先日、Xperia XZ1をお持ち込みいただいたお客様。SONYのロゴが表示された後、白地の三角形にスパナとドライバーが交差したマークが一瞬浮かび、再起動ループに陥るという症状でした。使用中に突然発生したとのこと。特に衝撃や水濡れの記憶はないそうです。
このスパナマーク、実はシステムの起動に失敗した際に表示されるエラー指標の一種。Xperia XZ1では、基板上のストレージコントローラーや電源管理ICの不調が原因で発生することが、当店の分解診断の統計上、全体の約7割を占めます。残りはシステムアップデートの失敗やアプリの競合、あるいはSIMカードの認識不良といったソフトウェア要因です。ただし、ソフトウェア起因の場合は強制再起動やキャッシュクリアで改善するケースも多いため、まずはそちらから試すのがセオリーです。
「充電しても直らないんです…」
お客様の声に、特別な原因を感じました。
基板修理とは、端的に言えばスマホのマザーボード上の故障部品を特定し、マイクロはんだ技術で交換・修復する作業です。Xperia XZ1の場合、特に多いのが電源IC周辺の半導体不良。2019年の発売から年数が経った個体では、基板の経年劣化によるマイクロクラックも散見されます。当店では、赤外線カメラと実体顕微鏡を使い、原因箇所を特定していきます。経験上、スパナマークで起動しないケースの約6割は、この電源ICの交換で復旧可能です。残りの4割はストレージ制御チップや周辺回路の損傷が絡むため、より詳細な診断が必要になります。
診断の結果、この端末は電源管理ICの出力電圧が不安定な状態でした。基板からICを除去し、新品に交換。その際、周辺のコンデンサや抵抗もチェックし、問題が無いことを確認します。交換後、テスト用のバッテリーとディスプレイを接続し、起動確認。無事にホーム画面まで到達しました。「あ、直った!」とお客様。修理時間は約80分。料金は機種や症状によって異なりますが、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)が付帯します。
まれにですが、システムのアップデートが中途半端な状態で止まっている場合、スパナマークが表示されることもあります。その場合は、まず電源ボリューム上下キーを同時に数秒間押し続けて強制再起動。改善しなければ、電源オフ状態から「電源キー+音量下キー」を長押しでリカバリーモードに入り、キャッシュパーティションを削除する方法も有効です。ただし、それで解決しない場合は基板レベルでの故障を疑うべきでしょう。
「分解前のお見積もりは無料ですよ」とご案内。
当店は大阪市中央区松屋町住吉6-26に位置し、2019年の創業以来、月に平均20件以上のXperiaシリーズの修理実績があります。来店修理はもちろん、全国から郵送での修理依頼も受け付けております。営業時間は10時から19時、水曜定休。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。同症状でお困りの方は、分解前のお見積もりからご相談を。詳しくはiPad画面割れ修理の流れも参考に、他機種の事例もGalaxy水没修理のご相談にて紹介しています。また、他の修理メニューや同機種の他症状の修理事例もご覧いただけます。
よくある質問
Xperia XZ1でスパナマークが出たらどうすればいいですか?
まずは充電を確認し、強制再起動(電源ボリューム上下同時長押し)を試してください。改善しない場合はリカバリーモードからキャッシュ削除も有効です。それでも直らなければ基板故障の可能性が高いため、専門店での診断をおすすめします。
スパナマークの原因は基板故障ですか?
当店の統計では約7割が基板上の電源ICやストレージコントローラーの不調です。残りはソフトウェア要因ですが、いずれにせよ専門の診断が必要です。
修理後、データは残りますか?
ほとんどのケースでデータは保持したまま修理可能です。ただし、基板修理の過程でやむを得ずストレージチップの交換が必要な場合はバックアップ推奨。修理前にお預かり時の状態を必ずお伝えします。
修理にかかる時間と費用は?
症状によりますが、基板修理は約60〜120分程度。料金は機種や症状によって異なるため、お問い合わせフォームよりご連絡ください。分解前のお見積もりは無料です。
郵送修理は可能ですか?
可能です。全国からお受けしております。特商法表記ページに沿ったご案内をさせていただきますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。