先日、iPhone Xの画面を落として割ってしまったお客様が来店されました。右下から放射状に広がるクラック、タッチも一部効かない状態。よくあるパターンです。

iPhone Xの画面構造
iPhone XからAppleは有機EL(OLED)ディスプレイを採用しました。それまでのiPhone 8までのLCDとは根本的に構造が異なります。OLEDは自発光方式で、バックライトが不要。その分薄く、コントラスト比が高く、黒が締まります。しかし衝撃に弱い面もあり、当店実績では月に3〜4件はOLEDの割れ修理が入ります。特に角からひび割れが入るケースが多く、タッチパネルとガラスが一体になった一体型アセンブリのため、修理にはアセンブリごと交換が必要です。
「有機ELってよく聞くけど、何が違うの?」という質問、よくあります。
簡単に言うと、液晶(LCD)はバックライトで背後から照らすのに対し、有機ELは各画素が自ら光る。そのため、同じ明るさでも消費電力が低く、画面を薄くできる。ただし、有機材料は水分や酸素に弱く、製造コストが高いというデメリットも。
修理工程の実際|分解から組付けまで
修理の流れを説明します。まずは電源を切り、底部の2本のネジ(Pentalobe)を外します。次に吸盤と開口ピックでディスプレイを浮かせ、ケーブルを丁寧に分離。バッテリーコネクタを先に外すのが鉄則です。旧ディスプレイを取り外したら、新アセンブリを接続し、動作確認。ここでタッチと表示の全点灯チェックを行います。問題なければ、耐衝撃性を考慮して両面テープを貼り直し、フレームに圧着。当店の経験では、交換作業そのものは約30分目安(在庫・混雑により前後)。ただし、バックパネルにゆがみがある場合、修正にさらに時間がかかることもあります。
このお客様の場合、修理時間は約40分でした。「思ったより早くて助かった」と喜んでいただけました。
実は、iPhone XのOLEDディスプレイはAppleの修理プログラムが高額なため、社外品の交換が一般的になっています。ただ、社外品には品質にばらつきがあり、当店では信頼できるサプライヤーからの部品を使用。交換後は技術基準適合確認を目安として行い、お引渡ししています。
有機EL vs LCD|どちらを選ぶべき?
iPhone Xの修理では、純正同等のOLEDとコストを抑えたLCDの2種類をご用意しています。LCDはバックライト式のため厚みが増し、画面が少し浮く可能性がありますが、安価です。当店実績では、予算重視の方はLCD、画質を重視する方はOLEDを選ばれる傾向にあります。ただし、LCDはOLEDに比べて色再現性や視野角で劣る点をご承知おきください。
「どっちがいい?」と聞かれることが多いですが、ご使用状況によります。
Netflixや写真編集など画質を重視されるならOLED一択。一方、通話やLINEがメインならLCDでも十分。当店では両方のデモ機をご用意しており、実際に触って比較いただけます。料金は機種・症状によって異なります。詳細は他の修理メニューをご覧ください。
修理後の注意点
交換後、最初の24時間は衝撃を避け、水濡れにご注意ください。粘着テープが概ね硬化するまで6時間〜24時間程度かかります。付属の説明書にも記載していますが、交換部品には3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用者都合のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)が付帯します。修理後はご来店の流れもご確認いただければ幸いです。
まとめにかえて。
iPhone Xの画面割れは、構造上OLED特有のデリケートさがありますが、正しい知識と適切な部品選びで安全に修理可能です。分解前の無料見積りから承っていますので、同じ症状でお困りの方はお見積もりのお問い合わせからご相談ください。また、修理料金の目安や修理事例ギャラリーもぜひお試しください。その他、修理ブログ一覧も定期的に更新しています。
よくある質問
iPhone Xの画面修理にどれくらい時間がかかりますか?
当店では交換作業のみの場合、約30分目安です(在庫・混雑により前後)。分解前の無料見積りからお気軽にどうぞ。
有機ELとLCDの違いは何ですか?
有機EL(OLED)は自発光で黒が締まり、消費電力も低いですが高価です。LCDはバックライト式で安価ですが、厚みが増し色再現性で劣ります。
修理後に保証はありますか?
交換部品に対して3ヶ月の動作保証を提供しています(落下・水濡れなど使用者都合のトラブルは対象外。詳細は保証規約ページ)。
郵送での修理依頼は可能ですか?
はい、配送修理も受け付けております。特商法表記ページをご確認の上、お問い合わせフォームよりご連絡ください。