先日、Nintendo Switchのデータが消えたと慌てて来店されたお客様がいました。よくあるお話ですが、実はセーブデータは本体保存メモリーに保存され、microSDにはスクリーンショットやダウンロード版ソフトなどが保存される仕組みです。お客様はmicroSDを何度も差し替えてもデータが表示されないとおっしゃっていましたが、これはハードウェア障害の可能性が高いと直感しました。

すぐに診断を開始。基板のデータ管理ICに異常を確認。

詳しく説明しますと、Nintendo Switchのデータ管理は基板上の特定のICが制御しています。これが故障すると、設定画面のデータ管理メニューが表示されなかったり、microSDカードを認識しなくなります。当店では月に3-4件ほど同様の症状が持ち込まれます。特に、長時間の使用や熱による劣化が原因で発生することが多いです。修理には、該当ICの交換と周辺回路の点検が必要です。部品の在庫があれば、お預かりから2日程度で完了するケースもあります。ただし、基板の状態によっては追加の修理が発生する場合もあるため、お見積もり後にお客様と相談しながら進めています。詳しい修理事例は関連する修理事例をご覧ください。

お客様に症状と修理方法をご説明すると、「やっぱり基板だったんですね」と納得されました。安心されたようで、修理をお任せいただきました。また、大阪・松屋町スマエキではよくある質問もまとめています。

さっそく作業に入ります。

修理工程としては、まず基板を取り出し、故障しているICを特定します。今回はデータ管理ICのピンにクラック(ひび)が入っていました。周辺のコンデンサも数個交換。その後、仮組みして動作確認。本体のデータ管理メニューが正常に表示され、microSDカードも認識するようになりました。さらに、セーブデータの読み書きテストも行い、問題がないことを確認。お客様には「テストプレイもしておきますか?」とお声がけし、快諾いただきました。合わせて、microSDカードの正しい使い方や、データバックアップの重要性についてもお伝えしました。当店では、修理後に簡単なアドバイスをさせていただくことが多いです。配送修理をご希望の方は配送修理のご案内をご確認ください。

完成後、お客様にご連絡。ご来店いただき、実際にゲームを起動してデータが無事であることを確認いただきました。大変喜ばれていました。お見積もりはお見積もりのお問い合わせからどうぞ。

今回の修理で改めて感じたのは、データ保存の仕組みへの理解がトラブル防止に役立つということ。

店主からの一言──今回の修理を振り返って、お客様がデータ消失を心配されていたのが印象的でした。後日、お客様から「データが戻ってきて本当に良かった。またゲームを楽しめるようになりました」というメールをいただき、当店としても嬉しい限りです。

Nintendo Switch board 修理事例

よくある質問

Nintendo SwitchのセーブデータはmicroSDカードに保存できますか?

いいえ、セーブデータは本体保存メモリーに保存されます。microSDカードにはスクリーンショットや動画、ダウンロード版ソフトなどが保存可能です。

基板故障の主な症状は?

電源が入らない、画面が映らない、データ管理ができない、microSDを認識しないなどがあります。

修理にかかる期間は?

症状や部品在庫によりますが、お預かりから2~7日程度が目安です。詳細はお見積もり時にご説明します。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(詳細は保証規約をご確認ください)。

自分で修理しようとしましたが、余計に悪化しました。修理可能ですか?

多くの場合、修理可能です。ただし、状態によっては追加費用がかかる場合があります。まずはお気軽にご相談ください。