先日、ネットで買った部品で自分で修理しようとして失敗したiPhone SEが当店に持ち込まれました。お客様は水没後、すぐに電源を切り、ネットの情報を頼りに分解して乾燥させたそうです。ところが、その後の動作確認でホームボタンが反応せず、充電も不安定になったとのこと。

iPhone SE water-damage 修理事例

自分で直そうとして失敗した経緯

お客様は水没後、まず「お米の中に入れる」という方法を試したそうです。しかし24時間経っても改善せず、思い切って自分で分解。ドライヤーで基板を温めたり、消毒用アルコールで拭いたりしたとのこと。その結果、液晶の裏側に細かな傷が付き、ホームボタンのフレキシブルケーブルが破れてしまいました。実はこのケース、月に3-4件は同様のパターンで来店があります。

「分解後に部品を戻したら、画面がつかなくなってしまって…」とお客様。正直なところ、最初から当店に持ってきていただければ、もっと簡単に済んだのになあ、と感じました。

水没による実際の被害状況

開封して診断した結果、基板の腐食は軽度でしたが、バッテリー端子周辺に白い粉のような腐食痕が確認できました。また、ホームボタンのフレックスは断線、液晶の一部に水染みが発生。幸い、ロジックボードへの浸水は限定的でした。当店では2019年の創業以来、200台以上の水没修理を手掛けており、この状態なら復旧は可能と判断しました。

実際のところ、水没後にやってはいけないのは、電源を入れたり、充電ケーブルを挿すこと。内部でショートが起きると、一瞬で基板が破損します。お客様も「ついスイッチを押してしまった」と話していました。

修理での回復と注意点

修理の流れとしては、超音波洗浄で基板の腐食を除去、バッテリーとホームボタンアセンブリを交換、液晶も水染みがあったため交換。所要時間は約90分。復旧後は全機能のチェックを行い、修理保証規約に基づき3ヶ月の動作保証をお付けしました。

修理代金ですが、機種や症状によって異なります。詳しくは修理料金の目安をご参照ください。なお、分解前のお見積もりは無料です。お見積もり提示後のキャンセルも可能ですが、分解診断後や部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります。

「まさか直ると思わなかった」と驚くお客様。当店では、修理ブログ一覧でも同様の事例を多数公開しています。

今後への教訓

このケースから学べるのは、水没直後の行動がすべてを決めるということ。まずは電源を切って、可能ならバッテリーを外す。そのまま専門店に持ち込むのが確実です。ネットの情報を鵜呑みにして自分で分解すると、かえって故障を広げるリスクがあります。

当店があるのは大阪の松屋町。営業時間は10時から19時(水曜定休)。直接の持ち込みや配送修理(郵送)にも対応しています。配送をご希望の方は、特商法表記ページをご確認のうえお申し込みください。

関連事例として、同機種の他症状の修理事例同じ症状の他事例もご覧いただけます。また、修理に関する疑問はよくある質問もご参照ください。

最後に、もしお困りの際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店のスタッフが対応いたします。

よくある質問

水没したiPhone SEは自分で乾燥させても大丈夫ですか?

自分で乾燥させるのは推奨しません。内部の腐食が進行する恐れがあります。電源を切り、速やかに専門店にご相談ください。

修理にかかる時間はどのくらいですか?

水没の程度によります。軽度の場合は約1時間、基板修理が必要な場合はお預かりとなるケースもあります。

修理後にデータは残りますか?

ほとんどの修理でデータは保持したまま対応可能です。ただし水没が重度の場合は事前バックアップをお勧めします。

配送修理は可能ですか?

可能です。郵送でお受けし、修理後にお送りします。詳細はお問い合わせフォームからご確認ください。