先日、ネットで買った互換バッテリーを自分で交換しようとして失敗したiPhone 8が当店に持ち込まれました。

iPhone 8 battery 修理事例

お客様は「動画を見ながらやったんですが、最後にタッチパネルが反応しなくなってしまって…」と困り顔。バッテリー交換の動画はよくありますが、実際の作業で起こりうるミスは多岐にわたります。特にiPhone 8はガラス背面で分解が難しく、内部構造も複雑です。

内部を確認すると、バッテリーフレックスが引きちぎれていました。静電気防止対策も不十分だったようで、基板にダメージが出ている可能性があります。

リチウムイオンバッテリーは正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充放電します。このバッテリーが膨張する主な原因は、内部の化学反応でガスが発生すること。iPhone 8は発売から2年半経過し、バッテリーの劣化が進みやすくなっています。膨張したバッテリーは内部短絡を起こし、発煙・発火のリスクがあります。特に、無理に引きはがそうとすると危険です。今回のお客様は、バッテリーを取り外す際にピンセットで突いてしまい、パンクさせた可能性が高いです。

正直なところ、このまま使うのは危険です。膨張したバッテリーはすぐに交換すべきです。

当店ではまずバッテリーを安全に取り外し、基板の状態をチェック。幸いなことに基板損傷は最小限で済んでいました。交換用バッテリーはApple認証の高品質セルを使用しています。作業時間は30分目安ですが、今回は基板に影響が出ていたため、追加のクリーニングと絶縁処理が必要でした。

バッテリー交換自体は30分目安ですが、今回は基板にダメージがあったため、追加のクリーニングと絶縁処理が必要でした。最終的にお預かりから2時間で完了。データも無事で、お客様には大変喜んでいただけました。バッテリー膨張が進むと、画面が浮いたり内部でショートしたりします。月に3-4件はこうしたケースで来店あり。当店では修理後、技術基準適合確認を行いお渡ししています。関連するiPad画面割れ修理の流れも参考に、早めの対応をおすすめします。また、同じ症状の他事例もご覧いただけます。

助かった。本当に助かった。

こうしたトラブルは、適切な知識と工具があれば防げたはずです。

今回のケースから、DIYを諦めるべき3つのポイントを挙げます。1つ目は工具の精度。一般のドライバーセットではトルク管理が難しく、ネジ穴を潰す原因に。2つ目は静電気対策。秋から冬にかけては特に注意が必要で、アースがないと基板を痛めます。3つ目は認証部品の調達難易度。純正同等品は一般には入手困難で、互換品は品質にばらつきがあります。当店ではこれらの課題をクリアした修理を提供しています。お見積もりは無料ですので、お見積もりのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。詳細は大阪・松屋町スマエキまで。

よくある質問

バッテリーの膨張に気づいたらどうすればいいですか?

すぐに使用を中止し、電源を切ってください。膨張したバッテリーは発煙・発火の危険があるため、専門店での交換をおすすめします。自分で触らず、当店のような修理業者にご依頼ください。

バッテリー交換にかかる時間は?

機種や症状によりますが、バッテリー交換のみであれば約30分を目安としています。ただし、基板に影響がある場合などは追加でお時間をいただくこともあります。

データは消えますか?

ほとんどの場合、データを保持したまま修理が可能です。ただし、基板修理が必要な重度の故障では事前バックアップをお勧めします。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付いています(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)。