先日、お風呂でiPhone 12を水没させてしまい、自分で乾燥させようとしたお客様が来店されました。「ネットで『ご飯と一緒にドライヤーで乾かす』って方法を見てやったんですが、2日後に画面が真っ暗に…」と。正直なところ、その方法では内部の水分が抜け切らず、むしろ拡散してしまうケースが多いんです。
水没後はほとんどの場合電源を入れない!通電で一気に故障が広がります。

失敗の経緯——自分で乾燥させた結果
お客様は水没後、すぐに電源を切り、ドライヤーで温風を当てたそうです。ところが、iPhoneの防水シールが劣化していたこともあり、内部に水分が侵入。ドライヤーの熱で水分が蒸発するどころか、コネクタ部分で結露し、後日電源を入れた瞬間にショート。9年ほど使っていた個体だったそうで、シールの劣化は仕方ありません。
実は当店、月に5-6件はこのパターンで来店があります。特に機種がiPhone 11、12、13と新しいものでも、経年劣化で耐水性が低下しているんです。自分で乾燥させるよりも、早めにプロに診てもらうのが結局は早道です。詳しくは同機種の他症状の修理事例でも紹介しています。
被害状況——内部の腐食とショート
当店で分解してみると、ロジックボード周辺に腐食が見られました。特に電源IC周辺がダメージを受けていて、これが起動不良の原因でした。水没から時間が経つと、内部の水分が乾くどころか、金属部分を酸素と反応させて腐食が進みます。30分で済む修理が、放置すると基板交換級になることも。
お客様の場合は、基板の超音波洗浄と腐食部分の補修で対応。作業時間は約2時間、お預かりとなりましたが、ほぼすべてのデータを保持したまま復旧できました。当店では、iPad画面割れ修理の流れと同様、分解前の無料見積もりとキャンセル可能な体制を整えています。
修理での回復——プロの手で復活
基板修理後、動作確認を実施。タッチ、充電、カメラすべて正常に動きました。お客様は「まさか直るとは思わなかった」と驚いておられました。当店では、水没修理の実績が多く、経験上、上記のような初期対応を誤らなければ多くのケースで復旧可能です。
特に大阪・松屋町の店舗(10時~19時、水曜定休)では、来店修理と配送修理の両方に対応。遠方の方は配送修理のご案内をご確認ください。また、関連する修理事例も併せてご覧いただけます。
水没の影響は後から出ることが多いため、一度でも水没させたらプロの診断をおすすめします。
今後への教訓——正しい初期対応とは
今回の教訓は、水没後の自己判断は危険だということ。正しい対処法は、すぐに電源を切り、SIMトレイなどの開口部を下にして軽く振って水を落とし、乾いた布で拭いた後、すぐに修理店に持ち込むことです。ドライヤーやご飯での乾燥は逆効果。当店では、ご来店の流れをご案内しております。
また、バックアップはこまめに取ることをおすすめします。水没に限らず、突然のトラブルに備えられます。料金は機種や症状によって異なりますので、同じ症状の他事例を参考に、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
よくある質問
水没したiPhoneは自分で乾燥させても大丈夫ですか?
多くの場合、内部に水分が残り後々故障の原因になります。当店ではプロの診断をおすすめしています。
水没修理の料金はどのくらいですか?
機種や症状により異なります。お問い合わせフォームよりご連絡ください。
修理時間はどのくらいですか?
バッテリー交換などは約30分ですが、水没修理はお預かりとなる場合が多いです。機種によります。
データは消えますか?
ほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能ですが、基板修理や重度の水没では事前バックアップを推奨します。
配送修理は可能ですか?
はい、配送修理にも対応しています。詳細は配送修理のご案内をご確認ください。