iPhone 7 は 2016 年発売の機種で、IP67 等級の防水・防塵性能を売りにしたシリーズの最初のモデルでした。発売から年数が経ち、画面割れでお持ち込みいただく機会が今でも月に 3-4 件あります。修理そのものよりも「修理後に防水機能がどうなるか」を心配される声が多いため、当店で実際にいただいた質問を Q&A 形式でまとめました。大阪・松屋町のスマエキが 同じ症状の他事例 を踏まえてお答えします。

iPhone 7 screen-crack 修理事例

修理後に防水性能はどう変化しますか?

結論からお伝えすると、画面交換を行った時点でメーカー出荷時の IP67 等級は基本的にリセットされる、という認識でいてください。iPhone 7 の防水構造は、フレームと画面の間に挟まれた粘着性の防水テープと、各種ボタン・スピーカー口に貼られたメッシュ・パッキンによって成立しています。画面を一度開けると、この防水テープが必ず剥がれてしまう仕組みになっているのです。

当店では交換時に専用の防水テープを再施工していますが、それでも工場出荷時と完全に同じ密閉性を再現するのは構造上難しいというのが、整備業界では一般的な見解です。修理後は「日常の小雨や手汗には対応できるが、水没を前提にしてはいけない」という感覚が現実的でしょう。

防水テープの再施工は必須ですか?

当店ではすべての iPhone 7 画面割れ修理で防水テープの再施工を標準作業として行っています。再施工をしないと、画面とフレームの間に隙間ができ、ホコリやチリの侵入リスクも高まります。これは防水だけでなく、内部基板を粉塵から守る役目もあるため、省略するべき工程ではないと考えています。

稀に「テープなしで安く済ませたい」とご相談いただくことがあるのですが、当店では基本的にお断りしています。粘着が緩い状態で長期間使用すると、画面が浮いてきて再度割れやすくなる、という二次故障につながることが経験上多いためです。

修理後の落下耐性は元と同じですか?

これも気にされる方が多いポイントです。落下耐性については、純正同等品の交換ガラスでも工場出荷時の強化ガラスとほぼ同等の硬度を持つ製品を使用しています。ただし、画面とフレームを固定している防水テープの粘着が完全に均一にはならないため、ごく稀ですが、強い衝撃を受けたときに画面が外れやすい個体も出てきます。

先日も iPhone 7 の画面交換をされたお客様が、3 ヶ月後に膝の高さから落下させてしまい、ガラスは割れていないのに画面の右上だけ少し浮いた状態で来店されました。再施工で対応しましたが、こうしたケースを避けるために、修理後はケースとガラスフィルムの併用を強くお勧めしています。

純正同等品交換と Apple 純正修理で防水性能の差は?

Apple 純正修理(Apple Store または正規プロバイダ経由)の場合、修理後に防水テストを行ったうえで返却される、という運用が公式サイトで案内されています。一方、当店のような街の修理店では、テスト機材の都合上同等の検査までは行えないのが実情です。

ただし、当店では交換後にカメラ周り・スピーカー口・ホームボタン周辺の密閉性を目視と感触で確認し、必要に応じて追加でパッキンを再施工しています。価格や納期、データ保持の観点で街の修理店をお選びいただくお客様も多く、用途に合わせて選択していただくのが良いと思います。詳しくは 修理料金の目安 ページをご参照ください。

修理後にお風呂や水まわりで使っても大丈夫ですか?

これは明確にお止めしています。修理の有無にかかわらず、Apple 公式も「IP67/IP68 等級は経年劣化する」と注意喚起しているとおり、湿気の多い環境で常用するのは避けたほうが無難です。

当店では修理後のご案内時に「お風呂、サウナ、プール、海水浴は持ち込まないでください」と必ずお伝えしています。特に温泉成分や塩水は防水テープの粘着を急速に劣化させるため、たとえ短時間でも内部に浸水するリスクが高まります。経験上、水濡れ後の基板修理は画面割れより難易度・時間ともに大幅に増えるため、予防が一番の対策となります。

防水ケースの併用は推奨されますか?

キャンプや釣り、海辺のレジャーで使われる方には、市販の防水ケース併用をお勧めしています。完全密閉型のジップロック式ケースや、専用の防水ポーチを使うことで、修理後の iPhone 7 でもアウトドア環境で扱いやすくなるからです。

ただし、防水ケース自体にも経年劣化があり、パッキンが硬化していると密閉性が落ちます。新品のケースを毎シーズン使う、というスタイルが現実的でしょう。普段使い用には防滴程度のシリコンケース、特殊な環境用には専用防水ケース、というように使い分けるのが当店としての提案となります。

防水テスト基準 (IP67/IP68) は修理後も維持されますか?

厳密に言うと、街の修理店で画面交換を受けた時点で、メーカーが認証した IP67 等級そのものは保証外となります。これは正規修理であっても、交換した個体に対して再認証を取る訳ではない、という業界共通の前提なのです。

当店では「日常生活レベルの防滴性能は再現できるよう努めますが、水没や水中撮影を前提にされる場合は新しい機種への買い替えをご検討ください」とご案内しています。iPhone 7 は発売から年数が経過しており、バッテリーや基板側の経年劣化も無視できません。画面修理を機に総合的なメンテナンスをご検討されるお客様も多いです。同じ画面割れの記事は 修理ブログ一覧 にも掲載しているので、よろしければご覧ください。なお iPad の画面割れも対応しており、流れは iPad画面割れ修理の流れ をご参照ください。

iPhone 7 は登場から 9 年経過した機種ですが、バックアップ用や子供用の連絡デバイスとして使われている方も多く、当店では今でもご相談を多くいただきます。画面割れだけでなく、修理後の使い方まで含めてご相談いただけるのが街の修理店の強みです。分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。交換した部品に対して 3 ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)もお付けしています。 大阪・松屋町スマエキ は 10:00〜19:00 営業(水曜定休)、来店修理だけでなく郵送配送修理も承っています。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

よくある質問

iPhone 7 の画面交換は何分くらいで終わりますか?

機種・症状によって前後しますが、当店の iPhone 7 画面交換はお預かり時間 30 分目安(在庫・混雑により変動)です。当日返却可能なケースもあります。

修理後すぐに水で濡らしても問題ないですか?

防水テープが完全に密着するまで 24 時間ほど時間を置くことを推奨しています。修理後すぐに水まわりで使うのは避けてください。

データはそのまま残りますか?

ほとんどの画面交換修理でデータを保持したまま対応可能です。基板修理や水没を伴う重度故障の場合は事前バックアップを推奨します。

iPhone 7 のような旧機種でも部品在庫はありますか?

当店では iPhone 7 の純正同等品ガラスを月に 3-4 件分の頻度で取り扱っており、多くのケースで在庫対応可能です。来店前にお問い合わせフォームから事前確認いただくとスムーズです。