「iPhoneの画面が割れてしまって、修理に出す間どうやって連絡を取ればいいのか」――先日もお仕事で取引先と毎日連絡を取り合うという常連のお客さまから、まさにこのご質問をいただきました。スマエキでは2019年の創業以来、大阪・松屋町の店舗で月に60件前後のiPhone画面割れ修理をお預かりしておりますが、修理本体よりも「修理中の連絡手段」「データ移行」に関するご相談のほうが多いのが実情です。

iPhone 14 Pro screen-crack 修理事例

このページでは、画面割れ修理に出している間の代替機サービスやデータの取り扱いについて、来店時に実際に多くいただく質問を、店主視点でひとつずつお答えしていきます。同じ症状の他事例とあわせて、修理前のご準備の参考にしていただければ幸いです。

スマホ修理中の代替機サービスの内訳はどうなっていますか?

当店ではiPhoneを中心に代替機の貸出に対応しております。在庫している機種は時期によって変動しますが、目安としてiPhone SE(第2世代)からiPhone 12 程度の中古整備品を数台用意しております。SIMカードを差し替えてすぐ使える状態でお渡しできるケースが多く、修理品をお預かりした時点で代替機の準備に入る流れとなります。

ただし、画面割れ修理は機種・症状によっては当日返却可能なケースもあるため、代替機が必要かどうかは事前にスタッフと相談していただくのが現実的です。たとえばiPhone 14 Pro の画面交換でお預かり時間が約60分目安(在庫・混雑により前後)の場合、店内のお待合スペースでお待ちいただくほうが、代替機への移行の手間がない分スムーズというお客さまも少なくありません。配送修理をご利用の場合は、修理品を発送いただいた段階から代替機を別途お送りする運用も対応可能です。

iCloud バックアップ復元の所要時間はどれくらいかかりますか?

これは一概に「○分」と申し上げにくい質問でして、データ容量と Wi-Fi 環境によって大きく変わります。当店の体感では、写真や動画を含めて30GB前後のバックアップ復元で、店舗の Wi-Fi(実測 100Mbps 程度)で約40分〜1時間ほど。逆にご家庭の回線が遅めだと数時間かかるケースも珍しくありません。

画面割れ修理に出す前にやっておいていただきたいのは、「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」を開いて、最終バックアップ日時を確認することです。当店でお預かりする際、お客さまにこの画面をお見せしながら確認をお願いしているのですが、実は1ヶ月以上前で止まっている方が月に3-4件いらっしゃいます。本体電源が入る状態であれば、修理に出す前にひと押しでバックアップを取っていただくのが安全策となります。

代替機への LINE ログイン引継ぎはどうやればいいですか?

LINE は2025年以降、引継ぎ手順が以前よりシンプルになりましたが、それでも「アカウント引き継ぎ」のオン操作と、引継ぎ用メールアドレス・パスワードの設定だけは元の端末で済ませておく必要があります。画面が割れていてもタッチ操作が反応する状態であれば、ご自宅で事前に済ませていただくと安心です。

当店店内でも引継ぎのお手伝いをしておりますが、SMS認証が必要なケースで「電話番号宛の認証コードが代替機に届かない」という壁にぶつかる方が多くいらっしゃいます。これは SIM を代替機に差し替えれば解決しますので、来店時には現在お使いの SIM が物理 SIM か eSIM かを確認しておいていただくと話が早いです。eSIM の場合、契約キャリアでの再発行手続き(最短当日〜数日)が必要になる点はご留意ください。

連絡先・写真・カレンダーの一括移行はできますか?

iCloud をご利用の方であれば、連絡先・カレンダー・Safari ブックマーク・iCloud 写真は、新しい端末で同じ Apple ID にサインインするだけで自動的に同期されます。月に数件「連絡先だけ別の方法でやりたい」というご要望もいただきますが、Apple 純正の枠組みで完結するのが現状もっとも手堅い方法という印象でした。

注意点としては、写真を「マイフォトストリーム」依存で運用していた方の場合、2023年のサービス終了でデータが残っていない可能性があります。代替機側で「写真」アプリを開いてサムネイルが落ちてくるまで Wi-Fi 接続のまま数十分放置していただくのが、確実な確認方法となります。LINE のトーク履歴のように iCloud 同期ではない一部アプリは、各サービス側のバックアップ機能を別途使う必要があるため、修理前のチェックリストに加えておくと取りこぼしが減ります。iPad画面割れ修理の流れもご参考になる場面があるかもしれません。

iPhone 同士なら QuickStart で即時移行可能?

「即時」とまで言い切るのは難しいのですが、iPhone から iPhone への移行であれば、Apple 公式の QuickStart(クイックスタート)が現状もっとも手数の少ない移行方法でした。新旧の iPhone を近づけて、画面に表示される青いモヤを古い端末のカメラで読み取る、あの操作のことです。

当店で代替機をお渡しする際にも QuickStart を案内するケースが多いのですが、データ容量によって所要時間は大きく異なります。経験上、64GB クラスでケーブル直結(Lightning to USB-C など)であれば30〜45分目安、写真・動画が多い256GB クラスだと2時間を超える場面も見てきました。注意点は、QuickStart 中はどちらの端末も操作できなくなるため、修理予約と移行作業の時間を別枠で確保していただく必要があるところです。大阪・松屋町スマエキでは、来店時にこのスケジュール感を一緒に整理するご案内を行っております。

機種変更・買換えとの違いはなんですか?

これはお客さまから本当によく聞かれます。機種変更・買換えはご自身のメイン端末を新しいものに切り替える行為で、古い端末は下取り・売却・自宅保管といった出口を考える必要があります。一方、修理中の代替機は「お預かり期間中の一時的な貸出」であり、修理が完了したらお返しいただいて、お客さまは元の端末をそのまま使い続ける形です。

そのため代替機側で課金アプリの新規購入や、機種紐付けの会員サービス登録(一部ゲームの端末認証など)はおすすめしておりません。返却時に解除手続きが煩雑になるためです。短期間の連絡用・アプリ閲覧用と割り切って使っていただくのが、現実的な使い方となります。詳しい修理料金の目安については、機種・症状によって異なりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

代替機返却前の初期化必須項目はなんですか?

これは代替機サービスを使ううえで一番大切な部分でして、当店としても返却時に必ず確認させていただくポイントになります。具体的には、(1)「探す」→「iPhoneを探す」をオフにする、(2)Apple ID からサインアウトする、(3)「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行する、の3点です。

このうち1番が抜けていると、当店側でも初期化できず(アクティベーションロック状態)、次のお客さまにお貸し出しできません。月に1-2件ほどこの状態でご返却いただくケースがあり、お電話やメールでお客さまにご連絡してオフ操作をお願いする流れが発生しております。返却前にバッテリー50%以上、ケーブル接続のうえ Wi-Fi に繋いでから上記3操作を行っていただくと、最後までスムーズに完了するはずです。修理事例の蓄積については修理ブログ一覧にも掲載しておりますので、似た状況の方はあわせてご確認いただけます。

他にも気になる質問がありましたら、お問い合わせフォームまたは公式LINEから遠慮なくお寄せください。来店前のご質問にも順次お答えしておりますので、画面割れの状態を写真添付いただければ、代替機の必要性も含めて事前にご案内が可能なケースもあります。

よくある質問

iPhoneの画面割れ修理中、代替機は必ず借りられますか?

在庫状況によりお貸し出しできる機種が変動するため、ご来店前にお問い合わせフォームでご確認いただくのが確実です。修理が当日返却可能なケースでは、店内でお待ちいただく選択肢も多くのお客さまにご利用いただいております。

代替機の貸出に料金はかかりますか?

料金体系は修理内容や貸出期間によって異なります。お見積もりは無料で、提示後のキャンセルも可能ですので、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

LINEのトーク履歴は代替機に移行できますか?

LINEのトーク履歴はiCloud(iPhone同士)またはLINE独自のバックアップ機能を使う方法があります。修理前に元の端末で「トークのバックアップ」を実行しておくと、代替機側で復元できる可能性が高まります。

eSIMを使っていますが代替機で電話を受けられますか?

eSIMの場合、契約キャリアでの再発行手続きが必要になります。手続きにかかる時間はキャリアにより当日〜数日と幅があるため、画面割れの状態がタッチ操作可能なうちに事前にご確認いただくのが安全です。

代替機を返却する前に何をすればいいですか?

「iPhoneを探す」をオフ、Apple IDからサインアウト、すべてのコンテンツと設定を消去、の3ステップを行っていただきます。Wi-Fi接続とバッテリー残量50%以上の状態で行うと、最後まで安定して完了します。