
朝の通勤ラッシュで起きた落下事故
先日、当店に40代の男性のお客様がご来店されました。大阪市中央区にお勤めの銀行員さまで、毎朝決まった電車で出勤されているとのこと。事故が起きたのは平日の朝8時前、いつもの駅ホームでした。
「満員電車から降りようとしたら、後ろから押されてしまって。手に持っていたiPhoneがそのままホームに落ちたんです」とお客様。拾い上げたときには既に画面の右上から放射状にヒビが広がっており、タッチ操作も一部反応しなくなっていたそうです。機種はiPhone 12 Pro Max、ご購入から2年半ほど経過しているとのことでした。
その日は大事な顧客対応の予定があり、社用の連絡もすべて私物の端末で受けているため、夕方までに何とかしたいとお問い合わせフォームからご相談くださいました。当店はちょうど松屋町住吉の交差点近くにあり、地下鉄長堀鶴見緑地線の松屋町駅から徒歩数分。お昼休みにご来店いただける距離だったのが幸いでした。
正直なところ、こうした「電車での落下」のご相談は月に3〜4件は受けます。スマエキは2019年から大阪・松屋町でスマートフォンとタブレットの修理を専門に対応しており、iPhone 12 シリーズの画面交換は今でも依頼の多い機種でした。
店頭での診断と症状の切り分け
お預かりして最初に行うのは、外傷だけでなく中身まで影響が及んでいないかの確認です。今回のiPhone 12 Pro Maxは、ガラス面右上のヒビが画面中央付近まで伸びており、タッチ反応の死角が縦に一筋できていました。同じ症状の他事例と比較しても、落下角度的にはよく見るパターンでした。
液晶そのものは生きていて表示は正常、Face IDも問題なし、フレーム歪みも目視と定規で確認したところ気になるレベルではありませんでした。お客様に画面を見ていただきながら「外側のガラスと液晶ユニットの交換で復旧できそうです。中の基板やバッテリーには異常は見当たりませんでした」とお伝え。
診断にかかった時間は15分ほど。分解前のお見積もりは無料で、提示後のキャンセルも可能とご案内しています(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。お客様も内容にご納得いただけたので、そのまま修理に進めることになりました。
ちなみにこの段階で、ほとんどの修理ではデータを保持したまま対応可能なことをお伝えしています(基板修理・水没等の重度故障の場合は事前バックアップ推奨)。今回は画面ユニットの交換で済むケースでしたので、データはそのままで問題ありませんでした。
iPhone 12 Pro Max の画面交換工程
iPhone 12 Pro Maxの画面交換は、機種としてはオーソドックスな部類に入ります。ただ、5.5世代のiPhoneと比べて防水パッキンの取り扱いが繊細で、組み付けの際に枠の浮きが出やすい印象があります。経験上、最も気を遣うのはケーブルコネクタ周りでした。
まず本体下部のペンタローブネジを外し、ヒートガンで防水接着剤を温めながらディスプレイをそっと持ち上げます。Face IDモジュールに繋がるフレキは非常にデリケートで、無理に引っ張ると認証機能が失われるため慎重に。次にバッテリーコネクタ、ディスプレイコネクタを順に切り離し、旧パネルを外しました。
新しい画面ユニットへ移植するパーツは、イヤースピーカー、近接センサー、Face ID関連の部品。ここを丁寧に移植しないと、スピーカーから音が出ない、画面の自動オフが効かないといった二次トラブルにつながります。今回も顕微鏡下でひとつずつ位置決めを行いました。
組み付け後、新しい防水パッキンを枠に圧着し、表示と全領域のタッチを確認。Face IDの登録解除→再登録テストもパスし、加速度センサー・近接センサー・自動回転すべて正常動作を確認しました。お預かりから1時間半ほどで作業自体は完了。お客様には事前に「機種・症状によっては当日返却可能なケースもあります」とお伝えしていたとおり、お昼にお預かりした端末を当日のうちにお戻しできました。
修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。交換した画面ユニットには3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)をお付けしました。
仕上げと、お客様にお伝えしたこと
お客様が夕方ご来店されたとき、開口一番「画面、見違えるほど綺麗になりましたね」と笑顔で言ってくださいました。返却前にこちらでもう一度、お客様の目の前でロック解除→Face ID→アプリ起動→通話テストまで通して動作確認。納得いただいたうえでお会計に進みます。
料金は機種・症状によって異なりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。今回は画面ユニット交換のみでしたので、目安として比較的シンプルな案件でした。修理料金の目安もご参考にどうぞ。
お渡し前に一点だけお伝えしたのは、再発防止の話。「iPhone 12 Pro Maxは6.7インチクラスの大きな端末で、片手操作中の落下リスクが高めです。ケースとガラスフィルムの併用、特に四隅にエアクッションのあるタイプをおすすめしています」と。お客様も「次は絶対ケース付けます」と笑っておられました。
当店は大阪市中央区松屋町住吉6-26、営業時間は10:00〜19:00、水曜定休でやっております。来店修理だけでなく、郵送での配送修理にも対応していますので、遠方の方や日中お時間が取れない方もお気軽にどうぞ。Apple端末以外にも、iPad画面割れの事例は別記事にまとめています。iPad画面割れ修理の流れもあわせてご覧ください。
過去の事例は修理ブログ一覧にもまとめてあります。同じiPhone 12 Pro Maxでも、落とし方や使い方によって症状はさまざま。お困りごとは大阪・松屋町スマエキまでご相談くださいませ。安心してお預けいただけるよう、私たちも一件一件丁寧に向き合っております。
よくある質問
iPhone 12 Pro Maxの画面割れは即日で対応してもらえますか?
機種・症状・在庫状況によっては当日返却可能なケースもあります。混雑状況により前後しますので、まずはお問い合わせフォームよりご相談ください。当店は大阪・松屋町で10:00〜19:00(水曜定休)で営業しております。
画面交換でデータは消えますか?
ほとんどの修理でデータを保持したまま対応可能です。今回のような画面ユニットのみの交換であればデータはそのまま残ります。ただし基板修理や水没など重度故障の場合は事前バックアップを推奨しております。
画面割れを放置するとどうなりますか?
経験上、ヒビから液晶が浸食して表示不良に進むケースや、内部に微細なガラス片が入り込んでタッチセンサーを傷めるケースを見てきました。Face IDなど周辺機能にも影響が出る前の段階で、早めの修理をおすすめしています。
修理後の保証はありますか?
交換した部品に対して3ヶ月の動作保証をお付けしています(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページをご確認ください)。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。
郵送での修理依頼はできますか?
対応可能です。遠方の方や日中お時間が取れない方からのご依頼も承っております。お問い合わせフォームから配送修理ご希望の旨ご記載ください。