症状:朝は使えてたのに、昼から急に充電できなくなった
先日、スキルワン大阪梅田店にお持ち込みいただいた iPad Air 4 の修理事例です。お客様からお伺いした話では、朝までは普通に充電できていたのに、昼間になって急に反応しなくなってしまったとのこと。落としたわけでもなく、ぶつけたわけでもなく、ただ突然トラブルが発生したらしいです。
詳しい状況をお聞きしてみると、以下のような症状が出ていました:
- 充電ケーブルを差しても、一切反応しない
- ケーブルの角度をいろいろ変えると、一瞬だけ充電が始まることがある
- 純正ケーブルで試しても、別のケーブルで試しても改善しない
こういった症状が出ている場合、原因はほぼ確定です。充電ポート(Lightning ポート)の故障。ぶっちゃけ、この症状パターンほぼ 100% これなんですよね。
なぜ充電ポートが壊れるのか
iPad の充電ポートって、毎日のように抜き差しされるじゃないですか。その繰り返しで、内部の接点がだんだん摩耗していくんです。特に角度を変えると充電される症状は、接点がグラグラになっている典型的な接触不良。年数が経てば経つほど、こういったトラブルは増えていきます。
修理プロセス:基板直ハンダ付けが難所
①分解が大変
まずは iPad Air 4 を分解していきます。iPad って、強力な接着剤で画面をベタッと貼り付けてあるんです。スマホみたいに簡単には開きません。専用の工具と機材を使って、慎重に慎重に…。ここで焦ると画面割ったり、内部ケーブル傷つけたりするので、経験がものを言う作業ですよ。
②充電ポートを取り外す(ここが鬼難しい)
分解して基板が見えたら、次は充電ポート交換です。ここが修理の核心。
iPad Air 4 の充電ポートは、基板に直接ハンダ付けされています。つまり、単に差し込まれてるんじゃなくて、電子部品と同じく半田で基板に接合されているわけです。これを交換するには、ハンダを熱で溶かして、慎重に古いポートを取り外さなければなりません。
ここで失敗すると、基板の銅箔(配線)が剥がれたり、基板そのものが焼けたりするんです。そうなったら修理不可能。だから本当に神経を使う作業なんですよね。専門技術がないと絶対できません。
③新しいポートを取り付け
古いポート取り外したら、新しい充電ポートをハンダ付けで取り付けます。これも同じくらい難しい作業。接点の位置がズレたら充電が認識されなくなるので、細心の注意が必要です。
修理にかかる時間と費用
こういう高度な作業なので、修理時間は 約 2~3 時間 いただいています。
修理費用は 16,280 円(税込・作業料込み) です。(2025 年 3 月現在)
初めて聞くと「けっこう高いな」と感じるかもですが、基板レベルの修理難易度と、部品・工具の費用を考えると、妥当な金額だと思いますよ。
充電ポートの劣化は加速する
最後にアドバイスです。
「充電できない」「反応が悪い」「角度を変えないと充電されない」こういった症状が出たら、放置せずに早めに修理に出すことをおすすめします。ぶっちゃけ、ポートの劣化は使い続けると加速するんです。今はまだ反応することもあるかもですが、そのうち完全に充電できなくなる日も近い。
また、無理に何度も抜き差ししたり、ケーブルを無理矢理差し込もうとすると、ポート周辺の基板も傷んでしまう可能性があります。症状が出たら、迷わずご来店ください。スキルワン大阪梅田店で、高い技術で対応いたします。
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