iPhone 7 Plus screen-crack 修理事例

失敗の経緯

先日、ネットで購入した中華製の液晶部品を使って、iPhone7 Plusの画面交換を自分で試みたお客様が来店しました。工具も静電気対策も不十分なまま作業を始めた結果、ホームボタンケーブルを引きちぎってしまい、タッチIDが使えなくなったとのこと。当店には月に2〜3件、こうしたDIY失敗の持ち込みがあります。iPad画面割れ修理の流れとは根本的に難易度が違います。

実際に拝見すると、ホームボタン周辺のガラスは粉々で、フレームに無理な力が加わってわずかに変形していました。お客様は「動画見ながらやったのに…」と落胆されていましたが、よくある話です。純正部品の個人調達は難しく、互換品でも品質にばらつきがあり、密着不足でタッチ感度に影響が出たり、ホームボタンのトルク管理を誤ると二度と使えなくなるリスクがあります。同じ症状の他事例でも同様のパターンが多く報告されています。

「正直、もう自分ではやりたくない」とお客様。

被害状況

そこで当店で正式に修理を請け負うことに。まずは状態確認。

液晶表示面には大きなクラックが走り、タッチは一応反応するが所々に不感帯があります。ガラス片がフレームと液晶の隙間に食い込んでおり、このままだと液晶にさらにダメージが広がるのは時間の問題。実際、放置していたために偏光フィルムにまでキズが入っていました。この段階でデータのバックアップを取ることを強くお勧めしますが、お客様はiCloudに保存済みとのことで一安心。当店ではほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能ですが、基板修理など重度故障は事前バックアップ推奨です。修理保証規約もご確認ください。

修理での回復

修理作業に入ります。作業時間は約40分。液晶アセンブリを新品に交換し、ホームボタンは元の基板を使い回して復旧。タッチIDは配線切れのため使えなくなったことを説明し、了解いただきました。代わりにAssistiveTouchでホーム操作できる。仕上がりは完璧で、お客様も満足されました。修理料金の目安は機種や症状により異なりますので、お問い合わせください。

ただし、割れ防止のため、当店お勧めのガラスフィルムを施工。これでひとまず安心。

今後への教訓

ここからは、DIYを諦めるべき3ポイントを挙げます。1つ目、工具の精度。市販の吸盤や精密ドライバーは純正ネジに合わず、なめてしまう危険があります。2つ目、静電気対策。基板に静電気が入ると一発で故障します。3つ目、認証付き部品の調達難易度。iPhoneのTouch IDやFace IDはデバイスに紐づいており、部品だけ交換しても使えません。当店では正規ルートに準じた高品質部品を適切な工程で交換しています。どうしても挑戦したいなら、データのバックアップだけは目安として取ってください。よくある質問もあわせてご参照ください。また同機種の他症状の修理事例も参考になります。

よくある質問

画面が割れたままでも使えますか?

表示やタッチに問題がなくても、ガラス片が内部に入り込むと故障が進行します。早めの修理をお勧めします。

自分で修理しようとして失敗しましたが、修理可能ですか?

可能です。ただし、破損状況によっては追加部品や工数がかかる場合があります。まずはお問い合わせください。

修理にかかる時間はどれくらいですか?

液晶交換であれば、標準で約30~40分です。在庫や混雑状況により前後します。

データは消えますか?

ほとんどの修理でデータは保持したまま対応可能です。ただし基板修理など重度故障の場合はリスクがありますので、事前バックアップを推奨します。