iPhone 12 Pro の画面割れを直すとき、選択肢は大きく分けて 4 つあります。街の修理屋(当店スマエキを含む)、Apple 純正修理、家電量販店経由のキャリア取次、そして買い換え。先日ご来店されたお客様も「結局どれが自分に合うのかわからない」と困っていらっしゃいました。当店は大阪・松屋町で 2019 年から修理を専門に対応しており、月に 8〜10 件はこの 4 択の比較相談を受けています。今回はその場でお話しした内容を、4 つの軸で整理してみました。

① 修理時間の対比 — お預かりから手元に戻るまで
同じ「画面交換」でも、選択肢によって所要時間はまるで違います。当店のような街の修理屋では、iPhone 12 Pro の画面交換は 60 分前後をお預かり目安としております(部品在庫・混雑により前後)。Lidar スキャナや近接センサー、Face ID 関連のフレックスケーブルを慎重に移植する工程があるため、廉価モデルより少し時間がかかる傾向です。
一方で Apple 純正修理は店頭持ち込みでも数時間〜当日返却のケースが多いものの、混雑期や部品手配が必要な場合は数日預かりとなることもあります。配送修理に切り替えると 5〜7 日が一般的でした。家電量販店のキャリア取次は、店舗で受付した後にメーカーへ送る形となるため、トータルで 1 週間前後を見ておく必要があります。買い換えはデータ移行と新規セットアップの時間が別途かかるため、半日仕事になりがちです。
② 工期と部品手配の違い
iPhone 12 Pro は 2020 年発売モデルで、現在も部品流通は安定しております。当店のような街の修理屋では、画面アセンブリは在庫を持っていることが多く、当日対応に進めるケースが大半でした。ただし Pro Display(OLED)+TrueTone+原色域(P3)の調整が絡むため、初期不良の少ないルートで仕入れた部品を使うことを心掛けています。
Apple 純正は当然ながら純正部品ですが、店舗在庫が切れると数日のリードタイムとなります。量販店経由は基本的にメーカー送付なので、純正同等の品質と引き換えに工期は最も長くなる傾向。買い換えは部品ではなく新品端末そのものを用意する話なので、在庫さえあれば即日確保できるものの、データ移行が別工程として残ります。
| 選択肢 | 修理時間 | 工期目安 | 営業時間 | データ保持 |
|---|---|---|---|---|
| 当店スマエキ(街の修理屋) | 60 分前後 目安 | 当日返却が多い | 10:00〜19:00 水曜定休 | 多くのケースで保持 |
| Apple 純正修理 | 数時間〜当日 | 当日〜数日 | 店舗の営業時間に準ずる | 原則保持(初期化を求められるケース有) |
| 家電量販店 キャリア取次 | 受付のみ | 1 週間前後 | 店舗の営業時間に準ずる | 初期化前提となる場合あり |
| 買い換え(新品) | セットアップ別途 | 即日入手可 | 販売店の営業時間に準ずる | 移行作業が別途必要 |
③ 営業時間 — 平日夜・休日に動ける選択肢
修理を考えるタイミングは、仕事終わりや休日が圧倒的に多いです。当店スマエキは大阪市中央区松屋町住吉で、10:00〜19:00(水曜定休)で営業しております。19 時手前のご来店でも受付できるよう、当日中の作業可否は事前にお問い合わせフォームでご確認いただくとスムーズでした。
Apple 純正の直営店舗(梅田・心斎橋など)は概ね 21 時前後まで開いていることが多く、夜遅い時間帯の駆け込みには強い選択肢です。一方で予約が埋まっていることも珍しくなく、当日枠は朝の段階で埋まってしまうことが頻繁にあります。家電量販店は店舗ごとにバラつきがありますが、20 時〜21 時クローズが標準的。買い換え目的の量販店来店は、夜の時間帯でも在庫さえあれば実行可能です。同じ症状の他事例でも、平日夜にご来店された方の動きが多く見られました。
④ データ保持の有無 — Lidar / ProRAW / MagSafe を残せるか
iPhone 12 Pro は Lidar スキャナを使った AR 計測アプリ、ProRAW 撮影で蓄えた RAW データ、MagSafe アクセサリのペアリング情報、Apple Pay の交通系 IC など、機種固有の使い込みデータが多い端末です。画面だけ割れている状態であれば、当店ではほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能です(基板修理・水没等の重度故障は事前バックアップを推奨)。Lidar スキャナのフレックスや Face ID の TrueDepth カメラを傷つけないよう、専用の温度調整プレートで前面パネルを取り外す手順を取っております。
Apple 純正修理は原則としてデータは保持されますが、診断都合で初期化を求められるケースもあるため、事前バックアップは必須でした。家電量販店経由の場合は「初期化したうえで送付してください」と案内されることが多く、写真や LINE のトーク履歴を含め、ユーザー側で iCloud/iTunes バックアップを取り直す手間が発生します。買い換えは新端末への移行となるため、Lidar や ProRAW のローカルキャッシュ、MagSafe のペアリング設定はすべてやり直しになります。
「機能はそのまま、データもそのまま、画面だけ直したい」という条件であれば、街の修理屋(当店を含む)が最も近い距離感になります。iPad画面割れ修理の流れでもデータ保持を前提にした手順を紹介しておりますので、流れの参考になります。
⑤ 結論 — シーン別おすすめの組み合わせ
4 つの選択肢を時間・工期・営業時間・データの 4 軸で並べてみると、シーン別に向き不向きがはっきり分かれてきました。
- 当日中に直したい × データを残したい 街の修理屋が現実的。当店スマエキも候補に入ります。
- AppleCare+ 加入中 × 純正部品にこだわる Apple 純正修理。ただし予約状況の確認は必須。
- キャリア補償を使いたい × 工期に余裕がある 量販店経由のキャリア取次。
- 2020 年発売の端末を機にリフレッシュしたい 買い換え。データ移行の時間を別途確保。
iPhone 12 Pro は Lidar・ProRAW・MagSafe など、後継機にも引き継がれている機能を備えた一台。「まだ使い切れていない」と感じる方は、当店までお気軽にご相談ください。修理ブログ一覧では他機種の比較事例も掲載しております。実機を見ながらの分解前お見積もりは無料で、見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。大阪・松屋町スマエキへのアクセスや営業時間、料金の目安は修理料金の目安ページでもご確認いただけます。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。
よくある質問
iPhone 12 Pro の画面交換中に Lidar スキャナや Face ID は影響を受けますか?
画面交換のみの場合、Lidar スキャナ・Face ID(TrueDepth カメラ)・近接センサーは元のパーツをそのまま新しい画面に移植する手順となるため、機能はそのまま維持されるケースが大半です。移植時の取り扱いに注意して作業を進めております。
ProRAW で撮影した写真や MagSafe のペアリング情報は残りますか?
画面交換は本体ストレージや設定情報には触れない作業ですので、ProRAW で撮影したデータや MagSafe アクセサリのペアリング情報は通常そのまま保持されます。重要なデータは事前バックアップを推奨しております。
当日返却は確実にできますか?
iPhone 12 Pro は部品在庫を持っていることが多いため、機種・症状によっては当日返却可能なケースもあります。確実に当日対応をご希望の場合は、お問い合わせフォームより事前にご連絡をお願いいたします。
見積もりだけでも対応してもらえますか?
分解前のお見積もりは無料で、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。お気軽にご来店またはお問い合わせフォームよりご相談ください。