iPhone 13 Pro のバッテリー交換を例に、実際の修理工程お話しします。リチウムイオンバッテリーは化学反応で劣化するため、充電サイクル500回を超えると容量が80%を下回るケースが多い。当店では月に20件以上のバッテリー交換を行っており、多くのお客様が「充電の減りが早い」「突然シャットダウンする」と来店されます。

バッテリーの劣化は単なる不便さだけでなく、最悪の場合、膨張による筐体変形や発熱リスクも伴います。特にiPhone 6以降のモデルでは、経年劣化で内部抵抗が増加し、電圧降下が発生。システムが不安定になり、パフォーマンスが強制的に低下する「パフォーマンス管理機能」が作動することも。これはAppleが公開している資料にも明記されており、バッテリー交換で改善する代表的な症状です。

iPhone 13 Pro battery 修理事例

分解時、最初に内部を確認。

バッテリーが膨張しているケースは、接着剤が劣化して剥がしにくい。加熱と専用工具で慎重に取り外します。

交換作業の流れとしては、まず液晶を固定する接着剤を加熱・軟化させ、吸盤と開口工具で液晶ユニットを開封。バッテリーコネクタを外し、バッテリー裏面の引き剥がしシートを適切な角度で引っ張る。ここでシートが切れると、アルコールや温め直しが必要になり、作業時間が30分から1時間に延びることも。当店では2019年の開業以来、この工程を標準化し、約30分(在庫・混雑により前後)で交換を完了しています。新しいバッテリーは正規品質相当品(BMS基板付き)を使用し、取り付け後はストレージテストと完全充放電チェックを実施。iOSのバッテリー健康度表示が正常に反映されることを確認します。

先日も、バッテリー膨張で液晶が浮き上がったiPhone XRをお持ちのお客様が来店。基板への影響が懸念されましたが、事前の診断で問題なし。バッテリー交換のみで無事復旧。分解前の見積もりは無料で、キャンセルも可能です(部品発注後は手数料が発生する場合があります)。

修理後は技術基準適合確認の上、お引渡し。交換した部品には<3ヶ月の動作保証>が付きます(落下・水濡れ等は対象外、詳細は修理保証についてをご参照ください)。

料金は機種・症状によって異なります。まずはお見積もりのお問い合わせフォームより、機種名とお困りの症状をお知らせください。なお、バッテリー以外の症状(液晶割れ、カメラ不調など)の修理事例は同機種の他症状の修理事例ページでご紹介しています。ご来店の際の流れはご来店の流れをご覧ください。

修理後の状態を長く維持するには、純正認証アクセサリの使用や、高温環境での充電を避けることが有効です。また、バッテリー残量が20%未満での放置は劣化を促進するため、極力避けましょう。当店ではGalaxyなど他機種のバッテリー交換も対応しています。詳細はGalaxy水没修理のご相談ページをご参照ください。大阪・松屋町にて実機確認・当日対応可能なケースも可能なケースもございます(機種・症状により前後)。

よくある質問

バッテリー交換後、iOSのバッテリー健康度はリセットされますか?

はい、交換後は正規相当品のBMS基板により健康度が100%に表示されるようになります。一部非正規品では表示が正しくならない場合がありますが、当店では品質確認済みの部品を使用しています。

バッテリー膨張に気づいたらどうすればいいですか?

すぐに使用を停止し、専門店で診断を受けてください。膨張したバッテリーは発火リスクがあり、筐体を押し上げて液晶や基板を破損させる恐れがあります。分解前の無料見積もりをご利用ください。

郵送修理は可能ですか?

はい、当店では配送修理も受け付けています。特商法表記ページに記載の条件をご確認の上、お問い合わせフォームよりご依頼ください。分解前の見積もりもメールで対応可能です。

修理時間の目安は?

バッテリー交換の場合、在庫があれば約30分程度で完了します(混雑状況により前後)。お預かりの場合は翌日以降のお渡しとなることもあります。詳細はお問い合わせ時にご確認ください。