iPhone 5s のバッテリー膨張は、放置していると本体破損や発火に至る危険な症状です。当店では年に何件もこの相談をいただいており、来店時には既に画面ガラスが浮き始めているケースも珍しくありません。本記事では、ご来店から引取りまでの流れを時系列でまとめます。
ステップ 1:膨張に気付いたら、すぐ電源を切ってください
充電を続けると膨張が加速し、最悪の場合は発火に至ります。気付いたら下記をすぐに実行してください。
電源を切っても膨張が止まらない端末もあります。いずれにせよ、放置で良くなることはありません。
ステップ 2:来店時に膨張状態を確認
受付で本体を確認します。iPhone 5s の場合、バッテリーが格納されている左側が膨れて画面ガラスが本体から浮き上がっているケースが大半。フロントパネルの隙間からホコリ・水分が入ってしまっている場合は、内部腐食の有無もチェックします。
ステップ 3:分解工程に入ります(所要 30〜45 分)
iPhone 5s は次の手順で開きます。
- 底面のネジ 2 本を外す
- 吸盤で画面パネルをそっと持ち上げる(ガラスが弾けないよう慎重に)
- 画面側のフレキケーブル 3 本を外す
- バッテリーコネクタを切り離す
- バッテリー固定の両面テープを溶剤で柔らかくして剥がす
古い iPhone のバッテリー固定テープは経年で劣化しており、引きちぎれてしまうことがほとんどです。リチウムイオン電池は内部が空気に触れると激しく燃焼する性質があるため、無理に外すと発煙・発火の原因になります。専用溶剤で時間をかけて剥がすのが正しい工程です。
ステップ 4:新品バッテリーを装着
純正同等品の高品質互換バッテリーに交換します。装着後、コネクタを繋ぎ直して仮通電——画面が点くこと、充電マークが正常に表示されることを確認します。
ステップ 5:膨張で歪んだフレームの確認
長期間バッテリーが膨らんでいた端末は、本体フレームが歪んでいることがあります。フレームが大きく曲がっていると新しいバッテリーが収まらなかったり、画面ガラスが完全には閉じなかったりすることも。当店ではフレームの歪み補正が可能な範囲は対応します。歪みが大きすぎる場合は事前にご説明し、ご相談のうえ判断します。
ステップ 6:動作確認とお引き渡し
- バッテリー残量・充電速度の確認
- Touch ID の動作チェック
- タッチ反応・表示の確認
- 受話・スピーカーチェック
- 3 ヶ月保証書発行
膨張バッテリーで「やってはいけない」3 つのこと
- 充電し続ける——膨張が加速し、最悪は発火に至ります
- 自分で開けようとする——内部が空気に触れて燃焼する危険があります
- そのまま自宅保管する——買い替え後でも、密閉空間に放置するのは危険です
新しい iPhone を購入された場合でも、膨張した古い iPhone 5s を保管しておくのは推奨できません。携帯ショップ・家電量販店・自治体のリサイクル窓口に回収してもらうのが安全です。/sumaho/show-434.html
所要時間と保証
/sumaho/show-166.html と同時に画面交換が必要なケースもあります(膨張で画面ガラスが既に剥がれている場合)。
松屋町スマエキへのご来店
膨張は時間との勝負です。気付かれたら早めにご連絡ください。
よくあるご質問
バッテリーが少し膨らんでいるだけです。様子を見ても大丈夫ですか?
大丈夫ではありません。膨張は自然に治まることがなく、進行する一方です。火災・破損のリスクがあるため、できるだけ早く修理店にお持ちください。
iPhone 5s でもまだバッテリー在庫はありますか?
当店では旧モデルのバッテリーも切らさないようにしています。在庫状況は変動するため、ご来店前に へ確認をお願いします。
修理時間はどれくらいですか?
標準的な膨張バッテリーの交換は 30〜45 分。フレームの歪み補正が必要な場合は前後します。
データは消えますか?
消えません。バッテリー交換は基板を取り外す作業ではないため、写真・連絡先などのデータは保持されます。ただし膨張で本体が長期間ダメージを受けていた端末は、念のため修理前のバックアップをお勧めします。
新しい iPhone に買い替える場合、古い iPhone はどうすれば?
膨張バッテリー入りの端末を自宅保管するのは危険です。携帯ショップ・家電量販店・自治体のリサイクル窓口に回収してもらってください。