失敗の経緯
先日、30代の男性がiPhone 7を片手に当店に駆け込んできました。画面は見事にひび割れ、しかもタッチがまったく効かない状態。「実はネットで部品を買って自分で交換しようとしたんですが…」と苦笑い。よく聞くと、純正ではない液晶パネルをAmazonで購入し、自宅でYouTube動画を見ながら作業したとのこと。ところが、静電気対策をせずに内部に触れたためか、Touch IDケーブルを破損。さらに、液晶フレームを無理にこじ開けたせいで、バッテリーコネクタ周辺の基板にもダメージが出ているようでした。

「これ、もう直らないんじゃ…」
正直なところ、ここまで酷い状態だと修理が難しいケースもあります。しかし当店では、基板修理の技術も持っているため、まずは診断からスタート。分解して確認すると、液晶コネクタのソケットが少し浮いていて、バッテリーのフレキも一部断線しかけていました。
「月に3~4件は、こういうDIY失敗の端末が持ち込まれます」
お客様は「まさか自分がやるとは思わなかった」と落ち込み気味。しかし、当店の実績では、こうしたケースでも約8割は修理可能です。大切なのは諦めずにプロに相談すること。今回は液晶アセンブリの交換と、Touch IDケーブルの再接続、およびバッテリーコネクタの修理が必要と判断しました。
被害状況
診断の結果、被害は思ったより広範囲でした。画面割れそのものは大きくなくても、内部のフレキシブルケーブルに数カ所のダメージ。特にタッチセンサー用のケーブルが断線しかけており、これがタッチ不能の原因でした。また、バッテリーコネクタの足が少し曲がっていて、接触不良を起こしていました。
「このまま放置したり、さらにいじったりしていたら、基板まで逝ってたかもしれません」
当店では、まずは正確な診断が命。お客様には「分解前のお見積もりは無料」なので、まずは安心して預けてほしいと伝えています。料金は機種や症状によって異なりますので、正確な見積もりはお問い合わせください。
修理での回復
修理作業にかかった時間は約40分。液晶アセンブリを高品質な純正同等品に交換し、Touch IDケーブルを慎重に再接続。バッテリーコネクタの曲がりは、マイクロドライバーで丁寧に修正しました。「実はこの作業、普通の修理店では断られることも多いんですよ。基板レベルの修理ができないと、『基板交換で○万円』と言われるケースも。」
「直った!」
お客様は動作確認のため、画面をスワイプしながら「自分でやらなきゃよかった」としきりに反省。当店では、交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は修理保証について)をお付けしています。また、修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。
今回の修理では、データはほとんど保持されました。ほとんどの修理でデータは消えませんが、基板修理や水没など重度の場合は事前バックアップ推奨です。
今後への教訓
今回の事例から、DIY修理を諦めるべき3つのポイントをお伝えします。一つ目は工具の精度。ホームセンターの安物ドライバーではトルクが合わず、ネジを舐めたり内部を傷つける原因に。二つ目は静電気対策。冬場の乾燥した部屋で作業すると、ちょっとした摩擦で基板が破壊されます。三つ目は認証付き部品の調達難易度。iPhoneではTouch IDやFace ID、バッテリー管理ICなどが本体と紐づいており、非純正部品では正常動作しないことが多いです。
「じゃあ、もう自分ではやらない方がいいんですね?」とお客様。そうとは限りませんが、少なくとも壊れても自己責任だと理解した上で挑戦するべきです。当店では、無料見積もりからキャンセルも可能なので、まずは相談してみてください。
今回の修理事例は修理ブログ一覧にも掲載しています。また、同じ症状の他事例や大阪・松屋町スマエキの詳細もご覧いただけます。さらに、同機種の他症状の修理事例も参考にしてみてください。
よくある質問
画面が少し割れただけでも修理したほうがいいですか?
はい、放置するとヒビが広がったりタッチ不具合が起こる可能性があります。早めの修理をおすすめします。
自分で修理しようとした端末でも修理可能ですか?
当店では、DIY失敗した端末の修理実績が豊富です。ただし、基板損傷など重度の場合は追加費用がかかる場合があります。まずは無料診断をご利用ください。
修理時間はどのくらいかかりますか?
iPhone 7の画面交換の場合、お預かり時間は約30~40分目安です(在庫や混雑状況により前後します)。
データは消えますか?
ほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能です。ただし、基板修理や水没などの重度故障は事前バックアップを推奨します。