「水没したiPhoneは乾かせばいい」という誤った情報が広まっています。実際には乾かそうとする行為が内部の錆・腐食を加速させ、修理不能につながることがあります。大阪・松屋町スマエキが詳しく解説します。

「1 週間ジップロックに乾燥剤と入れておいたのですが、その後電源が入らなくなりました」というお客様がいらっしゃいました。分解して確認すると、内部にはまだ水分が残っており、金属パーツには錆が広がっていました。乾燥剤では全く乾いていなかったのです。

iPhoneの内部は「乾かない」構造

iPhoneは精密な密閉構造を持っています。これが耐水性につながる一方で、「一度入った水が出ていきにくい」という特性にもなっています。

表面張力によって水はiPhone内部のパーツに密着し、ジップロックの中でいくら乾燥剤を入れても内部の水分はほとんど蒸発しません。試験データでは最低 7 日間でもほぼ乾かないことが確認されています。

乾かそうとしている間に何が起きるか

乾燥しようとしている間も、内部では次のことが起きています。

  • 錆の進行:水没後 1 時間以内から金属パーツに錆が発生します。錆が進んだ部品は修理店でも交換・回復が困難です。
  • 腐食の拡大:水に含まれた不純物が金属接点に固着し、電気の流れを妨げます。固着した腐食物は洗浄しても完全には除去できません。
  • 雑菌の増殖:湿気と有機物が組み合わさることで、内部で細菌が増殖します。

「1 週間乾燥させたら直るかも」と思っている間に、修理難易度は日々上昇します。

正しい対処:すぐに修理店へ

水没後の最善の行動は「電源を切って修理店へ持参すること」です。乾かそうとする必要はありません。

修理店では次の専門的な処理を行います。

  1. 端末を分解して内部の水分を除去
  2. 専用クリーニング液を使って基板・接点を洗浄
  3. 乾燥機を使った内部乾燥
  4. パーツの動作確認・交換判定

この工程を水没後できるだけ早く行うことで、復旧率が大幅に上がります。まだiPhoneが動く状態なら、持参前にiCloudまたはiTunesでバックアップを取ることを最優先にしてください。重度の水没では復旧成功率が症状次第になるため、バックアップが最大の保険です。

ドライヤーも厳禁

「熱で乾かせば」という発想も危険です。ドライヤーの熱風はiPhone内部の樹脂部品を変形させ、水分を内部でさらに広範囲に拡散させます。ドライヤーを使った後に「さらに状態が悪化した」という相談も多く受けています。

水没修理の詳細は水没修理ページをご参照ください。またiPhone修理ページもご覧ください。

よくある質問

乾かす前にスマエキへ

水没したiPhoneは乾かす前にスマエキへ持参してください。大阪・松屋町の当店は 10:00〜19:00(水曜定休)営業中。iPhone 水没 修理のご相談は 06-7222-9216 まで。2019年創業・総務省登録のスマエキが復旧をサポートします。

よくある質問

乾燥剤とジップロックで水没iPhoneを乾かしました。効果はありますか?

ほとんど効果がありません。iPhoneの内部は密閉構造で、乾燥剤では内部の水分は乾きません。時間が経つほど錆・腐食が進行しているので、今すぐお持ち込みください。

ドライヤーで乾かしましたが、さらに悪化しました。修理できますか?

ドライヤーによって状態が悪化しても、修理できるケースがあります。まずお持ち込みいただき状態を確認させてください。

水没後 1 週間経ちました。修理は手遅れですか?

修理できる可能性は残っています。ただし時間が経つほど腐食が進行しており、早期対応より難しくなっています。諦めずにご相談ください。

内部の錆は修理で直せますか?

錆が発生した部品は交換が必要なことが多いです。基板上の錆については、場所と程度によっては修理不可能なケースもあります。早期対応が腐食を最小限に抑えます。

水没後にバックアップが取れなかった場合、データは救出できますか?

症状次第ですが、データ救出を試みることは可能です。基板への深刻なダメージがなければ復旧できるケースがあります。お持ち込みいただきご相談ください。