お客様の悩み:突然電源が落ちて二度と入らない
先日、当店にGoogle Pixel 6をお使いの男性がご来店されました。朝、充電しながら使っていたら突然画面が暗くなり、その後一切反応しないとのこと。電源ボタンを長押ししても何も起こらず、焦った表情で相談に来られました。実は当店、月に3〜4件ほど同様の症状でお問い合わせあり。特にPixelシリーズは基板トラブルが比較的多い印象で、3年目を過ぎたあたりからリスクが上がります。
正直なところ、電源が入らない原因は多岐にわたります。しかし今回のケース、すぐに基板の異常を疑いました。
診断では、まず充電器とケーブルを交換して充電を試みますが反応無し。強制再起動の操作(電源ボタン+音量下ボタン長押し)も効果がありませんでした。そこで基板の電源IC周辺の電圧を測定。すると、コア電圧が出力されていないことが判明。'やはり基板ですね'とお伝えすると、お客様は'修理は可能ですか?'と心配そう。当店では、専門のマイクロスコープと予備電源を使って、基板上のバイパス配線やIC交換できます。多くのケースでデータを保持したまま修理できます。
お客様は仕事のデータも消えたくないと仰っていたので、その点を強調して説明。できる限りデータを保ったままで対応可能です(水没や重度のダメージは別)。お見積もり後、修理に進むことをご了承いただきました。遠方のお客様は配送修理のご案内をご利用ください。
基板修理、いざ開始。
修理工程は慎重を要します。まず基板をヒーターで加熱し、シールドを外して電源ICを露出。周辺のコンデンサや抵抗の導通を確認し、断線箇所を特定。今回は電源ICの出力ピンが外れていました。微小な半田付けで復旧。その後、通電テストで起動を確認。OSが正常に立ち上がるまで約30分。最終的に、ラインの確認やアンテナの感度チェックも行い、問題がないことを確認してお引き渡し。また、Galaxyシリーズの水没修理も承っております。詳しくはGalaxy水没修理のご相談ページをご覧ください。
完成後、お客様に電話で連絡し、ご来店いただいて動作確認。データも無事で、'本当に助かりました'と笑顔に。当店としても、基板修理が成功した瞬間はやりがいを感じます。当店では他にも同機種の他症状の修理事例を多数掲載しています。
今回のケースは比較的軽症でしたが、基板は繊細です。早期の診断が肝心。また、iPhoneのバッテリー交換についてもご相談ください。詳細はiPhoneのバッテリー交換についての記事をご参照ください。
店主からの一言──今回の修理を振り返って、日頃のバックアップの大切さを改めて感じました。後日、お客様からメールで'無事に使い続けています'とご連絡をいただき、ホッとしました。
よくある質問
Google Pixelの電源が入らなくなる原因は?
基板の電源IC故障やバッテリー劣化、OSの不具合などが考えられます。当店では無料診断を行っております。
基板修理はデータを保持したままできますか?
多くの場合可能ですが、基板の重度損傷や水没の場合は事前バックアップを推奨しています。
修理にかかる時間は?
症状によりますが、基板修理で30分〜2時間程度いただくことが多いです。
大阪・松屋町へのアクセスは?
地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線「松屋町」駅より徒歩3分です。