iPhone 6s(2015年)のRetina HDディスプレイは4.7インチ、1334×750ピクセル(326ppi)のIPS LCDです。このモデルのガラスはCorning Gorilla Glass(化学強化ガラス)を採用しており、当時の競合製品を上回る落下耐性を持っていました。しかし化学強化ガラスには独特の「亀裂伝播特性」があります。
Gorilla Glass の化学強化と亀裂伝播
Gorilla Glassの強度の源は「イオン交換化学強化」処理にあります。ガラスをカリウム塩溶液に浸漬し、ガラス表面のナトリウムイオン(Na⁺、小さい)をカリウムイオン(K⁺、大きい)で置換します。大きなイオンが小さなスペースに押し込まれることで、ガラス表面に「圧縮応力層」が形成されます。この圧縮応力層が外部からの引張応力に対抗し、傷つきにくさ・割れにくさを生み出します。
しかし「圧縮応力層が突破される強い衝撃」を受けると、化学強化ガラスは特徴的な亀裂パターンを示します。亀裂は「クラック先端の応力集中」により、衝撃点から放射状に伸長します。亀裂先端は鋭利な三角形の形状で、先端での応力集中係数は極めて高いため、小さな追加力で亀裂が進行します。
「下から上へ広がる」亀裂の原因——衝突点の力学
「下から広がる」亀裂パターンは、iPhone下端(コーナーまたは底部)が地面に最初に当たったことを示します。スマートフォンはポケットから落下する際、重心の関係で下端から着地することが多いです。下端の衝突点が「亀裂の起点」となり、そこから上方向に亀裂が伝播します。
特に「下半分が細かく砕けている」のは、衝突点周辺の圧縮応力場と引張応力場が複雑に交錯し、複数の亀裂が同時に伝播したためです。衝突直下の衝撃吸収(液晶層への衝撃伝達)と、ガラス表面の放射状亀裂が重なると、細かい砕け方になります。iPhone 6s修理の事例はこちらもご参照ください。
亀裂の伸長と液晶損傷の時間軸
亀裂は「静的荷重応力腐食(SCC)」という現象でも緩慢に伸長します。大気中の水分が亀裂先端と反応し(Si-O-Siの加水分解)、亀裂先端の共有結合を切断します。これにより、追加の衝撃がなくても時間経過で亀裂が伸長します。
「割れた日は使えていたが、数日後に液晶が映らなくなった」という事例の多くはこのメカニズムによるものです。温度変化(熱膨張・収縮)や、ポケット内での継続的な加圧も亀裂伸長を促進します。早期修理が推奨される最も重要な技術的理由がここにあります。修理のご案内はこちらもご確認ください。
よくある質問
Q1. 下端から割れてタッチはまだ効きます。今すぐ修理が必要ですか?
亀裂は時間とともに伸長する可能性があります。早めの修理でコストを抑えられます。
Q2. ガラスが部分的に取れてきています。危険ですか?
ガラス片での怪我リスクがあります。取れてきているなら早急に修理をお勧めします。
Q3. iPhone 6sは古い機種ですが修理できますか?
はい。パーツ在庫はお電話でご確認ください。
Q4. 修理費用の目安は?
料金は症状によって異なります。06-7222-9216 までお問い合わせください。
Q5. 液晶右下が内部が見えている状態でも修理できますか?
内部が見えていても基板が正常なら修理できます。診断後にご確認します。
iPhone 6sの画面割れ・亀裂修理は、大阪・松屋町の瑞興株式会社(スマエキ)にお任せください。iPhone 画面割れ 修理の即日対応・データそのまま・3ヶ月保証。総務省登録修理業者として2019年創業。営業時間10:00〜19:00(水曜定休)、電話番号06-7222-9216。
よくある質問
亀裂が1本だけで今のところ表示は正常です。放置してもいいですか?
SCC(応力腐食割れ)で亀裂が伸長するリスクがあります。早めの修理がコスト面でも有利です。
iPhone 6sとiPhone 7では修理費用が違いますか?
機種によりパーツ費用が異なります。機種をお伝えいただければお見積もりします。
ガラスフィルムを貼っていますが、下から割れてきました。フィルムのせいですか?
フィルムは本体ガラスへの傷は防ぎますが、強い衝撃からの保護には限界があります。フィルムが先に割れていれば、それが衝撃を一部吸収した証拠です。
修理中にTouch IDのデータは消えますか?
iPhone 6sのTouch IDデータは基板に保存されているため、画面交換では影響しません。
修理後にガラスフィルムを貼ってもらえますか?
はい。修理後のフィルム施工も対応しています。お気軽にご依頼ください。