失敗の経緯

先日、ネットで部品を買って自分で交換し失敗したNintendo Switchが当店に持ち込まれました。お客様は「画面がつかなくなった」と焦った様子。実はバッテリー交換の際、コネクタを破損してしまったとのこと。こうしたケースは月に数件あります。

被害状況

当店ではNintendo Switchのバッテリー交換を多数手掛けていますが、DIYによるトラブルは後を絶ちません。特に注意すべきはバッテリーコネクタの取り扱いです。Switchの内部は非常にデリケートで、少しの力加減で基板のパターンが剥がれたり、コネクタが破損したりします。また、市販の互換バッテリーの中には純正とコネクタ形状が異なるものもあり、無理に挿入して故障を招く例も。今回は、お客様が購入したバッテリーのコネクタが合わず、無理に押し込んだ結果、基板上の端子が破損。通電しなくなりました。診断の結果、バッテリー交換だけでなく、基板修理も必要と判断。部品取り用の基板から端子を移植し、復旧を試みました。

実はこれ、よくある話なんです。

修理での回復

バッテリー交換は簡単そうに見えて、意外な落とし穴があります。特にNintendo Switchは構造が特殊。

修理の工程を簡単に説明します。まず、本体を分解し、破損したコネクタ部分を確認。マイクロスコープで拡大しながら、はんだごてで慎重に元の端子を取り外します。次に、ドナー基板から同じ形状の端子を切り出し、新しいバッテリーコネクタとして移植。フラックスを塗布し、熱風とこてを使い分けて精密に実装。抵抗値を測定し、接続が完了したら通電テスト。無事に起動し、充電も正常にできるようになりました。作業時間は約2時間。バッテリー交換だけなら30分程度ですが、基板修理が加わるとこのくらいかかります。当店では交換したバッテリーに対してiPad画面割れ修理の流れに準じた保証(3ヶ月動作保証)を付けています。

お客様は「自分でやらなければよかった」と反省していました。確かに、ネットの情報だけを頼りにすると、工具の精度や静電気対策など、見落としがちなポイントがあります。当店では、ご来店の流れをご案内しています。初めての方でもわかりやすくご説明いたします。

今後への教訓

やはり、専門知識と適切な工具が必要です。

今回のケースでは、お客様が自分で入手したバッテリーが非純正品であったため、コネクタ形状が異なっていました。純正部品の入手は個人では難しい場合が多く、また、正規ルートで購入しようとしても高額になりがちです。DIYを諦めるべき3つのポイントとして、①工具の精度(精密ドライバーやピンセットがなければ破損リスク大)、②静電気対策(リストストラップやマットがないと基板破壊の可能性)、③認証付き部品の調達難易度(純正部品は個人入手困難、互換品は品質にばらつき)が挙げられます。当店では、修理保証についてもご確認いただき、安心してお任せいただけます。また、同機種の他症状の修理事例同じ症状の他事例も参考にしてください。バッテリー交換についてはiPhoneのバッテリー交換についてのページもご覧いただけますが、Nintendo Switchにも共通するポイントがあります。当店は大阪・松屋町にあり、営業時間は10:00~19:00(水曜定休)。2019年創業の瑞興株式会社が運営するスマエキで、来店修理と配送修理に対応しています。

よくある質問

Nintendo Switchのバッテリー交換は自分でできますか?

技術と工具があれば可能ですが、失敗すると基板破損など高額修理になるリスクがあります。当店では専門の修理を承っております。

バッテリー交換の料金はいくらですか?

料金は機種や症状によって異なります。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

修理時間はどのくらいかかりますか?

バッテリー交換のみの場合、約30分が目安です(在庫・混雑により前後)。基板修理が必要な場合はさらに時間をいただきます。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証が付きます(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)。