営業中に急に電源が入らなくなった... 先日、飲食店で音楽再生機として毎日のように使われていたiPod Touch 6をお持ち込みいただきました。ある日突然、電源が入らなくなってしまったとのこと。営業中に音楽が止まったら、お客さんも困ります

営業中に急に電源が入らなくなった...

先日、飲食店で音楽再生機として毎日のように使われていたiPod Touch 6をお持ち込みいただきました。ある日突然、電源が入らなくなってしまったとのこと。営業中に音楽が止まったら、お客さんも困りますし、店舗の雰囲気も変わっちゃいますよね。

そもそも、今の時代、専用の音楽再生端末なんて持ち運ぶ人、ほとんど見かけませんよね。スマートフォンがあれば、音楽だってストリーミングアプリだって何でも聴けますし。でもね、店舗での使用となると話が全然違うんですよ。営業中にスマートフォンを持ち込むわけにはいかないし、かといってスピーカーをいちいち持ち運ぶのも面倒。そこで活躍するのがiPodのような専用機器というわけなんです。

iPhoneと同じような感覚で操作できるし、サイズだって小さいし、何より音楽再生だけに専念できる。飲食店やカフェ、小売店なんかでは、実は今でも結構重宝されているんですよ。スキルワンにも、こういった店舗用デバイスの修理依頼は定期的に来るんです。

画面が浮き上がっている...その先にあるのは

端末をお預かりして、よく見てみると...あ、画面が少し浮き上がっているんですよ。写真では分かりにくいかもしれませんが、これ、修理スタッフなら一瞬で原因が予想できるんです。バッテリーが膨張してるんですね。

リチウムイオン電池というのは、充電と放電を繰り返す度に、内部の化学反応が進行するんです。当たり前の話ですけど、こういった反応を何千回も繰り返せば、当然ながら劣化していくわけですよ。お客さんに聞いてみると、やはり使用されてから数年が経っているとのこと。その間、毎日朝から営業終了時刻まで、ずっと音楽を流し続けていたわけですから、バッテリーへの負荷は相当なもの。

劣化が進むと、バッテリー内部でガスが発生して、圧力が高まって...膨張しちゃうんですよ。膨張したバッテリーは、内部の圧力で周囲を圧迫するから、基盤との接触がうまくいかなくなったり、電気回路が遮断されたり...最終的には電源が入らなくなってしまうというわけなんです。

ぶっちゃけ、バッテリーの膨張は修理の現場では本当によく見かけるパターンですね。古いiPhoneとかAndroidスマートフォンでも多いし、タブレットだってそうですよ。数年使い続けたデバイスなら、バッテリー膨張の可能性は十分あります。

分解してみると...予想通りの状況が

実際に画面を取り外して内部を見てみると、案の定、バッテリーが目に見えて膨張していました。この時点で、電源が入らない理由はもうほぼ確定ですね。後は新しいバッテリーに交換するだけです。

ただ、ここからが本番なんですよ。実はiPodのバッテリー交換は、iPhoneと比べると難易度が高いんです。理由は、バッテリーがはんだで基盤に直接付けられているからなんです。iPhoneならバッテリーはコネクタで接続されているから、そのコネクタを外すだけで交換できるんですけど、iPodはそうじゃない。はんだを外して、新しいバッテリーをはんだで付け直す...という作業が必要になるわけです。

はんだ付けって、温度管理が本当に難しいんですよ。温度が低すぎたら上手く付かないし、高すぎたら基盤や周辺の部品を痛めちゃう。それに、細かい作業ですから、手元が少し動いただけで配線に接触したり、隣の部品をはんだでくっ付けちゃったり...いろいろなリスクがあるんです。だからこそ、iPodのバッテリー交換に対応しているお店は、正直なところ少ないんです。相応のスキルと経験がないと、修理に失敗するリスクが高いからなんでしょう。

スキルワンならこういった高難度な修理も対応

でも、スキルワンはこういったはんだを伴う修理もしっかり対応しているんですよ。膨張しているバッテリーを新しいものに交換して、丁寧にはんだ付けして、きちんと動作確認をして...元通り起動しました。これで、また店舗での音楽再生機として活躍できるようになったわけです。営業中に音楽が止まることもなくなったし、バッテリーも新しくなったから、当面は安心ですね。

店舗で使っているiPodやタブレット、複数台が故障してしまったという場合でも、スキルワンならまとめて対応が可能です。1台2台の修理ではなく、数台一気に修理してほしい...みたいなご依頼も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。