先日、当店にiPhone 13 Proをお使いのお客様がご来店されました。カメラがぼやけて写る、という症状でした。お話を聞くと、数日前にうっかり水没させてしまったとのこと。すぐに乾かしたそうですが、翌日からカメラに曇りが出始めたそうです。

iPhone 13 Pro camera 修理事例

正直なところ、水没後にカメラが曇るケースは月に3〜4件ほどあります。特にiPhone 7以降のモデルは耐水性があると言われていますが、経年でシールが劣化し、内部に水分が入り込むんですよね。今回のお客様のiPhoneも、購入から2年半ほど経っていました。

お客様の悩み:カメラが曇って写真が撮れない

お客様は「旅行の準備中で、カメラが使えないと困る」と焦っていました。当店では、まず症状を詳しく伺います。カメラユニット内部の結露や、レンズ裏の曇りが原因であることが多いです。このお客様の場合、リアカメラだけでなく、フロントカメラも少し曇っているように見えました。

「データは残りますか?」と聞かれることもよくあります。当店の修理では、ほとんどのケースでデータを保持したまま対応可能です。ただし、基板まで水没が及んでいる場合は事前バックアップを推奨しています。

診断:カメラユニット内部の水分が原因

早速、分解して診断を始めました。内部を確認すると、カメラモジュール周辺に明らかな湿気の跡が。レンズとセンサーの間に水滴が入り込んでおり、これが曇りの原因でした。幸い、基板への水濡れは軽度で、本体の動作には問題なさそうでした。

当店では、分解前にあらかじめお見積もりをお伝えします。このお客様の場合、カメラユニットの交換と内部の清掃が必要と判断し、お見積もりを提示。キャンセルも可能とお伝えしたところ、その場で修理をお任せいただきました。

修理工程:カメラユニット交換と内部乾燥

修理の流れとしては、まずカメラユニットを取り外し、新しいものと交換します。同時に、内部に残った水分を除去するために、専用の乾燥剤とヒーターで30分ほど乾燥させました。この工程を省くと、後日別の不具合が出ることがあるので、しっかりやります。

交換する部品は純正同等品を使用し、交換後は技術基準適合確認のうえお引渡しします。また、交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)をお付けしています。

お客様には「約1時間ほどお時間をいただきます」とお伝えし、待合スペースでお待ちいただきました。

完成後:カメラの曇りが解消、お客様も安心

修理完了後、カメラをテスト。曇りはほぼなくなり、はっきりとした画像が撮れるようになりました。お客様は「思ったより早かった。これで旅行に持っていける」と喜んでくださいました。当店としても、無事に直ってほっとしました。

水没後のカメラ曇りでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。料金は機種・症状によって異なります。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

当店は大阪・松屋町にあります。営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)、創業は2019年からです。来店修理のほか、配送修理(郵送)にも対応しております。詳しくは修理ブログ一覧をご覧ください。また、同じ症状の他事例も参考にしてみてください。

よくある質問

iPhoneが水没したらすぐに何をすべきですか?

まずは電源を切り、SIMカードやケースを外します。乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。ただし、内部に水分が残ると後日故障する可能性があるので、早めに修理店に相談することをおすすめします。

カメラの曇りは自然に治りますか?

軽度の結露であれば乾燥とともに治ることもありますが、内部に水滴が残っているとカビや腐食の原因になります。放置せずに修理を検討したほうが安全です。

修理中にデータは消えますか?

カメラユニット交換などの部分修理ではデータは保持されます。ただし、基板修理が必要な水没など重度の故障ではバックアップが必要な場合があります。事前にお伝えします。

保証はありますか?

交換した部品に対して3ヶ月の動作保証をお付けしています。ただし、落下・水濡れなどの使用上のトラブルは対象外です。詳細は保証規約ページをご確認ください。