お客様の悩み:突然動かなくなったiPhone 14

先日、当店にiPhone 14をお持ちのお客様がご来店されました。電源は入るものの、Appleロゴから先に進まない状態。お客様は「子供の写真が入っていて、どうしても取り出したい」と切実な表情でした。月に数件はあるこの手の症状、よくあるケースですが、今回は少し違いました。バッテリー交換や画面修理では直らない——基板レベルでの故障が疑われました。

正直なところ、このような症状で来店される方の多くは他店で断られた後です。当店では、まずはお預かりして診断用のマザーボードテスターで回路をチェック。すると、電源IC周辺のショートが見つかりました。これが起動ループの原因。基板修理の必要があると判断しました。お客様には「ほとんどお預かりして、提携工場で修理します。データは保持したままの可能性が高いですが、保証はできません」と説明。ご了承いただき、その場で修理依頼を受付ました。

そう、基板修理は時間がかかるのです。

当日返却可能なケースもは難しいケースが多い。

提携工場に基板を送り、マイクロスコープで精密確認。電源IC周辺のコンデンサを交換し、導通チェック。その後、仮組みして起動確認——データは無事でした。工場から「システム領域に異常なし、ユーザーデータも読み取れます」と連絡が入り、ホッとしました。ここからお客様へのご連絡まで、約1週間。待ち遠しい日々でしたが、確実な修理を優先しました。

お客様には「データ復旧できました」とお伝えすると、電話口で「本当ですか?!」と声が弾んでいました。後日受け取りに来られた際、実際にホーム画面が表示され、写真アルバムが無事なのを確認して、涙ぐまれるほど喜んでいただきました。こういう瞬間があるから、この仕事はやめられません。

基板修理は高度な技術が必要です。

当店では、お見積もりのお問い合わせを随時受け付けています。また、関連する修理事例もご参考に。修理のご依頼は大阪・松屋町スマエキまで。他機種の修理、例えばGalaxy水没修理のご相談も承っております。営業時間は10時から19時(水曜定休)、詳しくはお問い合わせフォームからどうぞ。

店主からの一言──今回の修理を振り返って、お客様の「どうしてもデータを取り出したい」という強い思いが印象的でした。後日、お客様から「写真を家族で見ることができました。ありがとうございます」とメールをいただきました。データ復旧の需要は今後も増えるでしょう。当店としても、技術力を磨き続けます。

よくある質問

iPhone 14が動かなくなりました。データは取り出せますか?

多くのケースでデータを保持したまま修理可能です。ただし、基板の重度故障や水没など、バックアップ推奨の事例もあります。まずはお問い合わせください。

基板修理にはどのくらい時間がかかりますか?

症状によりますが、お預かりから1週間前後が目安です。提携工場での修理となるため、即日返却は難しい場合がほとんどです。

修理前に見積もりは無料ですか?

分解前のお見積もりは無料です。お見積もり提示後のキャンセルも可能ですが、分解診断後は所定の手数料が発生する場合があります。