暗い場所での撮影は、カメラユニットの状態がはっきり出やすい場面でした。先日も「昼間は普通に撮れるのに、夜になると急に画質が落ちる」というご相談を続けて3件いただきました。実は同じ症状でも原因はバラバラで、レンズの曇り、センサーの劣化、ソフトウェア側の設定など複数の要因が絡みます。当店では2019年から大阪・松屋町でiPhone修理を専門に対応してきましたので、よくいただく質問を整理してご紹介いたします。

iPhone 13 Pro camera 修理事例

夜間撮影で写真がボケる原因は?

原因として考えられるのは大きく分けて3つあります。1つ目は背面ガラス(カメラレンズカバー)の細かいヒビや皮脂汚れ。肉眼では気づかない程度のキズでも、暗所では光の屈折が乱れて全体的にモヤッとした写りになります。2つ目は手ブレ補正用のOIS(光学式手ぶれ補正)コイルの磁力低下。落下歴のあるiPhone 11以降に多く見られる症状でした。

3つ目はカメラモジュール内部のセンサー劣化。経験上、購入から3年以上経った端末で目立ち始めるケースが多いように感じます。来店時にまずレンズカバーの状態を確認し、外部要因を切り分けてから内部診断に進みます。同じ症状の他事例もあわせてご覧いただくと、判断材料になるかと思います。

ナイトモードが起動しない場合は?

ナイトモードは超広角・広角レンズのどちらかが正常で、暗所と判定されたときに自動表示される仕様です。月マークが出てこない場合、まず「設定」→「カメラ」→「設定を保持」でナイトモードの保持がオンか確認してみてください。

それでも表示されない場合、カメラ起動時にエラーログが出ているか、コネクタ接触不良で広角レンズが認識されていない可能性があります。当店では端末のログを確認したうえで、ケーブル抜き差しによる復旧→モジュール交換の順で診断を進めます。お預かり時間は症状によりますが、軽度なら30分から1時間目安、モジュール交換が必要な場合は当日返却が難しいケースもあります。

フラッシュが点かなくなった、修理可能?

フラッシュ(True Tone Flash)の不点灯は、LEDモジュール自体の劣化、フレキケーブル断線、基板側のドライバIC不良の3パターンに分かれます。見た目では判断がつかないので、テスターで電圧を測ってからどの段階で止まっているか特定する流れになります。

多くのケースでLEDモジュールまたはフレキ交換で改善しますが、ドライバIC側の故障の場合は基板修理が必要となります。基板修理は分解診断のうえお見積もりとなり、内容によってはお預かり日数が3〜5日いただくこともございました。お見積もり提示後のキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

暗所撮影でノイズが多い時の対処

ザラつき・粒状感が強くなる原因は、センサー劣化のほかに「Smart HDR」や「Apple ProRAW」の設定が関係していることもあります。設定→カメラの中で各オプションをオフにして撮り比べると、ソフトウェア起因か機器起因かの目安がつきます。

ハード側に問題がある場合、当店ではカメラモジュール一式の交換で対応します。純正同等品を使用しますので、撮影テストでセンサー由来のノイズが消えるかどうかを交換前後で必ず比較いたします。大阪・松屋町スマエキでは、交換した部品に対して3ヶ月の動作保証をおつけしています(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)。

ナイトモード対応機種と非対応機種の違い

ナイトモードはiPhone 11以降の広角・超広角レンズで利用できます。iPhone XS/XR以前は仕様としてナイトモードが搭載されていません。「ナイトモードが出ない」というご相談で、機種をうかがうとXシリーズだった、ということも実は珍しくないのです。

対応機種でも、レンズ汚れや結露で「暗所判定」がうまくいかず月マークが出ないことがあります。ご来店前に機種名と症状の出る条件を整理しておいていただけると、診断がスムーズに進みます。詳しい流れはiPad画面割れ修理の流れと同じく、診断→お見積もり→交換→動作確認の順番でした。

修理後にナイトモードの精度は変わる?

適切な部品で交換した場合、純正と同等の暗所撮影性能まで戻ることがほとんどでした。ただしカメラモジュールはApple側のキャリブレーションデータと紐付いているため、ごくまれに「色味が微妙に違う」「ピントの追従が遅れる」と感じられるケースもございます。

当店では交換後に必ず暗所・通常光量・逆光の3パターンで撮影テストを行い、純正状態と差異がないかを確認してからお引渡しします。修理後の使用感に違和感があれば、保証期間内の再点検は無料です。修理料金の目安もあわせてご確認いただけます。

純正同等カメラと社外品で夜間撮影性能差は?

結論からいうと、夜間撮影では差が出やすい部位でした。社外品の中にもセンサー仕様自体は同等のものがありますが、レンズコーティングの精度やOISの追従性で違いが出ることが経験上多く感じます。

当店では純正同等グレードの部品を中心に取り扱っており、お客様のご要望に応じてグレードのご相談も承ります。料金は機種・症状によって異なりますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。修理事例については修理ブログ一覧で公開していますので、参考になさってくださいませ。

大阪・松屋町のスマエキは10時から19時まで営業(水曜定休)、来店修理だけでなく郵送による配送修理にも対応しております。iPhone 13 Proをはじめ、iPhone 11以降のカメラ不具合でお困りでしたら、まずはお問い合わせフォームから症状をお知らせいただければ幸いです。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。

よくある質問

ナイトモードが消えてしまった場合、修理が必要ですか?

設定の確認で戻ることもありますが、広角レンズの認識不良や接触不良が原因のケースもあります。当店で診断のうえ、必要に応じてカメラモジュール交換で対応いたします。

夜だけボケるのですが、レンズ交換で直りますか?

背面ガラスのキズや汚れであればクリーニングや背面ガラス交換で改善するケースが多いですが、内部センサー由来の場合はモジュール交換が必要となります。診断後にご案内します。

iPhone 13 Proのカメラ修理は当日返却できますか?

症状によっては当日返却可能なケースもありますが、基板側に不具合がある場合は数日お預かりとなります。お預かり時間の目安は事前にお伝えいたします。

配送修理でも夜間撮影の動作確認はしてもらえますか?

はい、当店では配送修理でも暗所・通常光量・逆光の3パターンで撮影テストを行ってから返送しております。気になる点があれば事前にお伝えください。

修理後にApple側のサポートは受けられなくなりますか?

サードパーティ修理を行うとAppleの公式サポート対象外となる場合があります。当店ではその点も事前にご説明したうえで、ご納得いただいてから作業に入ります。