSDカードの読み込み端子を傷つけてしまい、その後カードが認識しなくなるリスクがあるんですよ。だからこそ、分解して内部からのアプローチが確実なわけです。
分解工程
まず背面パネルから丁寧に剥離していき、基板を取り外します。すると、SIMスロットの横に1本のレバーが見えます。このレバーを押すことで、中に詰まったSIMトレーを強制的に排出できるんです。ここが面白いところで、ピンを差し込んで取り出すタイプではなくても、こういったトラブル時に対応できるよう設計されているあたり、さすがSONY製だなって感じがします。ただし問題は、このレバーが外側からは操作できないってことぐらい。だから分解が必要になるわけですね。
修理完了と各項目確認
事前に取り寄せておいた新しいSIMトレーを装着して、しっかり動作確認を進めていきます。SDカードはちゃんと認識しているか、通信はできているか、そしてトレーがスムーズに抜けるか。これらすべてを確認してから、お客様にお返しします。
今回の修理から学ぶこと
無理な取り出しはリスク
大事なポイントなんですが、「データがどうなってもいい」「その後その端末が使えなくなってもいい」という覚悟があれば別ですが、そうでなければ無理に自分で取り出そうとするのは避けたほうが無難です。読み込み部分を傷つけてしまったら、さらに修理に費用と時間がかかってしまいます。
SIMトレーは意外と脆い
正直なところ、ピン式でないSIMトレーって基本的に脆いんですよ。これはXperia以外にもAQUOSシリーズでもよく同様のご依頼をいただきます。構造上どうにも出来ない部分なので、日々の使用では慎重に抜き差ししていただくしかありません。ケースを外すときも、SIMトレーが一緒に浮き上がってないか、ちょっと気をつけていただきたいですね。
当店でのSIM関係の対応
当店では、SIMの取り出しだけであれば基本的に1~2時間で対応可能です。状態によっては確認作業から入りますので、ご安心ください。修理前にしっかりお客様と相談してから作業に入りますので、少しでも心配なことがあればお気軽にお問い合わせください。
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