AQUOS R8の水没修理は、防水設計であるがゆえに独特の難しさがあります。IP68等級の防水性能は新品状態での話。経年劣化や微小な衝撃でシールが破れると、内部に水分が浸入します。実は当店、月に3〜4件はこのケースで水没修理のご相談をいただきます。
防水構造の限界と水没のメカニズム
AQUOS R8は接着剤とガスケットで密閉されていますが、温度変化や落下による変形で隙間が生じます。特に充電ポート周りは消耗品。水没後すぐに電源を切らずにいると、基板のパターン間で電解腐食が進行します。腐食の速度は水分の純度や温度に左右され、真水よりも海水やジュースの方が格段に危険です。経験上、48時間以内であれば腐食を最小限に食い止められるケースが多いです。
診断 – 腐食の程度を見極める
当店ではまず、基板を光学顕微鏡で観察します。腐食の範囲が狭い場合は超音波洗浄で対応できますが、スルーホール内部まで腐食が進行していると、パターン修正が必要になります。先日お預かりした端末は、電源IC周辺が白く変色していました。その後、約2時間かけて洗浄と部品交換を行い、無事復旧しました。
| 腐食レベル | 症状 | 修理方法 |
|---|---|---|
| 軽度 | 電源は入るが一部機能異常 | 超音波洗浄+乾燥 |
| 中度 | 電源が入らない | 洗浄+腐食部品交換 |
| 重度 | 基板パターン断線 | ジャンパー線修理 |
修理の際は、ほとんどのケースでデータを保持したまま対応可能ですが、基板修理や重度水没の場合は事前バックアップをおすすめします。
修理プロセスと所要時間の目安
水没修理の標準的な流れは、分解→洗浄→乾燥→動作確認。軽度なら30分程度で終わることもありますが、中度以上では基板のクリーニングや部品交換が必要で、2〜3時間見込んでください。当店では分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。
配送修理にも対応しています。詳しくは配送修理のご案内をご参照ください。
保証と注意点
交換した部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は保証規約ページ)。修理後は技術基準適合確認のうえお引渡しいたします。
水没修理に関する詳細な事例は、関連する修理事例でもご紹介しています。また、Galaxyシリーズの水没修理についてはGalaxy水没修理のご相談をご覧ください。
大阪・松屋町で水没修理をお考えなら、大阪・松屋町スマエキへ。営業時間は10:00〜19:00(水曜定休)、創業2019年の実績があります。