「使えているから大丈夫」「少し膨らんでいるだけだから」——バッテリー膨張を放置しているiPhoneは、段階的に危険度が増していきます。膨張したバッテリーの放置がなぜ危険なのか、電気化学の観点から詳しく解説します。
Li-ionバッテリーが膨張するメカニズム
Li-ionバッテリーの電解液は主にLiPF₆(六フッ化リン酸リチウム)を有機溶媒(エチレンカーボネート系)に溶解したものです。この電解液は正常状態では安定していますが、充放電サイクルの積み重ねや高温環境への長期暴露により酸化分解が始まります。
分解反応からはCO₂(二酸化炭素)・CO(一酸化炭素)・プロペン・エタン・フッ化水素(HF)などのガスが発生します。Li-ionセルのパウチは密封されているため、これらのガスが内部に蓄積され内圧が上昇します。この内圧がバッテリーを風船のように膨らませます。
放置による3段階の損傷シナリオ
第1段階(膨張初期):バッテリーが若干膨らみ始めた段階では、iPhoneの背面と画面パネルの間の接着部分に隙間が生じます。外部から埃・水分・異物が侵入しやすくなり、腐食やショートのリスクが高まります。使用上は支障が少ないことが多いため「まだ大丈夫」と思いがちですが、既にリスクが始まっています。
第2段階(膨張中期):内圧が高まると、バッテリーが画面パネルを内側から押し上げます。フレキシブルケーブルに過度の張力がかかり、タッチ不良・液晶模様・画面の浮きが発生します。この段階ではバッテリー交換に加えて画面修理が必要になるケースが出てきます。費用と時間が増大します。
第3段階(危険段階):さらに放置すると、パウチが薄くなり外部からの軽い衝撃でも亀裂が入ります。電解液が空気と接触すると発火性物質が生成され、最悪の場合Li-ionセルの熱暴走(Thermal Runaway)が発生します。熱暴走は自己加速反応で、一度始まると外部から止めることが非常に困難です。
膨張に気づいたらすぐに行動する
画面の浮き・本体の変形・左側面(バッテリー側)の膨らみを感じたら、すぐに充電を中断し、当店にお持ちください。膨張の程度にかかわらず、安全な作業環境で処理することが重要です。
iPhone バッテリー交換の詳細はこちら。修理メニュー一覧はこちら。大阪・松屋町のスマエキ(瑞興株式会社)、06-7222-9216まで。
よくある質問
- Q. バッテリーが膨張した状態で充電し続けるとどうなりますか?
- A. 充電中は発熱するため内圧がさらに上昇します。充電は直ちに中止してください。
- Q. 膨張したバッテリーを自分で取り出せますか?
- A. 危険なため自己修理は強く推奨しません。強い力で押したり穴を開けると電解液が漏洩・発火します。必ず修理店にお持ちください。
- Q. 画面が浮いているiPhoneの修理時間は?
- A. バッテリー交換のみで画面パネルが無事な場合は30〜40分。画面パネルへの影響がある場合は診断後にお見積もりします。
- Q. 膨張したバッテリーの廃棄方法は?
- A. 当店で安全に処理します。お持ちいただければ対応します。
- Q. 料金はいくらですか?
- A. 機種によって異なります。お見積もりは無料です。06-7222-9216まで。
大阪・松屋町のスマエキは営業時間10:00〜19:00(水曜定休)。iPhone バッテリー 交換 のご相談は06-7222-9216まで。2019年創業の総務省登録修理業者です。
よくある質問
バッテリーが膨張した状態で充電し続けるとどうなりますか?
充電中は発熱するため内圧がさらに上昇します。充電は直ちに中止してください。
膨張したバッテリーを自分で取り出せますか?
危険なため自己修理は強く推奨しません。強い力で押したり穴を開けると電解液が漏洩・発火します。必ず修理店にお持ちください。
画面が浮いているiPhoneの修理時間は?
バッテリー交換のみで画面パネルが無事な場合は30〜40分。画面パネルへの影響がある場合は診断後にお見積もりします。
膨張したバッテリーの廃棄方法は?
当店で安全に処理します。お持ちいただければ対応します。
料金はいくらですか?
機種によって異なります。お見積もりは無料です。06-7222-9216まで。