iPhone 11 Pro Max screen-crack 修理事例

立ち読み中の経済紙と一緒に滑った 38 歳所長さまの相談

先日、大阪市天王寺区で税理士事務所を営まれている 38 歳の男性所長さまが、ご来店くださいました。朝のラッシュの環状線車内で、経済紙を立ち読みしながら相場をチェックしていた最中、新聞紙ごと iPhone 11 Pro Max が手から滑り、床に一直線。降車駅までの数駅、踏まれないように足元で囲いながら冷や汗をかいた、とのことでした。

拾い上げると、画面は右下から左上に向かって放射状にヒビ。タッチは部分的に反応するものの、Face ID 認証画面で指を滑らせると下半分でカーソルが暴走するような挙動。仕事の請求書 PDF や顧問先とのチャットが日中ずっと飛び交う端末ですから、午後の打ち合わせまでに何とかしたい、というご希望でした。

「松屋町に修理屋さんがあるとネットで見て、谷町線で一駅ですから来てみました」と所長さま。当店、瑞興株式会社が運営する 大阪・松屋町スマエキ は 2019 年から地下鉄谷町六丁目駅すぐの場所で営業しており、松屋町筋沿いの問屋街エリアでは数少ないスマホ修理専門店となります。

受付カウンターでの初期診断 ─ ガラスだけか、液晶まで影響しているか

お預かりして最初に確認するのは、ヒビがガラス層だけなのか、それとも内側の有機 EL パネルにまで及んでいるかです。iPhone 11 Pro Max は前面が一枚の強化ガラスですが、その下に液晶ではなく OLED パネルが貼り合わされている構造。表面のヒビ程度に見えても、実は内部のフレキケーブルが引っ張られて表示がおかしくなるケースが、当店の月間集計で 3〜4 件は出ております。

所長さまの端末を白背景・黒背景・カラーバーの順に切り替えてチェックしたところ、画面右下の縦帯にうっすら緑のラインが浮かんでおりました。これは OLED の特定ラインに通電異常が起きている兆候で、放置すると数日で帯が広がっていくパターン。タッチ暴走と合わせて、表示パネル一式の交換が妥当という診断結果になりました。

分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルもお受けしております(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。料金は機種・症状によって異なりますので、詳しくは 修理料金の目安 ページからお問い合わせください。所長さまにも工程と保証内容をご説明し、その場でゴーサインをいただきました。

実際の作業工程 ─ 加熱開封から動作確認まで約 1 時間の流れ

iPhone 11 Pro Max の画面交換は、当店では作業台でだいたい 60 分前後をお預かり時間の目安としております(在庫・混雑状況により前後します)。同じ症状の他事例については 同じ症状の他事例 もまとめておりますので、流れの参考にどうぞ。

工程はざっくり次の通り。まずペンタローブネジ二本を緩めてから、専用ヒーターで本体下端のシール部を 70 度ほどに温め、糊を柔らかくします。冷えた状態で開けようとするとフレームが歪み、最悪フレキを噛み込んで二次破損に繋がるため、ここは焦らず数分待つ。これが当店のこだわりです。

続いてピックを画面と筐体の隙間に滑らせ、左→上→右の順で糊を切り離していく。下端は Face ID と画面下部フレキが集中している危険地帯ですので、ここだけは触らずに上開きで持ち上げる方法をとります。バッテリー端子と画面側フレキ三本を外し、Face ID とイヤースピーカーモジュールを丁寧に元画面から移植。これらは Apple の純正ペアリング情報を持っており、移植を間違えると Face ID が二度と動かなくなるシビアな部品でした。

新品互換パネルに移植したら、仮組みで起動確認。ホワイトバランス、明るさ、True Tone、3D Touch 相当の触覚フィードバック、マルチタッチを 10 点同時押しでチェックし、一通り問題ないことを確かめてから、新しい防水テープを枠周りに貼り直して本締め。最後に技術基準適合確認のうえお引渡しという段取りです。なおバッテリーや基板そのものに損傷がなかったため、データはそのまま残せました(基板修理・水没等の重度故障は事前バックアップを推奨しております)。

仕上がり確認とお引渡し ─ 仕事道具を午後の打ち合わせに間に合わせる

所長さまには近所の喫茶店でランチを取っていただき、戻ってこられた頃にはちょうど作業完了。Face ID の再登録、画面の輝度自動調整、緊急 SOS 動作、通話マイク・スピーカーの音量チェックまでお客様ご自身でも確認いただきました。「文字が滲まなくなって、PDF の細かい数字がちゃんと読める」と笑っておられたのが印象的でした。

交換した部品に対しては 3 ヶ月の動作保証を付けております(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)。万一表示や反応に不具合が出た場合は、保証期間内であれば再点検いたしますので、いつでもお持ちください。所長さまには予備として薄手の TPU ケースとガラスフィルムをご提案。「鞄に放り込むより、新聞と一緒の手の中が一番危ない」という今回の教訓を、ご本人と笑って共有しました。

当店では iPhone だけでなく iPad のガラス破損もよくお受けしております。お子さまの学校支給端末から、店舗で使う注文用 iPad まで様々。流れをご覧になりたい方は iPad画面割れ修理の流れ をご参照ください。他の事例については 修理ブログ一覧 に随時追加しております。営業は 10:00〜19:00、水曜定休。地下鉄谷町六丁目駅から徒歩数分、松屋町筋を南に下った住吉 6-26 にてお待ちしております。

よくある質問

落下で画面が割れた iPhone 11 Pro Max は、データを残したまま画面交換できますか。

ほとんどの画面割れ修理では、本体内部の基板やストレージを触らずに表示パネルだけを交換するため、データはそのまま保持できる対応となります。ただし基板まで歪みが及んでいる重度ケースや水没を伴う場合は、念のため事前バックアップを推奨しております。

見た目はヒビだけですが、修理は必要ですか。

表面のガラスにしかヒビが無いように見えても、内部の OLED パネルやタッチセンサーフレキにダメージが入っている事例が当店では月に 3〜4 件あります。指のケガ防止と内部部品保護の観点から、早めの点検をおすすめしております。

預かり時間はどれくらいですか。

iPhone 11 Pro Max の画面交換は、当店の目安として作業台で約 60 分前後となります。在庫・混雑状況により前後しますので、ご来店前にお問い合わせフォームから事前のご連絡をいただけるとスムーズでした。

修理後の保証はありますか。

交換した部品に対して 3 ヶ月の動作保証をお付けしております。表示の不点灯、タッチ不良、Face ID 認識不良など部品起因の症状はお引渡し後も再点検対応となります(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外)。

営業時間と場所を教えてください。

営業時間は 10:00〜19:00、水曜定休。場所は〒540-0017 大阪市中央区松屋町住吉 6-26、地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」駅から徒歩圏内です。郵送での配送修理にも対応しております。