2021年1月8日、大阪府寝屋川市からのご依頼となりました。
最近はスマートフォン利用者の中でもiPhoneだけじゃなくAndroidユーザーが増加しています。特に日本ではソニーモバイル製のXperiaシリーズユーザーが多いですね。今回お預かりしたのは、2015年にNTTドコモから販売されたXperia A4 SO-04Gの修理案件です。
ガラス割れを放置するのはなぜ危険なのか
スマートフォンをお使いの方に知ってもらいたいのですが、フロントパネルに使われているガラスというのは本当に繊細なんです。簡単に説明すると、フロントパネルは液晶、タッチセンサー、ガラスという層で作られており、実際に中身を分解してみると、フロントパネルの裏側には本当に精密な配線がびっしり詰まっています。
そこまでの構造になっていると、ガラスが割れて内部に衝撃が加わると、精密に構成された画面に何らかの影響が出てくるのは想像がつくと思います。スマートフォンというのはPCの機能を小さく詰め込んで携帯できるようにしたものですから、メーカーの工夫で多少の衝撃には耐える設計になってはいますが、限度があります。
ガラスが割れたままで使い続けると、ちょっとした衝撃で破損が広がったり、雨や日常生活の中でホコリや液体が内部に入り込んで、本体の電子基板そのものが壊れるリスクが高まるわけです。
今回の故障内容
ガラス割れによって、画面のタッチが聞かなくなっていました。データの取り出しが心配だということでご依頼いただいたんですが、バックアップを取っていなかったので、タッチが効かないと中身のデータを抜き出せない状況でした。
正直なところ、この機体のガラス割れの状態は普段から修理依頼がある他の機体と比べるとましな方でしたが、それでもタッチ不良が発生してしまっています。液晶自体は破損していなかったんですが、このXperia機種ではフロントパネルがガラスと液晶一体型になっているので、液晶パネル全体を交換する修理になります。
修理の進め方
今回は店舗への持ち込みではなく、出張修理サービスをご利用いただいたため、ご指定の場所までお伺いして機体の状態確認と受付を済ませた後、車内で修理作業を開始しました。
出張修理の詳細についてはこちらをご覧ください。大阪府内での出張対応となりますので、他府県での修理をご希望の方は郵送修理でお受けしています。郵送修理についてはこちらをご確認ください。
ステップ1:背面パネルの取り外し
Android端末の場合、多くは画面側ではなく背面側から分解していきます。背面パネルを取り外せたら、バッテリーの端子を本体から外して、万が一に備えます。その他の付属パーツを外していき、液晶画面に繋がっている配線を確認して端子を取り外していきます。
ステップ2:液晶パネルの取り外し
配線やネジなど必要なパーツの取り外しが終わったら、次に交換する液晶側のパネルを取り外します。ステップ1と2は特殊な工具を使って分解していくため、とても繊細な作業になります。正直に言うと、修理失敗の原因のほとんどはこの工程で起こる可能性があります。自分で修理を試みて失敗された場合は、お気軽にご連絡ください。
ステップ3:新しいパネルの仮付けと動作確認
新しい液晶パネルを仮付けして、正常に動作しているか確認します。同時に他の機能に不具合がないかもテストします。精密機器用の接着剤を使ってパネルと本体を固定させたら、あとは乾燥を待つだけです。乾燥後にもう一度動作確認を行い、問題がなければ完了となります。