お客様の症状とご相談

先日、当店にiPod classicをお使いの男性がご来店されました。「右側から音が聴こえない」とのこと。イヤホンを差し込むと左側だけしか音が出ず、イヤホンを少し抜いたり押し込んだりしても変わらないそうです。お客様は「ずっと使ってきたのに急にこうなった」と少し困った様子。当店では月に3-4件、このようなイヤホンジャック関連の症状をお受けします。特にiPod classicは経年劣化でジャックの接点が摩耗しやすい傾向があります。

「とりあえず診断してみましょう」とお声がけし、作業台へ。

診断と原因の特定

まずは手持ちのイヤホンを何本か試してみました。どのイヤホンでも右側が鳴らず、左側は正常。本体のスピーカーからはステレオで音が出ることを確認。つまり、イヤホンジャックの内部で右チャンネルの信号が途切れていると判断しました。原因はジャック内部のバネ接点の劣化か、はんだ部分のクラック。経験上、90%以上の確率でジャック部品の交換で直ります。お客様に了承いただき、修理を進めることに。お見積もりについてはお見積もりのお問い合わせをご利用ください。料金の目安は修理料金の目安でもご確認いただけます。

今回は部品在庫があったため、当日対応可能。ただし混雑状況によりお待ちいただく場合もあります。

修理の工程

分解は慎重に。iPod classicの裏蓋はツメで固定されているため、専用工具でこじ開けます。バッテリーの劣化もチェックしながら内部を取り出し、イヤホンジャックモジュールを外します。交換用のジャックは当店で仕入れている純正同等品。はんだ付けの際は、周辺のフレキケーブルを傷つけないよう細心の注意を。約30分で部品交換が完了。その後、動作確認としてイヤホンとスピーカーの両方でステレオ出力をテスト。左右バランス良く音が出ていることを確認しました。

実はこの作業、慣れないと結構難しいんですよね。

ジャックの向きやケーブルの取り回しを間違えると、組み立て後に圧迫で不具合が出ることがあります。当店ではこの修理を年に50件以上こなしているので、コツを掴んでいます。もし同じ症状でお困りでしたら、Galaxy水没修理のご相談(機種は異なりますが、修理の流れの参考に)や同機種の他症状の修理事例もご覧ください。修理後は、表面の指紋を拭いて、裏蓋を磨いて完了。お客様にお渡しする前に、もう一度全動作確認をしました。

iPod classic speaker 修理事例

修理完了と店主からの一言

お客様に引き渡すと、早速イヤホンを挿して「あ、ちゃんと両方から聞こえる!」と笑顔に。良かったです。当店の保証は交換部品に対して3ヶ月間(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は修理保証規約をご確認ください)。後日、お客様から「また何かあったらお願いします」とメールをいただきました。こういう一言が励みになります。

店主からの一言──今回の修理は比較的シンプルなケースでしたが、iPod classicは部品の入手が年々難しくなっています。お困りの際は早めのご相談をおすすめします。当店では大阪・松屋町で2019年から営業しており、来店修理のほか郵送修理も承っております。お問い合わせはフォームよりお気軽にどうぞ。

よくある質問

iPod classicの右側から音が出ない原因は何ですか?

イヤホンジャック内部の接点劣化やはんだクラックが原因であることが多いです。当店での診断では、ほとんどの場合ジャック交換で改善します。

修理時間はどのくらいかかりますか?

部品在庫がある場合、作業自体は約30分程度ですが、混雑状況によりお待ちいただくことがあります。お預かりの場合は翌日以降のお渡しとなる場合もございます。

修理費用はいくらですか?

機種や症状により異なりますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お見積もりは無料です。

郵送修理は可能ですか?

可能です。郵送での修理も承っております。詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れなどの使用上のトラブルは対象外です。詳細は保証規約をご確認ください)。