失敗の経緯

先日、ネットで部品を買って自分で交換し失敗したAQUOS R3が当店に持ち込まれました。お客様は液晶の黒いシミが広がる症状を自分で直そうと、ネットで購入した画面パーツに交換したそうです。しかし、交換後はタッチがまったく効かず、シミもどんどん拡大。持ち込まれた端末は、液晶だけでなく基板にもダメージが及んでいる状態でした。

この症状は「液漏れ」と呼ばれ、落下などで液晶が破損すると内部の液晶が漏れ出し、時間とともに黒いシミが広がります。自分で交換する場合、専用工具や静電気対策が不十分だと、基板のコネクタを傷めたり、静電気でICを破壊するリスクが高い。実際、お客様の端末は基板のコネクタが破損していました。当店では月に数件、同様のDIY失敗事例が持ち込まれますが、多くの場合、修理費用がかさむ原因は基板の二次被害です。

AQUOS R3 board 修理事例

「ああ、これ、やっちゃったパターンだな」とすぐに分かりました。

基板交換が必要だと判断。同機種のドナー端末を用意しました。

被害状況

落下によって画面も割れていました。端末左下を中心に大きく黒いシミ。お客様は「最初は小さな点だったのに、1週間でこんなに」と嘆いていました。AQUOSシリーズは交換用の画面パーツ単体が入手困難で、動作に問題のない全く同じ機種から基板ごと移植する必要があります。この端末は基板もダメージを受けており、単なる画面交換では済みません。当店ではあらかじめドナー端末をストックしておりますので、スムーズに対応可能です。

「正直なところ、自分でやるよりプロに任せたほうが結果的に安く済むことも多いんです」とお伝えしました。お客様は「もっと早く持って来ればよかった」と後悔していました。当店は大阪市中央区松屋町にございます。営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)。

修理に取り掛かります。

修理での回復

まず、ドナー端末から基板を取り出し、お客様の端末に移植。静電気対策を施し、コネクタを丁寧に接続。液晶パネルも同時に交換。動作確認では、タッチ感度、表示、すべて問題なし。約1時間で完了。当店では月に5〜6件、同様のDIY失敗事例が持ち込まれます。多くは基板やコネクタの破損で、修理費用がかさむケースもありますが、今回は基板交換で完全復旧できました。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。修理には修理保証についての条件が適用されます。また、遠方の方は配送修理のご案内もご利用いただけます。

今後への教訓

この事例から、DIY修理を検討する際に注意すべき3つのポイントを挙げます。第一に工具の精度。プラスドライバー1本でも、適切なサイズ・磁気対策ができていないとネジ頭をなめてしまい、基板取り外しが困難になります。第二に静電気対策。特に冬場や乾燥した環境では、人体に帯電した静電気が基板のICを破壊するリスクがあります。第三に認証付き部品の調達難易度。AQUOSシリーズは市場に出回る交換パーツが限られており、品質不明な部品を使うと症状が悪化する可能性があります。これらを踏まえ、プロの修理業者に依頼する判断も一つの選択肢です。当店では同機種の他症状の修理事例関連する修理事例も多数ご紹介しています。その他、iPad画面割れ修理の流れも参考にどうぞ。修理に関する疑問はよくある質問もご確認ください。

よくある質問

AQUOS R3の液晶に黒いシミが出たのですが、自分で修理できますか?

自分で修理するのは危険です。液漏れは基板に影響を与える可能性があり、当店では基板入替で対応しています。お早めにご相談ください。

修理費用はどれくらいですか?

機種や症状により異なります。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

修理時間はどのくらいですか?

基板入替で約1時間程度ですが、混雑状況や症状により前後します。お預かり時間の目安としてご参考ください。

配送修理は可能ですか?

はい、全国から配送修理を受け付けております。詳細は配送修理のご案内ページをご覧ください。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)が付きます。