羽曳野市からの緊急依頼
先日、羽曳野市からお客様がiPhone 7をお持ち込みになられました。症状は「電源を入れても起動しない」とのこと。実は、このパターン、ぶっちゃけかなり多いんですよ。iPhoneは古くなればなるほど、こういったトラブルに見舞われやすくなります。
詳しくお話をお聞きすると、かなり長い期間このiPhone 7を使い続けていたらしく、アプリやキャッシュ、写真などでストレージがパンパン。つまり、データ容量が限界を超えてしまっていたわけです。その積み重ねが、やっとシステムエラーとして表面化したんですね。
起動しない理由がストレージオーバーって、本当?
「え、容量が満杯だと起動できなくなるの?」と思う人も多いと思いますが、これ、実はiPhoneのシステム運用に関わる重要な問題なんです。
iPhoneのOSは、いろいろな処理をするときにテンポラリーファイルを作成したり、一時的なキャッシュを保存したりします。ところが、ストレージがフルの状態だと、こうした「一時的なデータを置く場所」がなくなってしまう。そうすると、システム全体がうまく動作しなくなって、最終的には起動できない状態になってしまう、というわけです。
まずは基板をチェック
お預かりしたiPhone 7を開けてみる前に、僕たちが必ずやることがあります。それは、電子基板の温度を測ること。なぜだと思いますか?
実は、iPhoneが長年使われていて、ストレージがいっぱいの状態だと、基板がものすごく熱くなっていることがあるんです。これって、短時間なら問題ありませんが、常に熱い状態が続くと、基板そのものが劣化してしまう。最悪の場合、基板のコンポーネント(チップやコンデンサなど)がダメになってしまうと、ソフトウェアの復旧だけでは対応できなくなります。こういう状態になると、基板修理が必要になって、手間も費用も大きく跳ね上がってしまうわけです。だから、最初の診断が超大事なんですよ。
幸い、基板はセーフ
今回のケースは、分解して温度を確認したところ、基板には目立った問題がなかったんですね。ホッと一安心。これなら、復旧作業に進めるってわけです。
そこからは、ストレージを整理して、システムを再構築するような流れで進めていきました。細かい手順は省きますが、約50分でシステムの復旧が完了。お客様もほっこりした表情で取りに来てくれました。
iPhone も人間と同じ。劣化は避けられない
修理していて思うのは、iPhoneって、ほんとに人間と似てるなってことです。新しいうちはピンピンしてますが、使い続けると、バッテリーは劣化するし、部品は疲弊していく。それは避けられない現実なんですよ。
だからこそ、できる限り長く、快適に使い続けるには、日頃のケアが大事。具体的には:
- 定期的に不要なアプリやキャッシュを削除する
- ストレージは常に余裕を持たせておく(目安として、容量の20%以上は空いていたい)
- バッテリーが減り切らないよう気をつける
- 落としたり水に浸したりしない
こういう小さな気配りの積み重ねが、端末の寿命を大きく延ばします。
万が一、トラブルが起きたら
それでも不具合が起きることはあります。iPhoneのシステム障害は、パターンが多いんです。
- リンゴループ(Appleロゴが出たり消えたりを繰り返す)
- フリーズ(画面が動かなくなる)
- ホーム画面まで行くのに、すぐ電源が落ちる
- その他いろいろ
こうした症状の多くは、ソフトウェアの復旧で対応できます。ただし、基板のデータ管理エリアが故障している場合は、そのレベルの対応では直らないことも。「あ、何か変だな」と感じたら、迷わずご相談ください。スマートフォンのシステム故障は、早期発見・早期対応が鉄則です。