先日もiPhone 13 Proをお持ちのお客様から「昨日まで普通に使えていたのに、朝起きたら画面に細い縦線が3本出ていた」というご相談をいただきました。落とした覚えもないのに突然ラインが出ると、本当に焦りますよね。当店では月に5〜6件、こうした縦線・横線のお問い合わせをいただいており、症状によって対応方法が変わります。今回はよくいただく質問を、当店スタッフの実例を交えてQ&A形式でまとめておきました。
画面に縦線が出ている場合、画面交換で直りますか?
多くのケースで画面交換により改善します。縦線の原因は液晶パネル内部の信号配線(ゲートライン)の断線や、コネクタ部分の接触不良であることがほとんど。当店の経験上、自然発生した縦線の8割前後は画面ユニット交換で症状が消えます。

ただし注意点として、画面ではなく基板側の表示ICが原因のケースも稀にあります。診断時に仮の画面を取り付けて検証し、それでも線が残るようであれば基板修理を別途ご提案する流れです。同じ症状の他事例でも、診断後に方針が変わったケースを紹介していますので参考にしてみてください。
縦線と横線が同時に出る原因は何ですか?
縦と横が同時に出ている場合、液晶パネルそのものの故障、または画面と基板を繋ぐフレキシブルケーブルのダメージが疑われます。先月お預かりしたiPhone 12のお客様も、最初は縦に1本だったのが3日で横線も加わり、お持ち込み時には画面の3割が虹色のように荒れた状態でした。
こういう時は症状が進行している証拠ですので、できるだけ早めの対応をおすすめしています。横線が出始めると、タッチ操作の精度も落ち始めることが多いようです。当店では分解前に無料お見積もりをお出ししていますので、まずは現状を見せていただくのが第一歩となります。
落下後ではなく自然発生の縦線でも修理は可能?
もちろん対応可能です。むしろ落下歴のない自然発生のラインの方が、画面ユニット単体の交換で済むケースが多い印象です。経年劣化、夏場の高温環境、充電中の発熱の積み重ねなどで、内部の配線が徐々に弱っていくのが主な原因。
自然発生だと「これメーカー保証で直らないかな」とお考えになる方もいらっしゃいますが、購入から1年以上経った端末では保証対象外となるケースが大半。修理料金の目安のページで機種別の対応内容をご確認いただけますので、Apple窓口に行く前にご一読を。
縦線の幅・色で故障の重症度が分かりますか?
ある程度は判断できます。当店スタッフが2019年の創業以来見てきた中での経験則をお伝えしますね。
細くて薄い1ピクセル幅の白線・黒線が1〜2本:液晶ドライバの軽度な不調、画面交換でほぼ改善。ピンク・グリーン・ブルーなど着色した縦線:液晶素子の信号異常、画面交換で改善する見込みが高い。太くて滲むような帯状の線、または虹色のグラデーション:液晶層の物理的損傷、画面交換が前提です。画面の半分が真っ白・真っ黒で線が混在:基板側のディスプレイIC不良の可能性も併存。
とはいえ目視判断には限界がありますので、診断で実機を見させていただくのが確実でした。
修理を遅らせるとどう悪化しますか?
体感として一番大きいのは「線が増える」「タッチが効かなくなる」「画面が真っ暗になる」という3段階の進行です。最初は1本だった縦線が、1週間後には5本になり、2週間で半分以上が見えなくなった、というお客様も実際にいらっしゃいました。
さらに、画面が完全に見えなくなる前にバックアップを取れない状態になるリスクが心配なところ。LINEのトーク履歴や写真を救出できなくなる前に、お早めにご相談いただくのが理想となります。iPad画面割れ修理の流れでもデータ保護の流れを案内していますので、iPhoneでも基本は同じ考え方で対応しています。
縦線が出始めたら基板に影響しますか?
多くの場合、縦線そのものは画面ユニット内で完結する症状ですので、基板への直接的な影響は限定的です。ただし、画面が異常な動作をしている時は、その不安定な信号を基板側のICが処理し続けることになります。
長期間放置するとディスプレイ周りのIC負荷が高まるおそれがあるため、当店では「画面の症状が出てから2週間以内」を目安にご相談いただくよう案内しています。修理ブログ一覧でも、放置による二次故障の事例をいくつか紹介しております。
画面修理で完全に消える縦線と消えない縦線の違いは?
消える線:画面ユニット側に原因がある縦線・横線。当店経験上、自然発生のもののうち多くは画面交換で症状が解消しました。消えにくい線:基板側のディスプレイ駆動IC、PMIC(電源管理IC)の不調が絡んでいる線。画面交換だけでは改善せず、基板修理を組み合わせる必要が出てきます。
当店では分解診断時に画面を仮付けして検証する手順を取っていますので、画面交換で直るかどうかを事前にお伝えしてから本作業に進む流れ。お見積もり提示後のキャンセルも可能です(ただし分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。
当店へのご相談について
大阪・松屋町の大阪・松屋町スマエキでは、来店修理に加えて全国からの配送修理にも対応しています。営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)、店舗は地下鉄松屋町駅から徒歩すぐ。画面の縦線・横線でお困りの方は、お問い合わせフォームから症状の写真を添えてご連絡いただけますとスムーズです。お預かり時間は画面交換で約60分目安(在庫・混雑により前後)、機種・症状によっては当日返却可能なケースもあります。交換した部品には3ヶ月の動作保証をお付けしています(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)。
よくある質問
突然出た縦線でもデータは残ったまま修理できますか?
ほとんどの画面交換修理ではデータを保持したまま対応可能です。ただし基板側に原因が及んでいる場合は事前バックアップを推奨しています。
iPhone 13 Proの画面修理にはどれくらい時間がかかりますか?
在庫がある状態で約60分目安、混雑状況や追加診断が必要な場合は前後します。詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。
縦線が1本だけ出ています。様子を見ても大丈夫ですか?
経験上、1本から数日で増えるケースが多いため、2週間以内のご相談をおすすめしています。早期対応で画面交換のみで済む可能性が高まります。
配送修理でも縦線の症状に対応していますか?
はい、全国から配送修理を受け付けております。お問い合わせフォームから症状をお知らせいただければ、発送方法と流れをご案内いたします。