「先日、3年使い続けたiPhone 13 miniのカメラが急にぼやけ始めて」——そう切り出してくださったのは、大阪市福島区にお住まいの28歳・ジュエリー作家のお客様。Instagramで一点もののリングやピアスを販売されていて、商品写真のマクロ撮影が事業の生命線とのこと。当店大阪・松屋町スマエキでiPhone 13 miniの広角カメラ修理をお預かりした際、撮影現場のリアルな声を伺えたので、対談形式でお届けします。

受訪者プロフィール
お名前は伏せさせていただきますが、28歳の女性ジュエリー作家さん。大阪市福島区在住、独立して4年目。Instagramのフォロワーは1万人を超え、月に20〜30点の作品をオンライン販売されています。今回お持ち込みいただいたのはiPhone 13 mini(2021年発売モデル)、ご購入から約3年。広角カメラのピントが合わず、マクロ撮影が成立しないというご相談でした。
取材:撮影業務とiPhoneの関係
Q. まずiPhone 13 miniを選ばれた理由から教えていただけますか。
「片手で持てるサイズが何より大事だったんです。私の作品って小さなリングやピアスばかりなので、被写体に近づいて撮るときに端末が大きいと影が落ちてしまって。13 miniは手の中に収まるから、自然光の入り方を細かく調整しながらシャッターが切れるんですよ」
Q. 仕事で何台もカメラを使い分けされている方も多いですが。
「最初はミラーレスを使っていました。でもジュエリーって光の屈折で色味が変わるので、何十枚も撮っては確認して、っていう作業が必要で。スマホだと撮ってすぐ画面で確認、Instagramにそのまま投稿、というワンストップが組めるんです。経験上、私の制作スタイルにはこの一台が合っていました」
Q. 異変に気づいたのはいつ頃でしたか。
「2週間前くらいでしょうか。新作のシルバーリングを撮ろうとして、ファインダーを覗いたら何度タップしてもピントが合わなくて。最初はレンズが汚れているのかと思って何度も拭いたんですけど、変わらず。そのときは焦るというより、信じたくない気持ちでした」
Q. 具体的にどんな症状だったんでしょう。
「広角カメラだけがダメで。超広角や望遠は普通に撮れるんです。でもジュエリーのマクロ撮影は基本的に広角でグッと寄って撮るので、肝心のレンズだけが使えない状態。カメラアプリを開くと、画面全体がぼんやりした水彩画みたいになって、被写体の輪郭が溶けるんです」
Q. 業務への影響は大きかったでしょうね。
「正直パニックでした。受注がたまっていて、納品前の撮影が3件控えていたタイミングで。代替手段としてミラーレスを引っ張り出しましたが、編集してInstagramに上げるまでの工程が倍以上かかって、夜中まで作業した日もありました」
取材:修理店を選ぶまで
Q. 当店をどうやって見つけてくださったんですか。
「Googleマップで『大阪 iPhone カメラ修理』と検索したのが最初です。松屋町という地名が出てきて、福島区から地下鉄で30分ほどなので通えるかな、と。レビューを読んで、カメラ修理の事例が複数載っていたのも決め手でした」
Q. 修理店を選ぶ基準はお持ちでしたか。
「データを残してくれること、これが絶対条件でした。撮りためた作品アーカイブが何百枚もあるので。あとは作業内容をきちんと説明してくれるかどうか。職人として、相手の仕事ぶりは見ればわかるので」
Q. 来店前に不安だった点は。
「広角カメラだけ交換できるのかな、というのが疑問でした。基板ごと交換になったらバックアップが消えるかもしれないし、純正以外の部品で画質が落ちたら本末転倒なので。問い合わせフォームから相談したら、その日のうちにお返事をいただけて、ある程度の流れが事前にわかったのが大きかったです」
取材:修理当日のこと
Q. 来店された日の印象を聞かせてください。
「松屋町って人形問屋さんが並ぶ通りですよね。お店までの道のりが少しレトロで、こういう街並みに修理屋さんがあるんだ、と新鮮でした。10時の開店すぐに伺ったら、すでに別のお客様が相談されていて、思ったより地元に根付いているお店なんだなと」
Q. 診断の段階で気になったことはありましたか。
「カメラユニットだけの不具合か、基板側の問題かを切り分けて説明してくださったのが印象的でした。広角カメラのVCM(レンズを動かすモーター)が動作不良を起こしているケースが多いです、という説明を、実際の部品を見せながらしてくださって。職人の世界も同じで、原因を切り分けて伝えられる人は信用できます」
Q. お預かり時間はどれくらいでしたか。
「カメラユニット交換で1時間ほどでした。私はその間、近くの空堀商店街でお茶しながら待機。戻ったらちょうど動作確認が終わるところで、その場でマクロ撮影をテストさせてもらえました」
Q. 修理後の動作は。
「ピントがスッと合った瞬間、思わず声が出ちゃって。シルバーの細工の凹凸が、また指先で確認するみたいに見えるんです。その日のうちに溜まっていた撮影を全部済ませて、夜にはInstagramの投稿も追いつきました」
取材:修理を経て感じたこと
Q. 同じ機種でカメラトラブルに悩む方へ何か伝えたいことはありますか。
「『買い替えればいい』って簡単に言われがちなんですけど、自分の手に馴染んだ道具って替えがきかないんですよね。私にとってiPhone 13 miniは、ペンチや彫金タガネと同じく仕事道具なんです。同じ症状の他事例がいくつもあるなら、まずプロに見てもらう選択肢を持っておいたほうがいいと思います」
Q. 修理ブログも公開していますが、ご覧になりましたか。
「修理ブログ一覧を一通り読みました。カメラだけじゃなく画面割れや充電口の事例も載っていて、何かあったときの引き出しが増えた感覚です。iPad画面割れ修理の流れのページも見たんですけど、iPad miniをサブで使っているのでブックマークしました」
Q. 最後に、料金面での印象を一言。
「分解前のお見積もりが無料で、提示後のキャンセルも可能、と説明があったので、相談だけでも気が楽でした。修理料金の目安は機種・症状によって異なるとのことでしたが、納得感のあるご説明でした」
店主視点での所感
当店では月に3〜4件のペースでiPhoneの広角カメラ不良をお預かりしています。iPhone 13系・14系は広角カメラのVCMユニットが摩耗・動作不良を起こす個体差があり、3年前後使われた端末で増える傾向にあるようです。今回のお客様のように業務で日常的に撮影される方は特に、レンズの動作頻度が一般的な使い方より多いため、症状が早めに出ることもあります。多くのケースで部品交換だけで復旧しますが、落下歴がある場合は基板側の影響も考慮しなければなりません。お預かり時間はカメラ単体交換で1時間目安(在庫・混雑により前後)。交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)をお付けしています。2019年から松屋町で営業しており、来店修理のほか配送修理(郵送依頼)にも対応していますので、撮影が止められないお仕事をされている方はお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
よくある質問
iPhone 13 miniの広角カメラだけ交換できますか?
多くのケースでカメラユニット単体での交換が可能です。基板側に異常がない個体であれば、ユニット交換だけで復旧できることがほとんどです。事前に問い合わせフォームから症状をお知らせいただければ、概ねの流れをご案内いたします。
撮りためた写真データはそのまま残りますか?
ほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能です(基板修理・水没等の重度故障は事前バックアップ推奨)。今回の取材のお客様も、3年分の作品アーカイブをそのままお持ち帰りいただきました。
修理にどれくらい時間がかかりますか?
iPhone 13 miniの広角カメラユニット交換で約1時間目安(在庫・混雑により前後)。複数の症状が重なっている場合や、基板側の診断が必要な場合は別途お時間をいただくこともあります。
配送での修理依頼にも対応していますか?
対応しております。大阪・松屋町まで来店が難しい方には郵送での依頼にも応じておりますので、お問い合わせフォームよりご相談ください。
ピント不良の原因はレンズの汚れだけですか?
外側のレンズカバーの汚れで起きることもありますが、当店実績では多くの場合カメラユニット内部のVCM(レンズ駆動モーター)の動作不良が原因となっています。拭き掃除で改善しない場合は内部の問題が疑われます。
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