iPad mini 第 4 世代のバッテリー交換は、技術的にも需要的にも、当店ではよくある修理メニューの一つです。発売は 2015 年 9 月。すでに 10 年近く経過したモデルですが、片手で持てるサイズ感とコンパクトさから、今でも長くお使いの方が一定数いらっしゃいます。
バッテリー側の構造を見ていくと、なぜこの世代が交換対象になりやすいのかが見えてきます。
iPad mini 4 のバッテリー仕様
Apple の公式仕様によると、iPad mini 第 4 世代のバッテリーは以下の通りです。
- 容量:5,124 mAh
- 連続使用時間:最大 10 時間(Wi-Fi 環境でのインターネット閲覧・ビデオ再生・音楽再生)
- 搭載 SoC:A8 チップ
- ディスプレイ:7.9 インチ Retina
同世代の iPad と比べてバッテリー容量はやや小さめです。コンパクトな筐体に押し込んでいるためで、これ自体は仕様通りなのですが、A8 チップと Retina ディスプレイの組み合わせで負荷の高い処理を続けると消費が早まる傾向があります。
10 年経過モデルで起こる典型的な劣化
iPad mini 4 が当店に持ち込まれる際、症状はだいたいこのいずれかです。
- 満充電してもすぐ減る(数時間でゼロ)
- 充電中なのに残量が増えない
- 背面が膨らんで本体が反っている
- ガス膨張で画面が浮き上がっている
- 突然シャットダウンして電源が入らない
とくに膨張は要注意です。バッテリーセル内部でガスが発生し、本体ごと変形させていきます。発火リスクもゼロではないため、気付いた時点で使用を控えていただきたいケースとなります。
iPad mini 4 のバッテリー交換手順
iPad のバッテリー交換は iPhone より時間がかかります。理由は分解構造の違いにあります。
- 本体全体を加温して両面テープを軟化(10〜15 分)
- 専用治具で画面アセンブリを慎重に持ち上げる
- ロジックボードと画面のフレキケーブルを切り離し
- バッテリーを固定している接着剤を剥離
- バッテリー本体を取り外し、新品と交換
- 新しい両面テープを貼って圧着
- 動作確認(充電・残量表示・発熱・残量持ち)
所要時間は最短 90 分〜、当日お預かり・後日引き取りとなる場合もあります。圧着の質が後々の浮きや剥がれを左右するため、ここを急がないのが当店の基本です。/sumaho/show-235.html
「画面まで浮いてしまっている」場合
バッテリー膨張で画面が浮き上がっている iPad mini 4 は、画面アセンブリの再使用が難しいケースがあります。ガラスにヒビが入っていなくても、フレックスケーブルが伸びて断線寸前になっていたり、両面テープが完全に剥離していて再固定できなかったりするためです。
当店では分解時に画面側の状態を確認し、必要であれば画面アセンブリも併せて交換する追加見積もりをご相談しています。/sumaho/show-848.html
料金とお問い合わせ
料金は機種・症状によって異なります。お電話または来店時にお見積もり致します。お見積もりは無料、修理確定までキャンセル可能です。iPad のバッテリー交換は安価でご提供できるよう心がけています。
よくあるご質問
iPad mini 4 のバッテリー交換にかかる時間は?
標準的な交換で最短 90 分〜、当日お預かり・後日引き取りとなる場合もあります。圧着時間が必要なためです。
バッテリーが膨らんでいるけど、まだ使えますか?
使用は控えていただくことを強く推奨します。発火リスクと、画面側のさらなる損傷リスクがあります。
純正バッテリーですか?
当店では安全基準を満たした高品質互換セルを使用しています。Apple 社からは正規修理業者以外への純正部品供給がないためです。
修理後の保証はありますか?
修理後 3 ヶ月の動作保証を付けています。交換したバッテリーに不具合が出た場合は無償で再対応します(落下・水濡れによる二次故障は除く)。
iPad mini の他世代も対応していますか?
はい、iPad mini 第 1〜第 6 世代まで、パーツの在庫がある範囲で対応しています。