先日、大阪市内からお越しのお客様。お持ちいただいたのはiPhone 13 Pro。画面右下から斜めにひびが入り、さらに音量ボタンがまったく押せないとのこと。「落とした拍子に脇に向けてしまって…」と苦笑い。よくある衝撃割れのパターンですが、今回はボタンも一緒にやられてしまったようです。
「電源は入るんですけど、タッチが効かない部分があって。ボタンも固まってしまって」

実は当店、月に3-4件はこの複合症状で来店があります。特に通勤時間帯の事故が多く、出張前の方や仕事のメインで使っている方が焦って駆け込まれることも。今回は表示は無事でしたので、まずはガラス交換からスタート。iPhone 13 Proは液晶とガラスが一体型(アセンブリ)ではないため、表側のガラスのみを取り外して新しいものに交換します。コネクタを基板から丁寧に外し、専用の工具で割れたガラスを除去。約30分でガラス交換は完了しました。
問題は音量ボタンです。ボタン自体が物理的に固着しているのか、それとも内部の汚れや経年劣化が原因か。まずはボタンASSYをフレームから取り外そうとしましたが、かなり硬い。エタノールで少しずつ汚れを溶かしながら、慎重にこじっていきます。10年近く使われていた個体ではないものの、使用環境によってはこうした固着が起きるんですね。
なんとか取り外せたボタン周辺を清掃。本体側の接点もきれいに拭き取り、再度組み上げました。
ここで動作確認。ガラスはもちろん、音量ボタンも上下ともしっかり反応するようになりました。
「あ、ちゃんと動く!よかった」とお客様もひと安心。修理時間はトータルで約60分。ガラス交換とボタン修理の同時対応は、一つずつやるよりも効率が良い場合があります。当店では同じ基板にアクセスする修理はできるだけ同時に行うようにしています。お客様の時間も節約できますし、内部を開ける回数が減るのでリスクも低減できます。
ちなみに、こうした複合症状の場合、
もちろん、ご自身での修理やネットで買った部品でのDIYもお考えの方もいらっしゃいますが、やはり専用工具と経験がないと、かえって基板を傷めてしまうことも。当店ではお預かりした端末は技術基準適合確認のうえお返ししています。
店主からの一言──今回の修理を振り返って、複合症状こそ当店の真骨頂だと実感しました。後日、お客様から「また何かあったらお願いします」とメールをいただき、修理って信頼関係が大事だなと改めて思いました。
よくある質問
画面割れとボタン故障が同時に起こった場合、修理は可能ですか?
多くのケースで可能です。当店では同じ基板にアクセスする修理は同時に行うことで効率化しています。ただし、基板故障を伴う場合は別途診断が必要です。
修理時間はどのくらいかかりますか?
ガラス交換とボタン修理を同時に行う場合、約60分ほどお預かりいただくケースが多いです。混雑状況や部品在庫により前後します。
修理後はデータは残りますか?
ほとんどの修理でデータは保持したまま対応可能です。ただし基板修理や水没など重度の故障は事前バックアップをお勧めします。
保証はありますか?
交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご覧ください)。
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