先日、iPhone 13 Proをお使いの方が来店されました。画面右下から斜めに亀裂が入り、タッチの一部が効かない状態です。
「朝の通勤中に落としてしまって…」とおっしゃるその方、実は当店では月に3〜4件、同じようなケースでお越しになります。電源は入るものの、タッチセンサーに異常が出るパターンです。

iPhoneのディスプレイは、表面の強化ガラスと内部の液晶(または有機EL)パネルが一体になったアセンブリ構造です。
落下の衝撃でガラスが割れると、そのまま内部の表示層にまで亀裂が進むことがあります。特に有機ELモデル(iPhone X以降)は、バックライトがない分、薄いガラスの直下にパネルがあり、割れがタッチや表示に直結しやすい特性があります。一方、液晶モデル(iPhone SEなど)は、バックライトユニットがクッションになるため、ガラスのみ割れて表示が無事なケースもあります。当店の実績では、液晶モデルの約7割は表示を保ったままガラスだけの交換で済んでいますが、有機ELでは約半数が表示にもダメージが出ています。
修理の基本は、割れたアセンブリを丸ごと交換することです。
ただし、フレームが歪んでいると新しいパーツが収まらないため、校正作業が必要になる場合があります。当店では、事前に分解診断でフレームのゆがみや内部基板の状態を確認します。診断は無料で、その場で見積もりをお伝えできます。
郵送での修理も可能です。お客様から端末をお送りいただき、受付後3営業日以内に修理完了、ご返送となります。注意点として、配送中の破損を防ぐため、衝撃緩衝材で十分に梱包してください。また、特商法に基づく表記は修理保証についてをご参照ください。
「修理後の保証は?」というご質問もよくいただきます。
当店では交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなどは対象外、詳細は修理保証規約でご確認ください)。お預かり時間の目安は、部品在庫がある場合で約30分〜1時間、機種によって前後します。
同じ症状でお困りの方は、関連する修理事例もご覧ください。また、iPad画面割れ修理の流れや大阪・松屋町スマエキの詳細もご案内しています。他機種の症状については同機種の他症状の修理事例も参考になります。
なぜiPhoneの画面は割れやすいのか
iPhoneのディスプレイは、ガラスとパネルの間に空気層が少なく、衝撃吸収のマージンが小さい設計です。特にエッジ部分は応力集中しやすく、ほんのわずかな衝撃でも亀裂が入ることがあります。
2019年から修理を手掛けている当店の印象では、iPhone 11以降のモデルは耐衝撃性が向上したものの、それ以前のモデル(特にiPhone 6/7/8系)は画面割れの発生率が高い傾向にあります。
液晶と有機EL、割れたときの差
| 項目 | 液晶(iPhone SEなど) | 有機EL(iPhone X以降) |
|---|---|---|
| ガラスと表示層の距離 | 約1.5mm(バックライト層あり) | 約0.3mm(直貼り) |
| 割れが表示に及ぶ割合 | 約30% | 約60% |
| 修理時の部品コスト | 低め | 高め |
まとめにかえて
iPhoneの画面割れは、構造上の特性と日常のわずかな衝撃が重なることで発生します。修理の成否は、表示パネルの状態やフレームの歪みに左右されるため、まずは分解前の診断で正確な状態を把握することが重要です。同じ症状で気になる方は、分解前のお見積もりからご相談を。
よくある質問
画面が割れてもタッチ操作はできますか?
ガラスのみの割れでタッチセンサーが無事なら操作可能な場合が多いですが、内部まで亀裂が進むとタッチ不良が発生します。無料診断で確認できます。
修理時間はどのくらいですか?
部品在庫がある場合、約30分〜1時間が目安です。機種や症状により前後しますので、来店前にお問い合わせいただくことをおすすめします。
郵送修理の場合の送料は?
弊社宛ての送料はお客様負担、返送は弊社負担となります。交換部品の保証は3ヶ月です(詳細は保証規約ページをご確認ください)。
データは消えますか?
画面交換だけの修理であれば、データは保持したまま対応可能です。ただし、基板修理や水没など重度の故障の場合は事前バックアップをご推奨します。