先日、当店に40代の男性のお客様がご来店されました。「新しいiPhoneを買ったのに、データ移行のやり方がわからなくてそのまま放置してあります」というご相談でした。箱を開けたまま2週間経過していたそうで、スタッフ一同苦笑いしながらも、すぐにお手伝いしました。こういったご相談は実は非常に多いのです。
なぜデータ移行を後回しにしがちなのか
iPhoneのデータ移行は「なんとなく難しそう」「失敗してデータが消えたら怖い」というイメージが先行しがちです。しかし実際には、Appleが用意している移行ツールはとても優秀で、正しい手順を踏めば写真・連絡先・アプリ・設定まで丸ごと引き継げます。
ただし、いくつかの落とし穴もあります。事前準備を怠ると、移行が途中で止まったり、一部のデータが消えたりすることも。当店では移行前の確認ポイントもお伝えしていますので、お気軽にご相談ください。
方法①:iCloudバックアップを使う
最も手軽な方法です。古いiPhoneをWi-Fiに接続し、「設定 → アカウント名 → iCloud → バックアップ → 今すぐバックアップ」を実行します。完了後、新しいiPhoneの初期設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選ぶだけです。
注意点はiCloudの空き容量。無料プランでは5GBしかないため、写真が多い方はあらかじめiCloudストレージを増量するか、不要なバックアップを削除しておきましょう。Wi-Fi環境必須で、データ量によっては数時間かかる場合もあります。
「バックアップはとってあるはずなのに、設定が見つからない」というケースも当店に持ち込まれます。そういったときも一緒に確認しますので遠慮なくどうぞ。iPhoneバッテリー交換と合わせてご相談いただくお客様も多いです。
方法②:パソコン(iTunes / Finder)でバックアップ
iCloudより確実性が高く、サードパーティアプリのデータも含めて保存できる方法です。WindowsはiTunes、Mac(macOS Catalina以降)はFinderを使います。
手順は、古いiPhoneとパソコンをケーブルで接続 → 「信頼」をタップ → iTunes/FinderでiPhoneを選択 → 「今すぐバックアップ」を実行。暗号化バックアップをオンにすると、パスワードやヘルスケアデータも保存できます。
新しいiPhoneに復元する際も同じくケーブルで接続し、「バックアップから復元」を選択します。
方法③:iPhoneからiPhoneへの直接転送(クイックスタート)
iOS12.4以降に追加されたこの方法は、古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけでデータを直接転送できます。Wi-FiとBluetoothをオンにした状態で、新しいiPhoneの初期設定を起動すると「クイックスタート」の画面が自動で表示されます。
古いiPhoneの画面に表示される「モヤモヤ模様(アニメーションコード)」を新しいiPhoneで読み取り、指示に従って進めるだけ。バックアップ不要で、データを直接転送できるため最も手軽です。ただしWi-Fiが必須で、転送中は両機を電源に繋いでおくことをお勧めします。
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移行前に必ず確認しておくべきこと
データ移行をスムーズに行うために、事前にチェックしておきたい点があります。
まず古いiPhoneのiOSを最新版にアップデートしておくこと。古いiOSのままだとクイックスタートが使えない場合があります。また、Apple IDのパスワードを必ず手元に用意してください。移行後のアクティベーションに必要です。
LINEをお使いの方は特に注意が必要です。LINEはiCloudやiTunesバックアップでは完全には引き継がれません。LINEアプリ内の「トーク履歴のバックアップ」を事前に実行しておく必要があります。これを忘れてトーク履歴がすべて消えてしまったというお客様が毎月数人いらっしゃいます。
バッテリーが劣化していると移行が止まることも
長時間かかるデータ移行中に、バッテリーが劣化した古いiPhoneが途中でシャットダウンしてしまうケースがあります。「移行を始めたら途中で電源が落ちて、データが消えてしまった」というトラブルも実際に起きています。
古いiPhoneのバッテリーが80%以下になっている場合は、移行前にバッテリー交換を検討するか、必ず充電ケーブルを繋いだ状態で移行作業を行いましょう。当店では松屋町での即日バッテリー交換も承っています。
よくある質問
Q: LINEのトーク履歴は移行できますか?
A: LINEアプリ内の「トーク履歴のバックアップ」を事前に実行することで引き継げます。iCloudやiTunesバックアップには含まれないため、別途LINEアプリ内での操作が必要です。
Q: 移行にはどのくらい時間がかかりますか?
A: データ量によって異なります。写真や動画が多い場合は数時間かかることも。クイックスタートは比較的速く、iCloudは全体のデータ量によります。
Q: 移行中にiPhoneが途中で止まった場合は?
A: まずは強制再起動を試みてください。それでも改善しない場合は当店にご相談ください。バッテリーの劣化が原因のことも多いです。
Q: Androidから乗り換えの場合はどうすれば?
A: 「Move to iOS」というアプリを使えば、AndroidからiPhoneへのデータ移行が可能です。連絡先・写真・メールなどを転送できます。
Q: 移行後に古いiPhoneはどうすればいいですか?
A: 個人情報保護のため、「設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → 全てのコンテンツと設定を消去」で初期化してください。
iPhoneのデータ移行でお困りの方、機種変更のタイミングでバッテリー交換もお考えの方は、大阪・松屋町のスマエキへお気軽にご来店ください。営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)です。iPhone バッテリー交換のご相談もお電話06-7222-9216でも承ります。
よくある質問
LINEのトーク履歴はデータ移行できますか?
LINEはiCloudやiTunesバックアップには含まれません。LINEアプリ内の「トーク履歴のバックアップ」を事前に実行しておく必要があります。これを忘れると履歴がすべて消えてしまうので要注意です。
クイックスタートとiCloudバックアップ、どちらがおすすめですか?
手軽さはクイックスタート、確実性はiTunesバックアップが優れています。大量の写真がある方や、パスワードデータも含めて移行したい方はパソコンを使った暗号化バックアップをお勧めします。
データ移行中にiPhoneが途中で止まりました。どうすれば?
強制再起動を試してください。バッテリーが劣化していると移行中に電源が落ちることがあります。充電ケーブルを繋いだ状態で再度試みるか、当店にご相談ください。
Apple IDのパスワードを忘れた場合はどうなりますか?
Apple IDのパスワードは移行後のアクティベーションに必要です。事前にappleid.apple.comでリセットしておくことをお勧めします。パスワードなしでは新しいiPhoneを使い始めることができません。
移行後、古いiPhoneはどう処理すべきですか?
個人情報保護のため、設定から「全てのコンテンツと設定を消去」で初期化してください。初期化しないと万が一第三者の手に渡った際に個人情報が流出するリスクがあります。