先日、Galaxy S20 Ultra 5Gのカメラレンズを自分で修理しようとして、かえって状況を悪化させた端末が当店に持ち込まれました。
「ネットでレンズだけ買って換えようと思ったんですけど…」と話すお客様。割れたレンズをピンセットで引きはがそうとしたらしく、接着剤が残ったまま内部のカメラモジュールに傷がついてしまっていました。月に3〜4件は同様のDIY失敗例が来店する当店、見慣れた光景ではありますが、毎回もったいなさを感じます。
このケースでは、破片がレンズユニットの奥に入り込み、フラッシュの光路も塞いでいました。
修理の工程としては、まずバックパネルを加熱して丁寧に剥がします。Galaxy S20 Ultra 5Gは防水のため接着が強く、専用のヒーターと開口工具が必要です。割れたレンズの残骸を一つずつ除去し、接着面をアルコールで清掃。その後、純正と同等品質の補修用レンズを専用のUV接着剤で固定します。接着剤の硬化には波長365nmのUVライトを約2分照射。最後に防水テスト用のシールを貼り直し、カメラの動作確認(オートフォーカス、フラッシュ、各ズーム倍率)を実施。ここまでで約1時間、無事に修理完了しました。お客様は「最初から持って来ればよかった」と反省されていましたが、後の祭りです。当店では同様の事例を多く扱っており、関連する修理事例もご参照いただけます。
「自分なら簡単にできる」という過信が、余計な出費と時間を生む典型例です。
実はこのお客様、以前iPhoneのバッテリー交換を当店で依頼されたことがある方でした。その時は「プロに任せて正解」と仰っていたのに、なぜかカメラレンズだけはご自分で…。スマホ修理の難易度は部品によって大きく異なります。特にカメラ周りは精密部品が密集しており、少しのミスが高額な修理費用に直結します。iPhoneのバッテリー交換についてでも触れていますが、バッテリーと違いカメラは光学ユニットを含むため、素人では調整が極めて困難です。

今回のケースでは、結果的にカメラユニットそのものは無事だったため、レンズ交換のみで復旧できました。しかし、もし内部のイメージセンサーまで破損していた場合、基板修理が必要になり、費用は数万円に跳ね上がるところでした。当店の修理事例ギャラリーでも、DIY失敗から高額修理に発展した事例をいくつか掲載しています。興味があればご覧ください。
教訓は「自己責任の範囲を知る」こと。
スマホ修理の世界では、「ネット情報だけでできる」と思うのが一番危険です。特にGalaxy S20 Ultra 5Gのようなハイエンド機種は、内部構造が複雑で、専用工具と経験が不可欠。もし修理を試みるなら、少なくとも下記3点をクリアできるか自問してほしい。①適切な工具(精密ドライバー・ヒーター・開口ピック)を持っているか。②静電気対策ができる環境か(無対策で作業すると基板破損リスク)。③純正同等の認証部品を確実に調達できるか(非正規品は画質や耐久性に問題が出やすい)。どれか1つでも不安なら、迷わずプロに相談するのが結局は安上がりです。大阪・松屋町スマエキでは無料診断・お見積りを随時受付中。同機種の他症状の修理事例も同機種の他症状の修理事例で紹介しています。
よくある質問
Galaxy S20 Ultra 5Gのカメラレンズ割れは自分で修理できますか?
理論上は可能ですが、専用工具や静電気対策、純正部品の調達が必要です。当店ではDIY失敗による二次被害を頻繁に目撃しており、リスクを理解した上で判断することをお勧めします。
修理時間はどのくらいですか?
当店では症状にもよりますが、約1時間を目安にお預かりしております(混雑状況により前後します)。
修理後、防水性能は戻りますか?
専用の接着剤と防水シールを使用し、可能な限り元の状態に復元します。ただし、完全な防水性能を保証するものではなく、水濡れにはご注意ください。
料金はいくらですか?
機種や症状によって異なりますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お見積もりは無料です。