有機ELディスプレイの基本構造
iPhone Xから採用された有機EL(OLED)ディスプレイは、従来の液晶(LCD)と比べて薄型・高コントラストが特徴です。しかし構造上、ガラスカバーと有機発光層が一体化しており、衝撃に弱い面があります。当店に持ち込まれる端末の約70%は、このガラス層にひびが入った状態です。

実は今日も、朝一番でお客様がiPhone Xを抱えて来店されました。「ポケットから出すときに落とした」とのこと。確認すると、右下から斜めにクラックが走っていました。
画面割れが発生するメカニズム
iPhone Xのガラスは強化されていますが、角からの落下に弱い設計です。フレームが薄く、衝撃が直接ガラスに伝わります。月に3-4件の修理依頼のうち、8割は角打ちによるもの。割れ方にもパターンがあり、放射線状に広がるものや、線一本で止まるものまで様々です。
割れたままだとタッチ感度が低下することがあり、放置すると内部の有機EL層にまでダメージが及ぶケースもあります。例えば、ガラス片がパネル内に刺さると、後々ドット抜けや緑の線の原因になりかねません。
緑の線が現れる原因
有機ELディスプレイに現れる「緑の線」は、主に内部のフレキシブルケーブル損傷や有機EL層の圧迫が原因です。衝撃によってパネルの一部が剥離し、電流が不均一に流れると線状に発色します。液晶とは異なり、有機ELは線が消えにくく、時間とともに広がることが多いです。
先日のお客様も「最初は細い線だったけど、2週間で太くなった」とおっしゃっていました。この症状は当店では月に1-2件発生しています。
実際の修理事例(先日のお客様)
先日、iPhone Xの画面に緑の線が出たというお客様が来店されました。表示自体は見えるものの、線が邪魔で気になる、とのこと。診断の結果、有機ELパネルとタッチパネルが一体となったアセンブリ交換が必要と判断。お預かり時間は約1時間程度で完了しました。お客様は「思ったより早かった」と驚かれていました。
このように、多くのケースでデータは保持したまま修理可能です(基板修理や水没など重度故障は事前バックアップ推奨)。
修理方法と当店の対応
修理は基本的にディスプレイアセンブリごと交換します。iPhone Xの場合、有機ELパネル、タッチパネル、ガラスが一体化したユニットを新しいものに取り替えます。交換後は技術基準適合確認を行い、お引渡しします。
料金は機種・症状によって異なります。同じ症状の他事例もご参考ください。分解前のお見積もりは無料、お見積もり提示後のキャンセルも可能です(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。当店では交換部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は修理保証について)を付けています。
大阪・松屋町の店舗(瑞興株式会社・スマエキ)では、来店修理のほか、配送修理(郵送)も承っています。詳しくは修理料金の目安をご覧ください。
注意点とよくある質問
自分で交換用パーツを購入して修理する方もいますが、注意が必要です。非純正品は輝度ムラやタッチ不良、Face IDが使えなくなるリスクがあります。当店では品質確認済みの部品を使用しています。
よくいただく質問として、よくある質問ページにもまとめています。例えば「緑の線は放置しても大丈夫?」など。また、Galaxy水没修理のご相談にも対応しています。
その他、関連する修理事例もぜひご覧ください。
よくある質問
iPhone Xの画面割れ・緑の線は自分で修理できますか?
可能ですが、非純正部品や作業ミスにより、タッチ不良・Face ID不能・表示異常が発生するリスクが高まります。当店では純正相当の部品とノウハウで対応しています。
修理時間はどのくらいかかりますか?
ディスプレイアセンブリ交換の場合、お預かりから約1時間程度が目安です(在庫・混雑状況により前後します)。
修理後の保証はありますか?
交換部品に対して3ヶ月の動作保証を付けています(落下・水濡れ等の使用上のトラブルは対象外)。詳細は保証規約ページをご確認ください。
郵送での修理は可能ですか?
はい、配送修理も承っています。特商法に基づく表記ページを必ずご確認の上、お問い合わせフォームよりご連絡ください。