先日、ネットで部品を買って自分で交換し失敗したiPhone 12が当店に持ち込まれました。お客様は「バッテリーの持ちが悪くなったので、安い互換品を買って自分でやったんです」と話していました。YouTubeの動画を見れば簡単そうに見えたそうです。ところが交換後、電源は入るものの画面が真っ暗なまま。ホームボタンを連打しても無反応。焦って当店に駆け込んだ次第です。

実は当店、月に3-4件はDIY失敗の端末が来ます。バッテリー交換が最も多いですが、画面割れや充電ポート交換もちらほら。
失敗の経緯
お客様が持参したのは、液晶コネクタが半挿しの状態で、さらにバッテリーコネクタの金属部分が曲がっていました。おそらく交換時に力を入れすぎたのでしょう。静電気対策もしていなかったようで、基板の一部がショートした可能性も考えられました。ネットで購入したバッテリーは純正品ではなく、容量表示も怪しい中国製のものでした。
「動画では5分で終わってたのに…」とお客様。正直なところ、工具の精度や静電気対策の差が大きいです。
被害状況
基板診断の結果、電源管理IC付近に軽い焼け跡が見つかりました。幸い表示系は無事でしたが、バッテリーコネクタの交換と基板のクリーニングが必要。もし放置すれば、後日基板全体がダメになる可能性もありました。当店では、この手のDIY失敗で月に数件の修理をしていますが、静電気で基板が逝ってしまうケースが実は多い。2019年の創業以来、経験上、コネクタ破損だけで済んだのはラッキーな方です。
「画面がつかないからデータも取れないと思ってた」とお客様。でも、バッテリー交換だけならデータはそのまま。ただし重度の基板故障は別です。修理保証については別途ご確認ください。
正直、今回は被害が比較的軽かった。
修理での回復
まずバッテリーコネクタを新しいものに交換し、基板の端子を清掃。その後、当店在庫の純正相当バッテリーを取り付けました。作業時間は約40分。電源を入れると、無事ホーム画面が表示され、タッチも正常に動作。お客様は「あっ、直った」と驚いておられました。他の修理メニューもございますので、気になる方はどうぞ。なお、配送修理のご案内も対応しております。
修理後は動作確認を徹底。バッテリーのサイクル数もリセットされ、本来の性能に戻りました。料金は機種や症状によりますので、お見積もりのお問い合わせからご連絡ください。また、修理保証規約もご一読ください。(ちなみに、Galaxyの水没修理もやってます。Galaxy水没修理のご相談はこちら。)
今後への教訓
今回の事例から、DIY交換を考える方に3つのポイントを。①工具の精度:安い工具はネジを舐めやすい。当店では業者用工具を使います。②静電気対策:特に冬場は危険。リストバンドやマットがないならやめた方が無難。③認証付き部品の調達:iOSは純正部品でないとバッテリー警告が出たり、最大容量が表示されない。この3つをクリアできないなら、プロに任せるのが結果的に安くつくことも。
教訓として、知識と技術より、道具と環境の差が大きいというのが当店の実感です。
よくある質問
バッテリー交換の料金はどのくらいですか?
機種や症状によって異なります。当店のお見積もりは無料ですので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
自分で交換して壊したiPhoneは修理できますか?
多くは修理可能です。ただし、基板損傷など重度の場合は追加費用が発生することがあります。一度ご相談ください。
修理時間はどれくらいかかりますか?
バッテリー交換のみの場合、約30分~40分が目安です。ただし、在庫状況や混雑具合により前後します。
データは消えますか?
ほとんどの修理でデータは保持したまま対応可能です。ただし基板修理や水没など重度の故障は事前バックアップを推奨します。