先日、ネットで部品を買って自分でiPhone Xの画面を交換しようとしたお客様が当店に持ち込まれました。ところが、画面割れの修理どころか、バッテリーが膨張して本体が変形してしまったとのこと。実はこれ、月に3-4件ほどあるケースです。

警告:バッテリー膨張が見られる端末はほとんどの場合充電せず、専門業者にご相談ください。発火の危険があります。
自分でやったらどうなったか
お客様はネットで購入した互換液晶と工具を使って、自宅で画面交換を試みました。しかし、バッテリーがすでに劣化していたことに気づかず、作業中にバッテリーを傷つけてしまい、内部でガスが発生。画面が浮き上がり、接着もできなくなってしまいました。タッチ反応も不安定で、電源を入れても表示が歪んでいます。
この状態で無理に使い続けると、最悪の場合、バッテリーが破裂するリスクもあります。特にiPhone Xは2017年発売の機種で、2019年から修理を始めた当店でも、このパターンの持ち込みが増えています。詳しくはiPhoneのバッテリー交換についての記事もご覧ください。
被害の実態
当店に届いたiPhone Xは、画面と本体の間に3mmほどの隙間ができ、内部のバッテリーが膨らんで基板を押し上げていました。液晶パネル自体も割れているため、タッチが効く範囲が半分以下。さらに、バッテリー膨張によりリアカメラのレンズ位置がずれ、写真撮影にも支障が出ていました。
こうした症状は、DIY修理の際にバッテリー周辺のネジを間違った長さで使ったり、こじ開け工具でバッテリーを傷つけたりすることで起こります。月に5-6件の修理依頼の中でも、バッテリー膨張を伴うケースは特に注意が必要です。修理事例ギャラリーでも同様の事例をご確認いただけます。
修理での回復
まずは安全のため、バッテリーを取り外し、基板の状態を確認。幸い基板へのダメージは最小限でしたので、新しい純正品質のバッテリーと液晶アセンブリに交換。約1時間半で修理完了、データもすべて無事に戻りました。お客様も「こんなにきれいになるなら最初から頼めばよかった」とおっしゃっていました。
当店では交換部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)をお付けしています。その他の修理メニューについては他の修理メニューをご参照ください。
これから修理する方へ
DIY修理は部品代を安く抑えられる反面、リスクも大きいです。特にバッテリー膨張の兆候(画面の浮き、本体の膨らみ)がある場合は、多くの場合自分で触らず専門業者に依頼しましょう。当店は大阪・松屋町にあり、営業時間は10時から19時(水曜定休)です。配送修理も受け付けておりますので、遠方の方もご相談ください。
また、iPhone X以外の機種でも同様の症状が起こり得ます。参考までにiPad画面割れ修理の流れもご覧いただくと、修理全体のイメージがつかめます。修理に関するブログ記事は修理ブログ一覧にまとめています。
最後に、料金は機種・症状によって異なります。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください(お電話でのお問い合わせは受け付けておりません)。分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。
よくある質問
iPhone Xの画面割れ修理はどのくらい時間がかかりますか?
機種や症状によりますが、バッテリー膨張を伴う場合は約1時間半程度が目安です。在庫状況により前後します。
自分で画面交換しようとしたらバッテリーが膨らみました。どうすればいいですか?
すぐに使用を中止し、専門業者にご相談ください。充電は絶対にしないでください。
修理後、データは残りますか?
ほとんどの修理でデータは保持されますが、基板修理など重度の故障は事前バックアップをお勧めします。
保証はありますか?
交換部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れ等の使用上のトラブルは対象外。詳細は保証規約をご確認ください)。
郵送修理は可能ですか?
可能です。詳細は特商法表記ページをご確認ください。