お客様の悩み:アイコンが勝手に戻る

先日、30代の男性がXperia XZ3を手に来店されました。ホーム画面でアプリのアイコンを移動中、指を離していないのに元の位置に戻ってしまうとのこと。

「これ、結構前からなんですけど、最近ひどくなってきて。仕事のカレンダーをよく動かすんで、もうイライラして…」とおっしゃっていました。当店では月に3-4件ほど、このタッチ切れの相談があります。特にXperiaシリーズ、XZ3やXperia 1あたりでよく出会う症状です。

すぐに診断に移りました。

まず、電話アプリからテストモードを起動。ダイヤルに「*#*#7378423#*#*」と入力し、[Touch]を選択。画面をスライドさせると、指の軌跡が線で表示されるんですが、中央付近で線が途切れている。左側は反応するのに、右半分の一部がまったく無反応。やはりタッチセンサーの一部が死んでいる状態でした。これはいわゆる「タッチ切れ」。液晶自体は問題ないので、タッチパネルだけの交換でいけるケースです。

正直なところ、このお客様は運が良かった。

というのも、タッチ切れの原因は大きく分けて二つ。一つはタッチパネルの物理的故障、もう一つは基板の半導体不良や断線。後者の場合、基板修理が必要で、時間も費用も2-3倍かかることがあります。今回はテストモードで表示に異常なし、衝撃痕も無しだったので、タッチパネル単体交換で済みました。

修理工程はこんな感じ。まず、Xperia XZ3のバックパネルをヒーターで温めて、吸盤でゆっくり剥がす。バッテリーを外し、ディスプレイユニットを取り外す。ここで注意するのが、フレキシブルケーブルの断線。特にXperiaは基板へつながるケーブルが細くて弱い。ピンセットでそっと扱います。新品のタッチパネルに交換し、再度組み立て。接着剤を均一に塗って、バックパネルを圧着。全体で約45分。実はこれは当店の平均より少し長め。Xperiaは作業スペースが狭くて、慎重にやるとどうしても時間がかかるんです。

完成後、再びテストモードで全画面をスライド。今度は線が途切れずにっこり。実際にアプリを移動してもらうと、問題なく動く。

「直った!すごい、一瞬ですね」と。

修理後、約2週間後にメールをいただきました。「その後、全く問題なく使えています。ありがとうございました」と。当店としても、スムーズにいってホッとしました。

店主からの一言──今回の修理を振り返って、タッチ切れは早期発見が大事だと改めて感じました。放置するとタッチパネルだけでなく、基板への負担が増えることも。おかしいと思ったら、早めにテストモードで確認するか、当店のようなよくある質問も参考にしてください。また、当店では郵送修理にも対応しており、ご来店の流れと同様にフォローいたします。その他のAndroid機種の事例は関連する修理事例をご覧ください。

よくある質問

Xperiaのタッチ切れは自分で直せますか?

ご自身での修理は可能ですが、タッチパネル交換には専用工具と技術が必要です。また、分解中のミスで他の部品を傷つけるリスクがあります。当店では分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。

タッチ切れの修理保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)をお付けしています。

修理中にデータは消えますか?

当店の修理では、ほとんどのケースでデータを保持したまま対応可能です。ただし、基板修理や水没などの重度故障の場合は事前バックアップをお勧めします。

郵送で修理を依頼するにはどうすればいいですか?

お問い合わせフォームよりご連絡ください。修理方法や送料についてご案内します。お電話でのお問い合わせは受け付けておりません。