受訪者プロフィール

木下さん(仮名)、50代女性。大阪市東淀川区在住。ご自宅の一室で書道教室を主宰し、子どもから大人まで20名ほどの生徒さんを指導されています。教室運営の傍ら、作品発表や生徒募集のためにInstagramも活用。お使いの端末は2018年に購入されたiPhone 8(シルバー64GB)で、今年でちょうど7年目を迎えました。今回ご相談いただいたのは「電池残量が突然50%減る」という症状で、バッテリー交換にて復旧。先日改めてお話を聞かせていただく機会をいただきました。

当店は大阪・松屋町スマエキとして2019年から営業しており、長く同じ機種を使われているお客様の修理相談を月に20件ほどお預かりしています。今回の取材は、書道家という仕事と長年連れ添ったiPhoneの関係を、当事者の言葉でそのまま残したいという思いから企画したものです。

iPhone 8 battery 修理事例

「7年使う」という選択について

Q. 木下さん、本日はよろしくお願いします。まず、iPhone 8を7年お使いとのことですが、買い替えを考えなかったのですか。

「こちらこそありがとうございます。買い替えはね、考えたんですよ、何度か。新しい機種が出るたびにお店をのぞいたりして。でも実際に手に取ってみると、サイズが大きくて。私、手が小さいんです。書道で筆を握る関係で握力はあるんですけど、女性としては手が小さい方なので、いまの新しいiPhoneは片手で文字を打つのが少し厳しい。それで結局『今のままでいいか』が続いて、気がついたら7年でした」

Q. ホームボタンがある時代の機種ですよね。そのあたりも理由のひとつでしょうか。

「あ、それは大きいですね。指紋認証で開くあの感じ、慣れてしまうとなかなか手放せないんです。書道の稽古中ってどうしても手に墨がついていることがあって、顔認証だと両手を見せながら画面を覗き込むことになる。でも指紋なら、墨のついていない指の側でちょんと触ればロックが解けます。実用面でも私の生活に合っているなと」

仕事道具としてのiPhone

Q. 書道教室の運営で、iPhoneはどんな役割を担っているのですか。

「もう、なくてはならない存在ですね。生徒さんとの連絡は基本的にLINEなんです。お休みの連絡、振替の相談、課題の写真を送ってもらうこと。とくに大人の生徒さんはお仕事帰りにいらっしゃる方が多いので、急な残業で来られないという連絡が夕方に集中するんです。返事が遅れるとほかの生徒さんの予定にも影響してしまう。だから手元から離せません」

Q. SNSでの発信もされていると伺いました。

「Instagramを4年ほど続けています。生徒さんの作品(許可をいただいたものだけです)や、私自身が書いた作品、お稽古の様子を投稿しています。フォロワーさんは1,200人ほど。多いとは言えませんが、その中から実際に教室に足を運んでくださった方が、たしか8名くらいでしょうか。書道って体験してみないと魅力が伝わらないので、私にとってInstagramは『扉を開けてもらうきっかけ』なんです。撮影も投稿もすべてiPhone 8でやっています」

突然50%減る、その日の話

Q. 今回ご相談いただいた症状について、お聞きしてもよろしいですか。

「はい。あれは確か3週間ほど前のお稽古の日でした。朝、家を出るときに残量が80%あったんです。その日は午前中に書道用品店まで行って、午後から教室。生徒さんの作品をInstagramに上げようと思って取り出したら、画面に30%と表示されていて。『あれ、こんなに使ったかな』と思ったんですけど、その時はそこまで気にしませんでした」

Q. そのあと急変したのですね。

「ええ、夜に教室が終わって、生徒さんのお見送りをしながらLINEを開こうとしたら、画面が真っ暗。電源が落ちていたんです。慌てて充電して、翌日も様子を見たんですけど、80%あったはずの残量が、ちょっと使った後に見ると30%、35%と。20%くらい急に飛ぶような感じでした。1日のうちに2回それが起きたので、これはおかしいと」

Q. その時はどう対処されましたか。

「最初はね、設定アプリで何かいじったらいいのかなと思ったんです。位置情報を切ってみたり、バックグラウンド更新を切ってみたり。でも改善しなくて。それで設定画面の中に『バッテリーの状態』という項目があるのを思い出して開いたら、最大容量が72%と出ていました。『ピーク性能機能』という欄に、予期しないシャットダウンが起きたから性能を抑えていますという表示も。これは交換時期だなと、ようやく観念したんです」

当店をお選びいただいた理由

Q. 当店をお知りになったきっかけは。

「ご近所で書道の道具を扱っているお店の店主さんから紹介していただきました。松屋町は人形のまちとして有名ですけど、書道用品のお店もあるんですね。『電池の調子が悪くて』とぼやいたら、『近くにスマホ修理のお店がありますよ』と教えてくださって。せっかく松屋町まで来ているのだからと、その日のうちに伺いました」

Q. お預かり時のやりとりで印象に残っていることはありますか。

「最初に、データはそのままですか、と確認されたのが印象的でした。書道の作品写真や、亡くなった父の書を撮影したものが入っていて、それは絶対に消えてほしくなかった。バッテリー交換ならほとんどのケースでデータを保持したまま対応できます、と説明してもらえて、それで決心がつきました。お預かり時間はバッテリー交換で30分目安と言われて、近くのカフェで待たせていただきました」

修理後の暮らしの変化

Q. 交換後、ご使用感はいかがですか。

「正直に言うと、新品に戻ったような感覚です。朝80%で出かけて、夜帰ってきて60%、というのが本来のペースだったんですよね。それを長らく忘れていました。教室での連絡対応も、Instagramの投稿も、途中で電池を気にせず最後までやれるようになって。たぶん『気にせず使える』っていうのが一番ありがたい変化だと思います」

Q. 同じiPhone 8をお使いの方、長く愛用されている方にメッセージをお願いできますか。

「機械って、なんとなく『壊れたら買い替え』って思いがちなんですけど、バッテリーは消耗品なんですって、お店の方に教わりました。タイヤと同じで、減ったら替える。それだけで本体はまだまだ働いてくれる。私も最初は『7年も使った機械、もう寿命かな』と思っていたんです。でも替えてみたら全然そんなことなくて。買い替えありきじゃなくて、まず同じ症状の他事例を見てみるとか、相談してみるとか、その一歩が大事かなと思います」

取材を終えて — 店主より

木下さんのお話を伺いながら、印象に残ったのは「片手で打てる」「指紋認証が墨に強い」という、雑誌のスペック表には載らない使い心地の話でした。仕事道具としてiPhoneを長く使う方には、それぞれに譲れない理由があります。当店では同じような修理料金の目安のお問い合わせを月に15件前後お預かりしており、iPhone 8世代のバッテリー交換は今でも週に数件のペースでご依頼があります。

修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しし、交換した部品に対して3ヶ月の動作保証をお付けしています(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)。分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。料金は機種・症状によって異なりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。郵送修理にも対応しているため、遠方の方や来店時間の取りにくい方にもご利用いただいております。詳しくはiPad画面割れ修理の流れのページが流れの参考になります。同様の事例は修理ブログ一覧にもまとめております。

大阪・松屋町のスマエキは10:00〜19:00、水曜定休にて営業しております。長く愛用された一台のご相談、心よりお待ちしております。

よくある質問

iPhone 8のバッテリー交換時に書道作品の写真データは残りますか。

ほとんどのケースでデータを保持したまま対応可能です。バッテリー交換は内部の記憶領域には触れない作業のため、写真や連絡先がそのまま残るケースが多くなっております。ただし作業前のバックアップを推奨しております。

7年使ったiPhone 8でも修理は受けられますか。

はい、当店では発売から年数の経った機種でも対応しています。iPhone 8世代のバッテリー在庫は確保しており、月に数件のご依頼をお預かりしています。経年劣化の症状は機種によって出方が異なるため、診断時に状態を確認させていただきます。

突然電池が50%減るのはバッテリー以外の原因もありますか。

可能性としては基板の電源管理ICや、特定アプリの異常消費なども考えられます。ただし最大容量が80%を下回り、ピーク性能機能の表示が出ている場合はバッテリーの劣化が主因であることが多いようです。診断時にいくつかの可能性を切り分けてご案内しています。

お預かり時間はどれくらいですか。

iPhone 8のバッテリー交換でお預かり時間は約30分目安となります。在庫状況や混雑により前後する場合もあります。来店前にお問い合わせフォームからご一報いただけますと、よりスムーズにご案内できます。

郵送での修理依頼はできますか。

はい、配送修理にも対応しております。遠方の方や、お仕事の都合で来店時間を取りにくい方にもご利用いただいております。手順や送付先はお問い合わせフォームよりご案内いたします。